2007年10月31日 (水) 20:09:00
日銀「展望リポート」から次の利上げ時期を占う
今日も、朝から秋晴れのいいお天気でした。しかし、夕方からは雲が広がり、明日は雨が降るとの天気予報です。また、昨日に続いて気温は下げ足を強めているような感じがします。

今日は、日銀の金融政策決定会合が開催され、政策金利である無担保オーバーナイトコール金利の誘導目標を現状の年0.5%前後に据え置くことを決めました。賛成8、反対1の多数決による決定でした。さらに、今夜のエントリーのタイトルにも使った「展望リポート」と略称される「経済・物価情勢の展望」の基本方針部分を発表しました。全文は明日の発表となります。経済見通しの要約は上の表の通りです。9人の審議委員による実質国内総生産 (GDP) 成長率の予想中央値は、2007年度については前回4月の2.1%から1.8%に下方修正したものの、2008年度は前回と同じ2.1%に据え置きました。生鮮食品を除く消費者物価については、今年度・来年度とも前回見通しよりも引き下げています。
日銀の金融政策決定会合に関して、NIKKEI.NET のニュースと日銀の発表文を以下の通り、リンクを張っておきます。
「展望リポート」の内容は、成長率についても消費者物価についても、足元の数字を少し下方修正するだけで、前回4月の見通しに概ね沿って推移しており、景気については、「海外経済や国際金融資本市場の動向など不確実な要因はあるものの、生産・所得・支出の好循環メカニズムが維持されるもとで、息の長い拡大を続けると予想される」とし、また、消費者物価についても、「目先はゼロ%近傍で推移する可能性が高いものの、より長い目でみると、プラス幅が次第に拡大する」と結論しています。要するに、見通しは下振れしているにもかかわらず、半年前から変更はないわけです。ある意味で、米国のサブプライム・ローン問題の発生を受けた後のリポートとしては強気とも考えられなくもありません。もっといえば、説明責任が果たされているかどうか、疑問視するエコノミストがいてもおかしくはないと私は思います。
なお、政策金利の引上げについては、超強気のエコノミストの中には、この「展望リポート」の発表に合わせて政策金利を引き上げるんではないか、と考えていた人もいるようですし、まだまだ、年内12月の金融政策決定会合で決めると考えているエコノミストのかなりいます。例えば、(財)経済企画協会が10月に発表したESP フォーキャスト調査によれば、半数のエコノミストが年内利上げを見込んでいましたし、今年12月に利上げと予想しているエコノミストは30人中で10人います。しかし、明らかに、経済見通しを下方修正する今日の金融政策決定会合で利上げをするハズはありませんし、原油価格も今後の方向は不透明です。
ESP フォーキャスト調査では超少数派なんですが、私は10月22日の G7 ステートメントを取り上げたエントリーでも書いたように、年度内3月までの利上げは難しいのではないかと考えています。第1の理由 は、欧米の金融機関の決算期末を迎える12月利上げが考えられないことです。30人のエコノミストのうち、10人までが12月利上げを見込んでいるのは私には大きな驚きなんですが、詳しくは10月22日のエントリーの通りです。日本の3月に当たる欧米金融機関の決算期末の直前に日銀が利上げすることは相当の覚悟が必要です。経済大国日本の金融政策の影響力の大きさを考慮すべきです。どこかの中堅以上の欧米金融機関が現在の金融市場の混乱の中で破綻を来たす可能性が決して低くない以上、日銀が金利を引き上げてそのリスクを高めるのは国際感覚の鋭いエコノミストであれば自明の理だと思います。誠に申し訳ないながら、12月利上げに vote したエコノミストの国際感覚を疑ってしまいます。第2の理由 は、今回の「展望リポート」で来年度の消費者物価見通しが4月の0.5%から0.4%に引き下げられたことです。注目しているエコノミストは少ないようですが、0.5%と0.4%ではかなり印象が違うと私は考えています。昨年3月に量的緩和政策を停止し金利に政策目標を移した際に、同時に発表された「物価安定の理解」では0-2%が物価の安定とされ、中央値は1%でした。来年度を通してこの中央値の半分に達しないというのが日銀審議委員の大勢の見通しであるとすれば、年度内に利上げを急ぐ理由はまったくありません。第3の理由 は、ねじれ国会で日銀総裁・副総裁の同意人事が年明けにも審議されることです。よほど特殊な経済情勢の変化がない限り、この国会同意人事が無事に決着するまでは、日銀は金融政策を変更するインセンティブを持たないような気がします。それでも利上げすれば、ある意味で、立派と言えるかもしれませんが、無茶はしないような気がしてなりません。第4の理由 は、米国の連邦準備制度理事会 (FED) が明確に利下げ局面に入っているからです。新しい日銀法により、日銀は政府からの独立性を強めましたが、現在の国際的な金融経済情勢の下で、政策的に FED の影響力から逃れるのは難しい気がします。日本時間の今夜、FED は連邦公開市場委員会 (FOMC) を開催し、25ベーシスの利下げを決定すると見込まれています。第5の理由 は、理由と言うほど大きなものではないんですが、福田内閣が掲げる格差対策との整合性です。日銀が利上げするとすれば、格差の下の方に位置する地方や中小企業などの限界的なグループを直撃する可能性があります。格差に配慮した予算案が編成され国会で審議されている時期に、金融政策が逆方向に向かいかねない印象を与えるのは少し疑問が残ります。もっとも、最後の5点目の格差問題は金融政策のターゲットにはなり得ないと私は考えていますので、ついでにチョロッと上げてみただけです。他方、逆方向のインフレ的なリスクも指摘しておかねばなりません。その最大のものはチラリと触れた原油価格の動向なんですが、私は WTI がバレル90ドルを超える水準は異常だと考えています。相場のことですから確定的なことは言えませんが、年末から来年にかけて原油価格は下がる可能性が十分にあると考えています。傍証でしかないんですが、今朝の Financial Times には "Oil retreats below $90 a barrel" と題した記事があって、ゴールドマン・サックスやリーマン・ブラザーズのインタビューに基づいて、原油価格が下がる可能性について報道されていたりしました。私も FT の原油価格見通しには理解を示す部分が大きいです。
最後に、実は、私も心境の変化があって、以前は中央銀行的な糊しろ論はバカげた理屈だと考えていたんですが、最近では、ある程度の金利の糊しろを確保することに理解を示すようになっています。官庁エコノミストを自称する者としてはめずらしいかもしれません。どうして理解を示すようになったかは、財政再建だって結局のところは同じことではないかと気付いたからです。ですから、長い目で見て利上げは必要になると考えてはいるんですが、上に掲げた4+1点の理由から、糊しろ論を肯定する私から見ても、年度内3月までに利上げを必要とする確率はとっても小さいと考えられます。少なくとも、日銀が説明責任を果たした上で利上げに踏み切ることは、ほとんど不可能のように見受けられます。

今日は、日銀の金融政策決定会合が開催され、政策金利である無担保オーバーナイトコール金利の誘導目標を現状の年0.5%前後に据え置くことを決めました。賛成8、反対1の多数決による決定でした。さらに、今夜のエントリーのタイトルにも使った「展望リポート」と略称される「経済・物価情勢の展望」の基本方針部分を発表しました。全文は明日の発表となります。経済見通しの要約は上の表の通りです。9人の審議委員による実質国内総生産 (GDP) 成長率の予想中央値は、2007年度については前回4月の2.1%から1.8%に下方修正したものの、2008年度は前回と同じ2.1%に据え置きました。生鮮食品を除く消費者物価については、今年度・来年度とも前回見通しよりも引き下げています。
日銀の金融政策決定会合に関して、NIKKEI.NET のニュースと日銀の発表文を以下の通り、リンクを張っておきます。
「展望リポート」の内容は、成長率についても消費者物価についても、足元の数字を少し下方修正するだけで、前回4月の見通しに概ね沿って推移しており、景気については、「海外経済や国際金融資本市場の動向など不確実な要因はあるものの、生産・所得・支出の好循環メカニズムが維持されるもとで、息の長い拡大を続けると予想される」とし、また、消費者物価についても、「目先はゼロ%近傍で推移する可能性が高いものの、より長い目でみると、プラス幅が次第に拡大する」と結論しています。要するに、見通しは下振れしているにもかかわらず、半年前から変更はないわけです。ある意味で、米国のサブプライム・ローン問題の発生を受けた後のリポートとしては強気とも考えられなくもありません。もっといえば、説明責任が果たされているかどうか、疑問視するエコノミストがいてもおかしくはないと私は思います。
なお、政策金利の引上げについては、超強気のエコノミストの中には、この「展望リポート」の発表に合わせて政策金利を引き上げるんではないか、と考えていた人もいるようですし、まだまだ、年内12月の金融政策決定会合で決めると考えているエコノミストのかなりいます。例えば、(財)経済企画協会が10月に発表したESP フォーキャスト調査によれば、半数のエコノミストが年内利上げを見込んでいましたし、今年12月に利上げと予想しているエコノミストは30人中で10人います。しかし、明らかに、経済見通しを下方修正する今日の金融政策決定会合で利上げをするハズはありませんし、原油価格も今後の方向は不透明です。
ESP フォーキャスト調査では超少数派なんですが、私は10月22日の G7 ステートメントを取り上げたエントリーでも書いたように、年度内3月までの利上げは難しいのではないかと考えています。第1の理由 は、欧米の金融機関の決算期末を迎える12月利上げが考えられないことです。30人のエコノミストのうち、10人までが12月利上げを見込んでいるのは私には大きな驚きなんですが、詳しくは10月22日のエントリーの通りです。日本の3月に当たる欧米金融機関の決算期末の直前に日銀が利上げすることは相当の覚悟が必要です。経済大国日本の金融政策の影響力の大きさを考慮すべきです。どこかの中堅以上の欧米金融機関が現在の金融市場の混乱の中で破綻を来たす可能性が決して低くない以上、日銀が金利を引き上げてそのリスクを高めるのは国際感覚の鋭いエコノミストであれば自明の理だと思います。誠に申し訳ないながら、12月利上げに vote したエコノミストの国際感覚を疑ってしまいます。第2の理由 は、今回の「展望リポート」で来年度の消費者物価見通しが4月の0.5%から0.4%に引き下げられたことです。注目しているエコノミストは少ないようですが、0.5%と0.4%ではかなり印象が違うと私は考えています。昨年3月に量的緩和政策を停止し金利に政策目標を移した際に、同時に発表された「物価安定の理解」では0-2%が物価の安定とされ、中央値は1%でした。来年度を通してこの中央値の半分に達しないというのが日銀審議委員の大勢の見通しであるとすれば、年度内に利上げを急ぐ理由はまったくありません。第3の理由 は、ねじれ国会で日銀総裁・副総裁の同意人事が年明けにも審議されることです。よほど特殊な経済情勢の変化がない限り、この国会同意人事が無事に決着するまでは、日銀は金融政策を変更するインセンティブを持たないような気がします。それでも利上げすれば、ある意味で、立派と言えるかもしれませんが、無茶はしないような気がしてなりません。第4の理由 は、米国の連邦準備制度理事会 (FED) が明確に利下げ局面に入っているからです。新しい日銀法により、日銀は政府からの独立性を強めましたが、現在の国際的な金融経済情勢の下で、政策的に FED の影響力から逃れるのは難しい気がします。日本時間の今夜、FED は連邦公開市場委員会 (FOMC) を開催し、25ベーシスの利下げを決定すると見込まれています。第5の理由 は、理由と言うほど大きなものではないんですが、福田内閣が掲げる格差対策との整合性です。日銀が利上げするとすれば、格差の下の方に位置する地方や中小企業などの限界的なグループを直撃する可能性があります。格差に配慮した予算案が編成され国会で審議されている時期に、金融政策が逆方向に向かいかねない印象を与えるのは少し疑問が残ります。もっとも、最後の5点目の格差問題は金融政策のターゲットにはなり得ないと私は考えていますので、ついでにチョロッと上げてみただけです。他方、逆方向のインフレ的なリスクも指摘しておかねばなりません。その最大のものはチラリと触れた原油価格の動向なんですが、私は WTI がバレル90ドルを超える水準は異常だと考えています。相場のことですから確定的なことは言えませんが、年末から来年にかけて原油価格は下がる可能性が十分にあると考えています。傍証でしかないんですが、今朝の Financial Times には "Oil retreats below $90 a barrel" と題した記事があって、ゴールドマン・サックスやリーマン・ブラザーズのインタビューに基づいて、原油価格が下がる可能性について報道されていたりしました。私も FT の原油価格見通しには理解を示す部分が大きいです。
最後に、実は、私も心境の変化があって、以前は中央銀行的な糊しろ論はバカげた理屈だと考えていたんですが、最近では、ある程度の金利の糊しろを確保することに理解を示すようになっています。官庁エコノミストを自称する者としてはめずらしいかもしれません。どうして理解を示すようになったかは、財政再建だって結局のところは同じことではないかと気付いたからです。ですから、長い目で見て利上げは必要になると考えてはいるんですが、上に掲げた4+1点の理由から、糊しろ論を肯定する私から見ても、年度内3月までに利上げを必要とする確率はとっても小さいと考えられます。少なくとも、日銀が説明責任を果たした上で利上げに踏み切ることは、ほとんど不可能のように見受けられます。
2007年10月30日 (火) 20:02:00
雇用統計と消費の差は何に起因するか?
今日も、朝から秋晴れのいいお天気でした。しかし、夕方からは雲が広がり、また、昨日ほどは気温は上がりませんでした。

今日は、総務省統計局から失業率と家計調査が、厚生労働省から有効求人倍率が、それぞれ発表されました。どちらも9月の統計です。いつもの NIKKEI.NET のサイトから失業率・有効求人倍率と家計調査の報道を引用すると以下の通りです。
失業率・有効求人倍率の労働統計と家計調査に基づく消費の動向が、少し食い違っているように見受けられます。引用にもあるように、労働統計は弱い数字が出て厚生労働省は雇用情勢の判断を下方修正する一方で、家計調査に見られる消費は上向きとの総務省の判断です。通常は、雇用統計は典型的な遅行指標と考えられていますので、先行きは消費の統計の方が引っ張るように見られがちですが、今回は少し様相を異にするように見受けられます。と言うのは、公式発表にあるように、雇い主都合による女性の失業が増えていることもさることながら、私の注目点は、例の耐震構造疑惑に端を発する建築基準法の改正による建築申請許可の遅れから、建設労働者数がかなり減少していることです。これらの結果、雇用者数が38万人減少し、就業者数では22万人の減少となる一方で、失業者数は17万人増加しています。失業率は前月から0.2%ポイント悪化しました。このように、足元では雇用情勢は悪化の兆しを見せているんですが、これまた、額面通りに受け取ることも出来ないようです。すなわち、日銀の短観などでは企業の人手不足感はまだまだ高止まりしていますし、来年度の新卒採用にも各企業は意欲的と見られるからです。雇用情勢のひっ迫が賃金上昇につながり物価を押し上げる、との日銀の基本シナリオは崩れていないように考えられますが、足元では建築関係の特殊要因などから雇用が弱含んでいる、と言ったところでしょうか。
他方、家計調査の結果はポジティブなサプライズと受け止める向きもあるようです。事前のマーケットの予想では実質消費支出の前年同月比で1%強くらいの増加とのことだったんですが、統計では3.2%の増加となりました。8月に続いて猛暑効果が現れたようです。もっとも、昨年9月は▲6.0%でしたので、その反動を含んでいますから、少し割り引いて考える必要はあります。総務省の試算では9月分の猛暑効果は0.28%ポイントとなっていますから、これも実力の伸びから割り引く必要があるかもしれません。9月の消費が出たところで、7-9月期のGDPベースの実質消費も従来の予想よりも少し高めになる可能性があると考えられます。しかし、短期的には、建築基準法改正による建築着工の遅れが雇用⇒賃金⇒所得と、軽い負の連鎖を引き起こすことも考えらなくもありません。この耐震疑惑ショックがどこまで続くのかは不明ですが、少なくとも、猛暑効果が剥落するであろう今月以降の消費の動向が注目されるところです。
今回の雇用統計では少し弱い動きが見られますが、もう少し長い目で見た雇用のシナリオを大きく変更するほどのものではないと考えられますが、引き続き、私は景気の転換点に着目したいと考えています。

今日は、総務省統計局から失業率と家計調査が、厚生労働省から有効求人倍率が、それぞれ発表されました。どちらも9月の統計です。いつもの NIKKEI.NET のサイトから失業率・有効求人倍率と家計調査の報道を引用すると以下の通りです。
(失業率・有効求人倍率)
総務省が30日発表した9月の完全失業率(季節調整値)は4.0%となり前月比0.2ポイント悪化した。失業率の悪化は2カ月連続で、4%台は3月以来6カ月ぶり。雇い主側の都合による女性の失業が増えたことなどが要因。一方、厚生労働省が同日発表した9月の有効求人倍率(同)は前月比0.01ポイント低下の1.05倍。厚労省は雇用情勢の判断を2年7カ月ぶりに下方修正した。
(家計調査)
総務省が30日発表した9月の2人以上の世帯の家計調査によると、1世帯あたりの消費支出は28万1448円だった。物価変動の影響を除いた実質で前年同月比3.2%増え、2カ月連続のプラス。厳しい残暑を背景に食料などの支出が増えた。総務省は「消費は上向きにある」とみている。
失業率・有効求人倍率の労働統計と家計調査に基づく消費の動向が、少し食い違っているように見受けられます。引用にもあるように、労働統計は弱い数字が出て厚生労働省は雇用情勢の判断を下方修正する一方で、家計調査に見られる消費は上向きとの総務省の判断です。通常は、雇用統計は典型的な遅行指標と考えられていますので、先行きは消費の統計の方が引っ張るように見られがちですが、今回は少し様相を異にするように見受けられます。と言うのは、公式発表にあるように、雇い主都合による女性の失業が増えていることもさることながら、私の注目点は、例の耐震構造疑惑に端を発する建築基準法の改正による建築申請許可の遅れから、建設労働者数がかなり減少していることです。これらの結果、雇用者数が38万人減少し、就業者数では22万人の減少となる一方で、失業者数は17万人増加しています。失業率は前月から0.2%ポイント悪化しました。このように、足元では雇用情勢は悪化の兆しを見せているんですが、これまた、額面通りに受け取ることも出来ないようです。すなわち、日銀の短観などでは企業の人手不足感はまだまだ高止まりしていますし、来年度の新卒採用にも各企業は意欲的と見られるからです。雇用情勢のひっ迫が賃金上昇につながり物価を押し上げる、との日銀の基本シナリオは崩れていないように考えられますが、足元では建築関係の特殊要因などから雇用が弱含んでいる、と言ったところでしょうか。
他方、家計調査の結果はポジティブなサプライズと受け止める向きもあるようです。事前のマーケットの予想では実質消費支出の前年同月比で1%強くらいの増加とのことだったんですが、統計では3.2%の増加となりました。8月に続いて猛暑効果が現れたようです。もっとも、昨年9月は▲6.0%でしたので、その反動を含んでいますから、少し割り引いて考える必要はあります。総務省の試算では9月分の猛暑効果は0.28%ポイントとなっていますから、これも実力の伸びから割り引く必要があるかもしれません。9月の消費が出たところで、7-9月期のGDPベースの実質消費も従来の予想よりも少し高めになる可能性があると考えられます。しかし、短期的には、建築基準法改正による建築着工の遅れが雇用⇒賃金⇒所得と、軽い負の連鎖を引き起こすことも考えらなくもありません。この耐震疑惑ショックがどこまで続くのかは不明ですが、少なくとも、猛暑効果が剥落するであろう今月以降の消費の動向が注目されるところです。
今回の雇用統計では少し弱い動きが見られますが、もう少し長い目で見た雇用のシナリオを大きく変更するほどのものではないと考えられますが、引き続き、私は景気の転換点に着目したいと考えています。
2007年10月29日 (月) 22:51:00
ハードは強いが、ソフトに弱い?
今日も、朝からまずまず秋晴れのいいお天気でした。特に午前中は陽射しもかなり強くて、気温もこの季節にしては上がったようです。
何度も私のブログで取り上げているように、賃金が上がりません。この根底には、日本経済の労働生産性と資本生産性の格差があるように私は考えています。正確な表現ではないんですが、もっと分かりやすく言うと、資本の生産性が高いのに対して、労働の生産性が低いとも言えます。ただし、現状の世界経済を見ていると、国際市場へのアクセスにより生産性に差が出ているように見受けられます。つまり、資本は国際市場へのアクセスが近いけれども、労働はそれほどでもないと言い換えることも出来ます。これを拡大して無理やりに解釈すると、国際的な面におけるヒトとモノ、それから、タイトルのようにハードとソフトの問題に行き着くような気がします。
この点について、私が少し考えているのは国際的に活躍する人材の不足です。別の複数の知り合いが嘆いていたことなんですが、経済大国となり国際機関への拠出金の比率も大きい日本なのに、国連やその他の国際機関に勤務する日本人が少ないという現実があります。他方、私はよく知らなかったんですが、国際機関に勤務したいと希望する日本人は少なくないそうです。ミスマッチと称する向きもあるようですが、誠に表現がキツくて申し訳ないながら、希望している人のスキルが国際機関の要求する水準に達していない、というのが割合と素直な解釈であるような気がします。少し前までは、学歴をひとつの原因と考えて、博士号の学位の取得を拡大したりして、確かに、学位取得者は増加したようですが、国際機関への就職が大いに進んでいるかというと、そうでもないような気がします。能力のひとつのメルクマールとして、学位の取得状況というのはとっても分かりやすいので、これはこれで、私は博士号の取得を拡大するのはいいことだと思うんですが、国際的な競争の中で日本の学位がどのように評価されているのかは私には不明です。逆に言って、国際的に能力を認められた人は日本国内で希少性がありますから、国内での評価は高いといえます。日本経団連の御手洗会長などはキャノンの米国の現地法人に長くお勤めだったそうですし、商社なんかでも海外勤務、特に、米国の現地法人から帰国した人が出世するコースがある会社も少なくないと聞きます。もちろん、これだけ貿易黒字をたたき出しているんですから、諸外国との比較優位が試される競争の場で、モノのクォリティは十分なハズなんですが、ヒトの方はそうでもないのかもしれません。別の言葉で言えば、国際的な分野ではハードには強いが、ソフトに弱い、とも言えそうな気がします。
ただし、キチンと理解していただきたいのは、私は日本の労働力一般の生産性が低いことを示唆しようとしているわけではありません。国際的な活躍の場における労働の生産性を取り上げているつもりですので、そこは微妙な違いがあります。それはともかく、国際分野におけるハードとソフト、資本と労働の格差については、これが顕著に現れている傍証が、国際機関での日本人比率の低さの他に、もう2つあると私は考えています。第1は、すでに書いた製造業での輸出競争力の強さと対象的な金融サービス業での国際競争力の低さ、第2に、ハコモノに強みを発揮する国際協力の分野です。もちろん、国際機関も含めた3点に共通する通奏低音のひとつとして、言葉の問題を忘れることは出来ません。今さら、どうしようもないんでしょうが、日本語を母国語とするハンディは相当なものがあると言わざるを得ません。ハードはしゃべりませんが、ソフトの分野では英語をしゃべる必要があります。国際機関の日本人比率を別掲にしたのは、こちらには別の要因があって、それは日本がそれなりに豊かな国であることです。我が家が盛んにやっている人生ゲームでも、国際感覚が認められてランクアップというのがありますが、国際的な活躍が出来る人材は国内で大いに高く評価され、それなりに豊かな国内で処遇されてしまうもんですから、国際機関で働く限界的なペイオフが小さい可能性、すなわち、割に合わないことも考えられることを指摘する必要もあると思います。もう死語になった表現かも知れませんが、ハングリー精神に欠けると言うことも出来るかもしれません。
誤解のないように、最後に重要な点を付け加えておくと、第1に、金融以外のソフト産業そのものの日本の競争力はそれなりに強いと言うことです。分野にもよりますが、アニメやゲームソフトなんかです。第2に、私はソフトの弱点は質的なものではなく量的な問題だと考えています。この意味で、途中でヒトとモノの「クォリティ」と表現したのは、日本語にして「品質」と表現するのが不適切だと考えたからです。ですから、ややエラそうな言い方で誠に申し訳ありませんが、平たい表現をすると、為せば為る、とか、やれば出来る、ということを強調しておきたいと思います。
何度も私のブログで取り上げているように、賃金が上がりません。この根底には、日本経済の労働生産性と資本生産性の格差があるように私は考えています。正確な表現ではないんですが、もっと分かりやすく言うと、資本の生産性が高いのに対して、労働の生産性が低いとも言えます。ただし、現状の世界経済を見ていると、国際市場へのアクセスにより生産性に差が出ているように見受けられます。つまり、資本は国際市場へのアクセスが近いけれども、労働はそれほどでもないと言い換えることも出来ます。これを拡大して無理やりに解釈すると、国際的な面におけるヒトとモノ、それから、タイトルのようにハードとソフトの問題に行き着くような気がします。
この点について、私が少し考えているのは国際的に活躍する人材の不足です。別の複数の知り合いが嘆いていたことなんですが、経済大国となり国際機関への拠出金の比率も大きい日本なのに、国連やその他の国際機関に勤務する日本人が少ないという現実があります。他方、私はよく知らなかったんですが、国際機関に勤務したいと希望する日本人は少なくないそうです。ミスマッチと称する向きもあるようですが、誠に表現がキツくて申し訳ないながら、希望している人のスキルが国際機関の要求する水準に達していない、というのが割合と素直な解釈であるような気がします。少し前までは、学歴をひとつの原因と考えて、博士号の学位の取得を拡大したりして、確かに、学位取得者は増加したようですが、国際機関への就職が大いに進んでいるかというと、そうでもないような気がします。能力のひとつのメルクマールとして、学位の取得状況というのはとっても分かりやすいので、これはこれで、私は博士号の取得を拡大するのはいいことだと思うんですが、国際的な競争の中で日本の学位がどのように評価されているのかは私には不明です。逆に言って、国際的に能力を認められた人は日本国内で希少性がありますから、国内での評価は高いといえます。日本経団連の御手洗会長などはキャノンの米国の現地法人に長くお勤めだったそうですし、商社なんかでも海外勤務、特に、米国の現地法人から帰国した人が出世するコースがある会社も少なくないと聞きます。もちろん、これだけ貿易黒字をたたき出しているんですから、諸外国との比較優位が試される競争の場で、モノのクォリティは十分なハズなんですが、ヒトの方はそうでもないのかもしれません。別の言葉で言えば、国際的な分野ではハードには強いが、ソフトに弱い、とも言えそうな気がします。
ただし、キチンと理解していただきたいのは、私は日本の労働力一般の生産性が低いことを示唆しようとしているわけではありません。国際的な活躍の場における労働の生産性を取り上げているつもりですので、そこは微妙な違いがあります。それはともかく、国際分野におけるハードとソフト、資本と労働の格差については、これが顕著に現れている傍証が、国際機関での日本人比率の低さの他に、もう2つあると私は考えています。第1は、すでに書いた製造業での輸出競争力の強さと対象的な金融サービス業での国際競争力の低さ、第2に、ハコモノに強みを発揮する国際協力の分野です。もちろん、国際機関も含めた3点に共通する通奏低音のひとつとして、言葉の問題を忘れることは出来ません。今さら、どうしようもないんでしょうが、日本語を母国語とするハンディは相当なものがあると言わざるを得ません。ハードはしゃべりませんが、ソフトの分野では英語をしゃべる必要があります。国際機関の日本人比率を別掲にしたのは、こちらには別の要因があって、それは日本がそれなりに豊かな国であることです。我が家が盛んにやっている人生ゲームでも、国際感覚が認められてランクアップというのがありますが、国際的な活躍が出来る人材は国内で大いに高く評価され、それなりに豊かな国内で処遇されてしまうもんですから、国際機関で働く限界的なペイオフが小さい可能性、すなわち、割に合わないことも考えられることを指摘する必要もあると思います。もう死語になった表現かも知れませんが、ハングリー精神に欠けると言うことも出来るかもしれません。
誤解のないように、最後に重要な点を付け加えておくと、第1に、金融以外のソフト産業そのものの日本の競争力はそれなりに強いと言うことです。分野にもよりますが、アニメやゲームソフトなんかです。第2に、私はソフトの弱点は質的なものではなく量的な問題だと考えています。この意味で、途中でヒトとモノの「クォリティ」と表現したのは、日本語にして「品質」と表現するのが不適切だと考えたからです。ですから、ややエラそうな言い方で誠に申し訳ありませんが、平たい表現をすると、為せば為る、とか、やれば出来る、ということを強調しておきたいと思います。
2007年10月28日 (日) 19:42:00
自転車を修理に持って行ったり、人生ゲームで遊んだり
今日は、台風一過の秋晴れのいいお天気でした。陽射しもかなり強くて、気温もこの季節にしては上がったようです。元気のいい人は半袖で街を歩いていた気がします。
4年前にジャカルタから帰国した時に買い求めた自転車の前輪のタイヤが故障し、空気が抜けるようになってしまいました。少し前から様子がおかしくって、だまし騙し使っていたんですが、今日の午前中にクリーニング屋さんに行く時に、ポンプで入れてもノズルからシューと空気が抜けるようになってしまい、シロートではどうしようもなくなりました。仕方がないので、クリーニング屋さんには歩いて行き、近くの商店街の情報を収集します。私も青山周辺の自転車屋さんは知っているものの、何せ、街がらでスポーツタイプの高級な自転車を置いているところしか知りません。私のママチャリを持ち込むのには抵抗があったんですが、さすがにクリーニング屋さんは商店街情報に詳しく、すぐ近くにあるのを教えてくれました。でも、別のお客さんが、その自転車屋さんは店仕舞いだと言い出します。クリーニング屋さんを出て、教わった自転車屋さんに歩いて行くと、確かに、店じまいの様子がうかがえ、店内から自転車はすっかり撤去されています。お店の人に聞くと、修理はやっているんですが、今月いっぱいで店を閉めるということで、午後から急いで自転車を持ち込んで修理してもらいました。さすがに、プロの自転車屋さんの手にかかるとボロクソで修理してくれ、10分ほどで数百円の修理代金でした。帰りはタイヤに空気の入った状態で家まで帰りました。

家では、下の子がお料理本を持ち出して、女房といっしょにプリン作りに精を出していました。今年の1-2月ころにはクッキー作りに挑戦していたんですが、またしても、お菓子作りに興味を持ち始めたのかもしれません。小学3年生ですから、ボウルに入れた卵を混ぜたりするのは一人前に出来るんですが、そもそも、その前の段階で卵を割ったりするのはまだまだです。上の写真では、出来上がったのを不二家のペコちゃんのカップに注いでいるところです。ジャカルタに行く前に住んでいた杉並の家の近くには不二家のレストランがあって、しょっちゅうのように、ロイヤルプリンを買ってきた記憶があります。まさか、そのころに買ったカップが赤道をまたいだ引越しでも生き残っているとは思いませんが、我が家にはロイヤルプリンのカップが大量にあります。デザインによってはコレクターもいると聞いたことがあります。下の子が作ったプリンは加熱して固まらせた後、冷蔵庫で冷やして、夕食後のデザートでいただきました。下の子が作ったということで、おにいちゃんは少し警戒感を持っていたんですが、すが入ったりして見てくれは悪いものの、ちゃんとした味に仕上がっていました。子供達の評価によれば、少なくとも、小学校の給食で出た豆乳プリンよりはずっといい、という結論でした。
やや、時間が前後しますが、おにいちゃんが勉強を終えた夕方からは、私と子供達が人生ゲームで遊びます。私が数えている範囲では、今年になってから8回目の人生ゲームです。おにいちゃんがトップになりました。タレントから始まって、途中でランクアップして人気タレントになったのが勝因です。タレントというビジネスについてはいろんな意見があるでしょうが、人生ゲームのように単純な双六と違って早く上がるのではなく、上がった時の所持金で順位が決まるゲームでは、やっぱり、高給の取れる職業に就くのが勝利への道なのかもしれません。ホントの人生でも、他の条件にして同じであれば、お給料は少ないよりも多い方がいいに決まっています。

昨日、子供達は台風が近づいて来ている雨の中を理科教室の化石探しに出かけましたので、今日は台風一過のいいお天気だったんですが、何となく、のんびりした一日でした。
4年前にジャカルタから帰国した時に買い求めた自転車の前輪のタイヤが故障し、空気が抜けるようになってしまいました。少し前から様子がおかしくって、だまし騙し使っていたんですが、今日の午前中にクリーニング屋さんに行く時に、ポンプで入れてもノズルからシューと空気が抜けるようになってしまい、シロートではどうしようもなくなりました。仕方がないので、クリーニング屋さんには歩いて行き、近くの商店街の情報を収集します。私も青山周辺の自転車屋さんは知っているものの、何せ、街がらでスポーツタイプの高級な自転車を置いているところしか知りません。私のママチャリを持ち込むのには抵抗があったんですが、さすがにクリーニング屋さんは商店街情報に詳しく、すぐ近くにあるのを教えてくれました。でも、別のお客さんが、その自転車屋さんは店仕舞いだと言い出します。クリーニング屋さんを出て、教わった自転車屋さんに歩いて行くと、確かに、店じまいの様子がうかがえ、店内から自転車はすっかり撤去されています。お店の人に聞くと、修理はやっているんですが、今月いっぱいで店を閉めるということで、午後から急いで自転車を持ち込んで修理してもらいました。さすがに、プロの自転車屋さんの手にかかるとボロクソで修理してくれ、10分ほどで数百円の修理代金でした。帰りはタイヤに空気の入った状態で家まで帰りました。

家では、下の子がお料理本を持ち出して、女房といっしょにプリン作りに精を出していました。今年の1-2月ころにはクッキー作りに挑戦していたんですが、またしても、お菓子作りに興味を持ち始めたのかもしれません。小学3年生ですから、ボウルに入れた卵を混ぜたりするのは一人前に出来るんですが、そもそも、その前の段階で卵を割ったりするのはまだまだです。上の写真では、出来上がったのを不二家のペコちゃんのカップに注いでいるところです。ジャカルタに行く前に住んでいた杉並の家の近くには不二家のレストランがあって、しょっちゅうのように、ロイヤルプリンを買ってきた記憶があります。まさか、そのころに買ったカップが赤道をまたいだ引越しでも生き残っているとは思いませんが、我が家にはロイヤルプリンのカップが大量にあります。デザインによってはコレクターもいると聞いたことがあります。下の子が作ったプリンは加熱して固まらせた後、冷蔵庫で冷やして、夕食後のデザートでいただきました。下の子が作ったということで、おにいちゃんは少し警戒感を持っていたんですが、すが入ったりして見てくれは悪いものの、ちゃんとした味に仕上がっていました。子供達の評価によれば、少なくとも、小学校の給食で出た豆乳プリンよりはずっといい、という結論でした。
やや、時間が前後しますが、おにいちゃんが勉強を終えた夕方からは、私と子供達が人生ゲームで遊びます。私が数えている範囲では、今年になってから8回目の人生ゲームです。おにいちゃんがトップになりました。タレントから始まって、途中でランクアップして人気タレントになったのが勝因です。タレントというビジネスについてはいろんな意見があるでしょうが、人生ゲームのように単純な双六と違って早く上がるのではなく、上がった時の所持金で順位が決まるゲームでは、やっぱり、高給の取れる職業に就くのが勝利への道なのかもしれません。ホントの人生でも、他の条件にして同じであれば、お給料は少ないよりも多い方がいいに決まっています。

昨日、子供達は台風が近づいて来ている雨の中を理科教室の化石探しに出かけましたので、今日は台風一過のいいお天気だったんですが、何となく、のんびりした一日でした。
2007年10月27日 (土) 20:17:00
子供達を理科教室の化石探しに連れて行く
今日は、台風の接近もあって、一日中雨でした。特に、夕方には雨と風が強くなりました。おかげで、帰り道でおにいちゃんの傘がダメになってしまいました。

今日は子供達が理科教室の野外実習で化石探しに出かけました。一応、恐竜の化石探しと銘打っていたりするんですが、実際には探すことは探すとしても、恐竜の化石が発見できるわけではありません。先日のエントリーで取り上げた「ちりとてちん」でも、ビーコが小学生の時から持っている石があったんですが、それをエーコのクリスタルっぽい石と取り換えた途端、高校の先生の目に留まって恐竜の化石の発見者として、エーコが新聞に顔写真入りで報道されていたくらいですから、小学生が遠足よろしく行ったとしても、そうそう簡単に見つかるわけではありません。当然です。
我が家からは子供達が兄弟で参加します。我が家だけではなく、兄弟で来ているところも他にいく組かありました。小さい子がウロチョロして、下の子は傘を取り違えられたりして余り愉快ではなかったようです。いつもの通り、私は集合場所までの送り迎えをしただけなんですが、下の写真のように、なかなか立派な植物の化石をいくつか持ち帰ってくれました。葉脈がクッキリと浮き出ていて、それなりに鑑賞に堪えるものでした。子供達の宝物になるかもしれません。雨の中を行った甲斐があったとおにいちゃんは満足しています。

今日は子供達が理科教室の野外実習で化石探しに出かけました。一応、恐竜の化石探しと銘打っていたりするんですが、実際には探すことは探すとしても、恐竜の化石が発見できるわけではありません。先日のエントリーで取り上げた「ちりとてちん」でも、ビーコが小学生の時から持っている石があったんですが、それをエーコのクリスタルっぽい石と取り換えた途端、高校の先生の目に留まって恐竜の化石の発見者として、エーコが新聞に顔写真入りで報道されていたくらいですから、小学生が遠足よろしく行ったとしても、そうそう簡単に見つかるわけではありません。当然です。
我が家からは子供達が兄弟で参加します。我が家だけではなく、兄弟で来ているところも他にいく組かありました。小さい子がウロチョロして、下の子は傘を取り違えられたりして余り愉快ではなかったようです。いつもの通り、私は集合場所までの送り迎えをしただけなんですが、下の写真のように、なかなか立派な植物の化石をいくつか持ち帰ってくれました。葉脈がクッキリと浮き出ていて、それなりに鑑賞に堪えるものでした。子供達の宝物になるかもしれません。雨の中を行った甲斐があったとおにいちゃんは満足しています。
2007年10月26日 (金) 20:46:00
消費者物価はそろそろプラスに転ずるか?
今日、総務省から消費者物価指数 (CPI) が発表されました。ヘッドラインの総合で前年同月比▲0.2%の下落、生鮮食品を除くコアで▲0.1%の下落を記録しました。消費者物価の下落は8ヶ月連続です。いつもの NIKKEI.NET から引用すると以下の通りです。

発表された9月の全国指数ではなく、今月10月以降の消費者物価指数については、携帯電話の通話料の要因が大きいと注目されていたんですが、総務省が発表した消費者物価指数に関する Q&A によれば、今回は携帯電話通話料の新しい割引プランは採用しないようです。理由は、同じく総務省のホームページでは、KDDIのau買い方セレクト・シンプルコースとソフトバンクのシンプルオレンジ(いずれも平成19年11月12日導入)は、新規契約または機種変更等で携帯電話機を購入することが申込み条件となっており、既存の契約者が制約条件なしに乗り換えできるものとはなっていないため、総務省の言う最も安いプランに含めないということらしいです。逆に、これらのプランが普及し、更に契約者数などのより詳細な情報が入手できる状況になり、これらのコースが主流となったことが確認できれば、最も安いプランの検討対象となり得るという含意です。役人的なメンタリティから言えば、これは相当先の話だという気がします。公務員の私が言うんですから、かなり遠い将来だということは間違いないと思います。
さて、発表された全国9月の消費者物価指数に戻ると、前年同月比の押上げに寄与した主な品目は、薄型テレビや外国パック旅行などで、一方、押下げに寄与した品目は、宿泊料、ガソリン、生鮮食品を除く食料、サプリメントなどとなっています。しかし、10月に入って原油価格が大きく上昇して来ており、大雑把に丸めると、指標の WTI でバレル90ドル、ドバイでも80ドルとなって来ており、昨年秋口以降に原油価格が低下した歴史的事実を踏まえると、今年の秋からは上昇を続けている原油価格が我が国の消費者物価を押し上げる要因となることは明らかです。10月の東京都区部のコア CPI が前年同月比で横ばいになったことからも、ひょっとしたら、全国でも10月から消費者物価は水面上に浮上する可能性があると考えられます。特に、エネルギーのウェイトは1万分比で見て東京都区部で506なんですが、全国では740ですから、生鮮食品だけを除いてエネルギーを含める日本式のコア CPI に寄与する部分は大きいと言わざるを得ません。
私は今週月曜日10月22日のエントリーで、日銀が年度内に利上げするのは難しそうな気がすると書きましたが、携帯電話通話料金を消費者物価に算入しないことは日銀に追い風になった可能性があります。しかしながら、消費者物価がそろそろプラスに転じたとしても、▲0.1%から水面上に出て0.1%になったところで、行って来いで勘定しても0.2%ポイントしか違わないわけですから、これでもって25ベーシスの利上げを正当化する理論武装はとっても困難だと思います。

総務省が26日発表した9月の全国の消費者物価指数(CPI、2005年=100)は、生鮮食品を除く総合が100.3と、前年同月比0.1%下落した。下落は8カ月連続。項目別で価格の下落幅が大きかったのは家具・家事用品(1.7%下落)だった。生鮮食品を含む総合では100.6と、0.2%下落した。
生鮮食品を除く総合は、日経QUICKニュース社がまとめた市場予測平均値(0.1%下落)と同じだった。
同時に発表した10月の東京都区部の消費者物価指数(中旬の速報値、2005年=100)は生鮮食品を除く総合で100.3と、前年同月比横ばいだった。
発表された9月の全国指数ではなく、今月10月以降の消費者物価指数については、携帯電話の通話料の要因が大きいと注目されていたんですが、総務省が発表した消費者物価指数に関する Q&A によれば、今回は携帯電話通話料の新しい割引プランは採用しないようです。理由は、同じく総務省のホームページでは、KDDIのau買い方セレクト・シンプルコースとソフトバンクのシンプルオレンジ(いずれも平成19年11月12日導入)は、新規契約または機種変更等で携帯電話機を購入することが申込み条件となっており、既存の契約者が制約条件なしに乗り換えできるものとはなっていないため、総務省の言う最も安いプランに含めないということらしいです。逆に、これらのプランが普及し、更に契約者数などのより詳細な情報が入手できる状況になり、これらのコースが主流となったことが確認できれば、最も安いプランの検討対象となり得るという含意です。役人的なメンタリティから言えば、これは相当先の話だという気がします。公務員の私が言うんですから、かなり遠い将来だということは間違いないと思います。
さて、発表された全国9月の消費者物価指数に戻ると、前年同月比の押上げに寄与した主な品目は、薄型テレビや外国パック旅行などで、一方、押下げに寄与した品目は、宿泊料、ガソリン、生鮮食品を除く食料、サプリメントなどとなっています。しかし、10月に入って原油価格が大きく上昇して来ており、大雑把に丸めると、指標の WTI でバレル90ドル、ドバイでも80ドルとなって来ており、昨年秋口以降に原油価格が低下した歴史的事実を踏まえると、今年の秋からは上昇を続けている原油価格が我が国の消費者物価を押し上げる要因となることは明らかです。10月の東京都区部のコア CPI が前年同月比で横ばいになったことからも、ひょっとしたら、全国でも10月から消費者物価は水面上に浮上する可能性があると考えられます。特に、エネルギーのウェイトは1万分比で見て東京都区部で506なんですが、全国では740ですから、生鮮食品だけを除いてエネルギーを含める日本式のコア CPI に寄与する部分は大きいと言わざるを得ません。
私は今週月曜日10月22日のエントリーで、日銀が年度内に利上げするのは難しそうな気がすると書きましたが、携帯電話通話料金を消費者物価に算入しないことは日銀に追い風になった可能性があります。しかしながら、消費者物価がそろそろプラスに転じたとしても、▲0.1%から水面上に出て0.1%になったところで、行って来いで勘定しても0.2%ポイントしか違わないわけですから、これでもって25ベーシスの利上げを正当化する理論武装はとっても困難だと思います。
2007年10月26日 (金) 19:12:00
青山3・4丁目のハロウィン・イベントに行く
今日は、久し振りに朝から雨が降りました。夜になって降ったり止んだりになったんですが、天気予報によると台風が接近していて、明日も本格的な雨らしいです。雨だったので陽射しがなくて肌寒かったです。

今日は夕方から早退して、青山通りのハロウィン・イベントに行きました。上の写真は青山通りのブルックス・ブラザースの店内で撮ったものです。
去年は青山通りと銘打っていたんですが、今年は青山3・4丁目で開催となっています。小雨決行でしたので、私が役所からの帰り道で集合場所のエイベックス・ビルの前の広場でお菓子をくれるお店の地図をもらいます。下の子といっしょに出かけて、まず、我が家から最も遠いお店に着いてから、下の子がドラキュラのマントとシルクハットの扮装をし、私が我が家に近づくルートを進みます。と言うのは、去年もそうだったんですが、下の子が大張り切りで全部のお店を回ると言い張るからです。下の子が数えたところによると、33店を回って64点のお菓子をもらったそうです。去年はムシキングの風船ガムが多かったんですが、世の中の流行り廃りに合わせるかのように、今年は果汁のグミが多かったらしいです。雨の中を傘を差しながら、ドラキュラのマントを着た下の子と1時間半、5キロほど青山を歩き回りました。でも、下の子が大満足でご機嫌だったので、それなりのコストをかけた甲斐がありました。

今日は夕方から早退して、青山通りのハロウィン・イベントに行きました。上の写真は青山通りのブルックス・ブラザースの店内で撮ったものです。
去年は青山通りと銘打っていたんですが、今年は青山3・4丁目で開催となっています。小雨決行でしたので、私が役所からの帰り道で集合場所のエイベックス・ビルの前の広場でお菓子をくれるお店の地図をもらいます。下の子といっしょに出かけて、まず、我が家から最も遠いお店に着いてから、下の子がドラキュラのマントとシルクハットの扮装をし、私が我が家に近づくルートを進みます。と言うのは、去年もそうだったんですが、下の子が大張り切りで全部のお店を回ると言い張るからです。下の子が数えたところによると、33店を回って64点のお菓子をもらったそうです。去年はムシキングの風船ガムが多かったんですが、世の中の流行り廃りに合わせるかのように、今年は果汁のグミが多かったらしいです。雨の中を傘を差しながら、ドラキュラのマントを着た下の子と1時間半、5キロほど青山を歩き回りました。でも、下の子が大満足でご機嫌だったので、それなりのコストをかけた甲斐がありました。
2007年10月25日 (木) 21:56:00
飲酒運転には厳罰で対処するのが効果的か?
今日は、朝からまずまずいいお天気だったんですが、昼過ぎから雲が広がり始めました。陽射しがなくて肌寒かったです。秋晴れのいいお天気がしばらく続いていたんですが、予報ではお天気は下り坂で、明日は雨らしいです。
かねてから、私は飲酒運転の撲滅をこのブログでも訴えて来て、昨年2006年の9月12日付けのエントリーでも取り上げたんですが、今日の新聞の夕刊で、飲酒運転の厳罰化を定めた改正道路交通法の施行から1カ月間で、何と、飲酒運転が4割も減ったとの記事を見かけました。いつもの asahi.com から引用すると以下の通りです。
きっかけのひとつとして、福岡市の職員が飲酒運転で追突事故を起こし、幼児3人が犠牲になった事故、というか、いたましい事件がありました。私のような薄給の公務員はマイカーすら所有しておらず、この2-3年で自宅でお酒を飲んだのは、2年前に阪神タイガースがセリーグの優勝を決めた夜と、つい先日のクライマックス・シリーズ第1ステージで阪神がボロ負けした第2戦の夜の缶ビールだけですので、運転せず飲酒せずですから、飲酒運転はあり得ないんですが、その後もいくつか飲酒運転の事故があったように記憶しています。
「アメとムチ」なんてよく言われますが、運転については無事故無違反の人でも免許証がゴールドになったり、免許証の更新手続きが簡素化されるくらいですから、アメの方はハッキリ言って限界があります。さすれば、ムチの方を厳罰化するしか方法がないと言えます。飲酒運転に関する厳罰化規定を盛り込んだ法律の施行後、まだ1ヶ月だけの統計ではあるんですが、飲酒運転が大きく減少している結果はとっても喜ばしいと思います。自動車は1トンの鉄の塊であって、それ相応のスピードで生身の人間にぶつかると、大ケガをしたり命を落としたりする可能性が大いにあるわけですから、運転する方々は十分ご注意下さい。飲酒運転はもっての外です。この先、12月から1月にかけては年末年始の忘年会や新年会でお酒を飲む季節を迎えます。くれぐれも、飲酒運転はしないよう、周囲の人もさせないよう、飲酒運転撲滅のために、交通事故を減少させるために、自覚を高めるべき時期だと思います。
最後に、タイトルにした「飲酒運転には厳罰で対処するのが効果的か?」についてですが、私の答えは、もちろん、"Yes, it is."です。
かねてから、私は飲酒運転の撲滅をこのブログでも訴えて来て、昨年2006年の9月12日付けのエントリーでも取り上げたんですが、今日の新聞の夕刊で、飲酒運転の厳罰化を定めた改正道路交通法の施行から1カ月間で、何と、飲酒運転が4割も減ったとの記事を見かけました。いつもの asahi.com から引用すると以下の通りです。
飲酒運転が厳罰化された改正道路交通法の施行から1カ月間(9月19日 - 10月18日)で、飲酒による事故は350件と06年同期より約40%減ったことが、警察庁のまとめで分かった。酒酔いや酒気帯び運転など運転者の検挙も06年10月の約35%減の5652件。警察庁は「法改正の効果ではないか」とみている。
改正法では、酒を飲んだ人に車両を貸したり運転者に酒を提供したりした者や、酒を飲んだことを知りながら要求・依頼して同乗した者を直接罰する規定を新設。これらの罪での検挙71件のうち、要求・依頼同乗罪での検挙が46件と最も多かった。
きっかけのひとつとして、福岡市の職員が飲酒運転で追突事故を起こし、幼児3人が犠牲になった事故、というか、いたましい事件がありました。私のような薄給の公務員はマイカーすら所有しておらず、この2-3年で自宅でお酒を飲んだのは、2年前に阪神タイガースがセリーグの優勝を決めた夜と、つい先日のクライマックス・シリーズ第1ステージで阪神がボロ負けした第2戦の夜の缶ビールだけですので、運転せず飲酒せずですから、飲酒運転はあり得ないんですが、その後もいくつか飲酒運転の事故があったように記憶しています。
「アメとムチ」なんてよく言われますが、運転については無事故無違反の人でも免許証がゴールドになったり、免許証の更新手続きが簡素化されるくらいですから、アメの方はハッキリ言って限界があります。さすれば、ムチの方を厳罰化するしか方法がないと言えます。飲酒運転に関する厳罰化規定を盛り込んだ法律の施行後、まだ1ヶ月だけの統計ではあるんですが、飲酒運転が大きく減少している結果はとっても喜ばしいと思います。自動車は1トンの鉄の塊であって、それ相応のスピードで生身の人間にぶつかると、大ケガをしたり命を落としたりする可能性が大いにあるわけですから、運転する方々は十分ご注意下さい。飲酒運転はもっての外です。この先、12月から1月にかけては年末年始の忘年会や新年会でお酒を飲む季節を迎えます。くれぐれも、飲酒運転はしないよう、周囲の人もさせないよう、飲酒運転撲滅のために、交通事故を減少させるために、自覚を高めるべき時期だと思います。
最後に、タイトルにした「飲酒運転には厳罰で対処するのが効果的か?」についてですが、私の答えは、もちろん、"Yes, it is."です。
2007年10月24日 (水) 20:16:00
貿易統計速報に見る米国経済の減速とデカップリング論
今日も、朝から秋晴れのいいお天気でした。日中は陽射しがあり気温も上がりましたが、朝夕はかなり冷え込むようになりました。今日の午後に私の親元官庁で講演会があったので出向いたんですが、ランチからそのまま上着なしのネクタイとワイシャツだけの気楽な服装で行ったら、夕方に戻る時には少し寒いくらいでした。

今日、財務省から9月の貿易統計速報が発表されました。米国向けの輸出が減少する一方で、欧州とアジア向けの輸出が増加し、外需に関してはデカップリング論が成り立っているように見受けられます。いつもの NIKKEI.NET から引用すると以下の通りです。
引用にないので少し統計計数を補足すると、9月の貿易収支は1兆6378億円となり、事前の市場コンセンサスである1兆4810億円を上回り、8月に続いて2ヶ月連続で増加しました。輸出は前年比6.5%増の7兆2704億円と5ヶ月振りに1桁台の伸びに減速したものの、輸入が前年比▲3.2%減の5兆6325億円と3年7ヶ月振りに前年割れした結果です。対米輸出は金額ベースで前年比▲9.2%、数量ベースで▲11.8%と金額ベースでは5月以来、数量ベースでは7ヶ月連続のマイナスを記録しています。自動車(前年比▲15.2%)を中心に幅広い品目で▲10%を超える減少が見られ、米国景気の鈍化を反映した結果と考えられます。対アジア輸出も金額ベースで前年比+8.3%、数量ベースで+7.8%と、金額ベースでは2月、数量ベースでは4月以来の1 桁台の伸びとなりました。ただし、対 EU 向けは金額ベースで前年比+13.2%、数量ベースで+9.7%と堅調を維持しています。
いろんな国の経済成長を考える場合、直接的に GDP の成長率を見るのが手っ取り早いんですが、何かから反射的にうかがえる場合もあります。例えば、よく言われるのは、必ずしも統計の信頼性が高くない中国なんかの場合は、単純に中国政府が発表する GDP 統計だけでなく、銅などの一次産品価格の動向を見ることも有効であると考えられます。同じように、米国や欧州やアジアなどの海外経済の動向について、我が国からの輸出の伸びを考えるのにも一定の理由があります。9月単月の輸出額で判断するのは余りにも早計なんですが、典型的に現れているのは、米国経済が減速していることと、輸出などで米国経済への依存度の高いアジア経済も米国経済減速の影響を免れないだろうということと、貿易などの域内依存度が高い欧州経済は米国経済の減速には抵抗力がある、といったところでしょうか。ただし、アジア経済については、日本からの輸出の増加が鈍化しているのは一時的であると見ているエコノミストが多いような気がします。理由は、米国への依存度がそれ相応に高いと見られている中国への輸出金額は前年比+16.5%と依然として堅調を維持しているからです。
それから、輸出は海外経済に依存するとしても、輸入は国内経済に依存するのは当然です。9月の輸入が3年7ヶ月振りに前年割れしてマイナスを記録したのは、我が国経済もかなり減速している証拠と言えるかもしれません。さらに、輸出が減速し、輸入が減少した結果として、貿易収支はかなり膨らんで来ています。外需に依存する成長が続いていることは言うまでもありませんが、ここ数日の間に少し為替が円高に振れているのは微妙なサインだと私は考えています。おそらく、為替が貿易に影響を与えるのは少なくとも2-3四半期のラグを持っているを考えられますので、8月のクレジット市場の影響から円高に振れて来ているのは、来年年央以降に統計に表れるんでしょうが、株式市況は円高を嫌気していますし、企業マインドにも何らかの影響を及ぼす可能性は否定できません。私が従来から主張しているように、為替相場は金融市場動向だけでなく、実体経済へ及ぼす影響も小さくないことから、外需の価格要因として今後の注目点のひとつだと考えられます。もちろん、外需の所得要因としては、一見したところ、欧州や中国が米国経済の減速をカバーしてデカップリング論が成り立っているように見受けられますが、欧州はともかく、中国をはじめとするアジア経済は米国への依存度が決して低くないだけに、楽観は出来ないような気がしないでもありません。

今日、財務省から9月の貿易統計速報が発表されました。米国向けの輸出が減少する一方で、欧州とアジア向けの輸出が増加し、外需に関してはデカップリング論が成り立っているように見受けられます。いつもの NIKKEI.NET から引用すると以下の通りです。
財務省が24日発表した9月の貿易統計速報によると、米国向け輸出額は前年同月比9.2%減の1兆4254億円と5カ月ぶりに減少した。
米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題などで米経済成長が減速し、自動車や建機などの輸出が減少した。ただ、欧州連合(EU)、アジア向けの輸出は10%前後の伸びを維持し、対米輸出の落ち込みを他の地域で補う構図が鮮明になっている。
貿易黒字の総額は、前年同月比62.7%増の1兆6378億円と過去最高を記録した。対米黒字は13.2%減の7899億円と2カ月ぶりに減少。一方でEU向けは、自動車などの輸出が好調で26.4%増。アジア向けは通信機の輸出が大幅に増え58.7%増となった。
引用にないので少し統計計数を補足すると、9月の貿易収支は1兆6378億円となり、事前の市場コンセンサスである1兆4810億円を上回り、8月に続いて2ヶ月連続で増加しました。輸出は前年比6.5%増の7兆2704億円と5ヶ月振りに1桁台の伸びに減速したものの、輸入が前年比▲3.2%減の5兆6325億円と3年7ヶ月振りに前年割れした結果です。対米輸出は金額ベースで前年比▲9.2%、数量ベースで▲11.8%と金額ベースでは5月以来、数量ベースでは7ヶ月連続のマイナスを記録しています。自動車(前年比▲15.2%)を中心に幅広い品目で▲10%を超える減少が見られ、米国景気の鈍化を反映した結果と考えられます。対アジア輸出も金額ベースで前年比+8.3%、数量ベースで+7.8%と、金額ベースでは2月、数量ベースでは4月以来の1 桁台の伸びとなりました。ただし、対 EU 向けは金額ベースで前年比+13.2%、数量ベースで+9.7%と堅調を維持しています。
いろんな国の経済成長を考える場合、直接的に GDP の成長率を見るのが手っ取り早いんですが、何かから反射的にうかがえる場合もあります。例えば、よく言われるのは、必ずしも統計の信頼性が高くない中国なんかの場合は、単純に中国政府が発表する GDP 統計だけでなく、銅などの一次産品価格の動向を見ることも有効であると考えられます。同じように、米国や欧州やアジアなどの海外経済の動向について、我が国からの輸出の伸びを考えるのにも一定の理由があります。9月単月の輸出額で判断するのは余りにも早計なんですが、典型的に現れているのは、米国経済が減速していることと、輸出などで米国経済への依存度の高いアジア経済も米国経済減速の影響を免れないだろうということと、貿易などの域内依存度が高い欧州経済は米国経済の減速には抵抗力がある、といったところでしょうか。ただし、アジア経済については、日本からの輸出の増加が鈍化しているのは一時的であると見ているエコノミストが多いような気がします。理由は、米国への依存度がそれ相応に高いと見られている中国への輸出金額は前年比+16.5%と依然として堅調を維持しているからです。
それから、輸出は海外経済に依存するとしても、輸入は国内経済に依存するのは当然です。9月の輸入が3年7ヶ月振りに前年割れしてマイナスを記録したのは、我が国経済もかなり減速している証拠と言えるかもしれません。さらに、輸出が減速し、輸入が減少した結果として、貿易収支はかなり膨らんで来ています。外需に依存する成長が続いていることは言うまでもありませんが、ここ数日の間に少し為替が円高に振れているのは微妙なサインだと私は考えています。おそらく、為替が貿易に影響を与えるのは少なくとも2-3四半期のラグを持っているを考えられますので、8月のクレジット市場の影響から円高に振れて来ているのは、来年年央以降に統計に表れるんでしょうが、株式市況は円高を嫌気していますし、企業マインドにも何らかの影響を及ぼす可能性は否定できません。私が従来から主張しているように、為替相場は金融市場動向だけでなく、実体経済へ及ぼす影響も小さくないことから、外需の価格要因として今後の注目点のひとつだと考えられます。もちろん、外需の所得要因としては、一見したところ、欧州や中国が米国経済の減速をカバーしてデカップリング論が成り立っているように見受けられますが、欧州はともかく、中国をはじめとするアジア経済は米国への依存度が決して低くないだけに、楽観は出来ないような気がしないでもありません。
2007年10月23日 (火) 22:03:00
ゴルフはウサン臭いスポーツか?
今日も、朝から秋晴れのいいお天気でした。日中は陽射しがあり気温も上がりましたが、朝夕はかなり冷え込むようになりました。明日の朝はかなり寒いような天気予報です。
国会でテロ特措法の関係で真剣な議論が行われているところに、わけの分からないスキャンダルが持ち上がりました。新聞などで盛んに報道されているのでご存じの方も多いと思いますが、防衛省の守屋前事務次官が専門商社の山田洋行の元専務からゴルフ接待を受けていたとか、次女の米国留学に関係して便宜を図ってもらったとか、果ては、山田洋行の元専務が山田洋行の米国子会社が管理していた株売却益約1億円を不正に引き出していた疑いが浮かび上がるとか、いろんな報道がなされています。私は事実関係について詳しく知る立場にないので、何とも言えませんが、ゴルフについておにいちゃんから質問されて困っています。
我が家のおにいちゃんのように小学生も5年生くらいになると、それ相応に社会的な出来事にも興味を持って、新聞を読んだりテレビのニュースを見たりするんですが、おにいちゃんからゴルフはどうしていけないのかと聞かれて困っています。まあ、詳しく言えば、公務員倫理法の規定により、私の記憶が正しければ、ゴルフをプレーしたり、旅行に同行するのなんかは、たとえ割り勘であっても関係業者、正確にいえば利害関係者といっしょにしてはいけない規定になっています。今回の事件では業者に払わせていた部分がどのくらいあるのかは私も詳しくは知りませんが、たとえ割り勘でもアウトというのがポイントです。旅行はスポーツではないので除外するとしても、では、どうしてゴルフがいけないのかというと答えに窮します。その昔に読んだ人事院のパンフレットなんかでは、、国民から「不適切な関係にあるのではないか」との疑惑を招くおそれがあるから、ということになっているんですが、これではわけが分かりません。おにいちゃんには私から、長時間にわたって少人数でラウンドするので、密談なんかに利用されやすいと答えると、おにいちゃんは、すかさず、では釣りなんかはどうだと聞き返します。釣りも少人数でかなり長時間にわたっていっしょにいるわけですから、おにいちゃんからすれば密談に適しているように見えるようです。でも、釣りは社会一般の常識に照らしてよさそうな気がします。ややウロ覚えですが、公務員倫理法で禁止されていなかったように記憶しています。おにいちゃんから明示的には問われませんでしたが、ゴルフと違ってテニスやジョギングなんかも禁止されていないような気がします。要するに、簡潔明瞭な答えとしては法律で禁止されているから、ということなんですが、人のものを盗んだり、人を傷つけたりするのがいけないことは、法律で決める以前から社会通念上でそうなっているわけで、誰も疑問に思わないんでしょうが、ゴルフがアウトなのは法律が出来たからそうなったんで、社会的な常識と法律の因果関係が逆転しているような気がしないでもありません。
世界の王室では乗馬とヨットがロイヤル・スポーツとして盛んに行われていたりするんですが、我が国の皇室ではヨットは取り入れられていないと聞いたことがあります。ギャンブルの競艇を連想させるという説もあったりするようです。これと同じで、日本ではゴルフはうさん臭いスポーツと考えられていたりするんでしょうか?
国会でテロ特措法の関係で真剣な議論が行われているところに、わけの分からないスキャンダルが持ち上がりました。新聞などで盛んに報道されているのでご存じの方も多いと思いますが、防衛省の守屋前事務次官が専門商社の山田洋行の元専務からゴルフ接待を受けていたとか、次女の米国留学に関係して便宜を図ってもらったとか、果ては、山田洋行の元専務が山田洋行の米国子会社が管理していた株売却益約1億円を不正に引き出していた疑いが浮かび上がるとか、いろんな報道がなされています。私は事実関係について詳しく知る立場にないので、何とも言えませんが、ゴルフについておにいちゃんから質問されて困っています。
我が家のおにいちゃんのように小学生も5年生くらいになると、それ相応に社会的な出来事にも興味を持って、新聞を読んだりテレビのニュースを見たりするんですが、おにいちゃんからゴルフはどうしていけないのかと聞かれて困っています。まあ、詳しく言えば、公務員倫理法の規定により、私の記憶が正しければ、ゴルフをプレーしたり、旅行に同行するのなんかは、たとえ割り勘であっても関係業者、正確にいえば利害関係者といっしょにしてはいけない規定になっています。今回の事件では業者に払わせていた部分がどのくらいあるのかは私も詳しくは知りませんが、たとえ割り勘でもアウトというのがポイントです。旅行はスポーツではないので除外するとしても、では、どうしてゴルフがいけないのかというと答えに窮します。その昔に読んだ人事院のパンフレットなんかでは、、国民から「不適切な関係にあるのではないか」との疑惑を招くおそれがあるから、ということになっているんですが、これではわけが分かりません。おにいちゃんには私から、長時間にわたって少人数でラウンドするので、密談なんかに利用されやすいと答えると、おにいちゃんは、すかさず、では釣りなんかはどうだと聞き返します。釣りも少人数でかなり長時間にわたっていっしょにいるわけですから、おにいちゃんからすれば密談に適しているように見えるようです。でも、釣りは社会一般の常識に照らしてよさそうな気がします。ややウロ覚えですが、公務員倫理法で禁止されていなかったように記憶しています。おにいちゃんから明示的には問われませんでしたが、ゴルフと違ってテニスやジョギングなんかも禁止されていないような気がします。要するに、簡潔明瞭な答えとしては法律で禁止されているから、ということなんですが、人のものを盗んだり、人を傷つけたりするのがいけないことは、法律で決める以前から社会通念上でそうなっているわけで、誰も疑問に思わないんでしょうが、ゴルフがアウトなのは法律が出来たからそうなったんで、社会的な常識と法律の因果関係が逆転しているような気がしないでもありません。
世界の王室では乗馬とヨットがロイヤル・スポーツとして盛んに行われていたりするんですが、我が国の皇室ではヨットは取り入れられていないと聞いたことがあります。ギャンブルの競艇を連想させるという説もあったりするようです。これと同じで、日本ではゴルフはうさん臭いスポーツと考えられていたりするんでしょうか?
2007年10月22日 (月) 20:06:00
G7 ステートメントから日銀の金融政策の先行きを考える
今日も、朝から秋晴れのいいお天気でした。日中は陽射しがあり気温も上がり汗ばむほどでしたが、朝夕はかなり冷え込むようになりました。
10月19日の米国ワシントンでの先進7カ国蔵相中央銀行総裁会議 (G7) を受けて、株式相場が下がって来ています。先週金曜日のNY市場で経済の先行き懸念からダウ平均が366ドル94セント安の1万3522ドル2セントに急落したのを受けて、今日の東証では日経平均がザラ場で500円以上下げる展開で、375円90銭(2.24%)安の1万6438円47銭で引けました。一時は下げ幅が549円まで広がったんですが、さすがにこの水準では押し目買いが入ったようです。週明けのNY市場も始まっているのかもしれませんが、ザラ場の数字を上げても仕方ありませんから、ご興味ある向きはお調べ下さい。
この展開は G7 のステートメントにかなり景気の減速感が見られることを根拠にしているように報道されていますが、新聞などと違って、私は必ずしもそう考えていません。まず、G7 の結果について、いつもの朝日新聞のサイトから最初の2パラだけ引用すると以下の通りです。
まず、今回 G7 のステートメントは冒頭で、「世界経済は堅固な(robust)成長の5年目に入った」としつつも、景気悪化につながる要因を以下の通り3つ列挙しています。
その上で、"Nevertheless, our overall economic fundamentals continue to be strong and emerging markets are providing critical impetus to the strength of the world economy." と結論しています。ハッキリ言って、予想よりもかなり楽観的な表現と私は捉えています。こうした景況感を受けて、金融政策はインフレに対して警戒的 (vigilant)、すなわち、"monetary policy must remain vigilant in maintaining price stability" としています。この表現には欧州中央銀行 (ECB) の意向が汲み取れないでもないですが、金融政策を引締めにも緩和にもどちらにも慎重であるとも読めますし、逆に、金融政策当局にフリーハンドを与えたとも受け取ることが出来ます。米国では来週の連邦公開市場委員会 (FOMC) で連保準備制度理事会 (FED) が利下げする理由にもなりますし、年明けに向けて ECB の利上げ姿勢も温存されたとも言えます。ひるがえって、日銀の利上げについても決して封印されたとは言えません。ですから、福井総裁は記者会見で「これまでと同様の考え方に立って、経済・物価情勢の改善の度合いに応じたペースで、徐々に金利水準の調整を行うことになる」と述べ、新聞ではかなり強気な姿勢を示した、なんて報道されたりしています。私は福井総裁の解釈が正しいんだろうと思っています。それから、少し脱線しますが、前回 G7 の声明文にあった日本の景気回復を評価する1文、すなわち、"Japan's recovery is on track and expected to continue" が削除されたことに関して、何かと取り上げている向きもありますが、今回の G7 では各国横並びで国別の経済状況評価はステートメントに盛り込まれていませんから、日本の経済状況について G7 としてインプリシットに懸念を表明したと捉えるべきではないと私は考えています。
さて、日銀の金融政策に戻ると、フリーハンドとは言っても、そんなに早期の利上げが予想されるわけではありません。今のところ、我が同業者のエコノミストの間でも、12月利上げ説が根強くあったりするんですが、まず、日本の3月に当たる12月の年末を欧米の金融機関が無事に乗り切れるかどうかを見極める必要があります。誠に失礼ながら、年内再利上げを予想している同業者のみなさんには、経済大国たる日本の中央銀行としての日銀の金融政策の影響力の大きさを正しく認識し、もう少し国際的な感覚を研ぎ澄まして欲しい気がします。もしも、いずれかの欧米の金融機関がピンチに陥って、それを日銀の利上げの結果とされるのは何としても避けたいところでしょう。さらに、来年2月には日本で G7 が開催され、金融安定化フォーラムの中間報告が報告される予定となっています。今回の G7 に関して、このあたりまでのスケジュールを頭に入れておく必要があります。最後に、そうこうしているうちに、ねじれ国会での日銀総裁の同意人事が上程されたりします。ですから、私は年度内、すなわち、福井総裁の任期中の再利上げは難しそうな気がしないでもありません。
10月19日の米国ワシントンでの先進7カ国蔵相中央銀行総裁会議 (G7) を受けて、株式相場が下がって来ています。先週金曜日のNY市場で経済の先行き懸念からダウ平均が366ドル94セント安の1万3522ドル2セントに急落したのを受けて、今日の東証では日経平均がザラ場で500円以上下げる展開で、375円90銭(2.24%)安の1万6438円47銭で引けました。一時は下げ幅が549円まで広がったんですが、さすがにこの水準では押し目買いが入ったようです。週明けのNY市場も始まっているのかもしれませんが、ザラ場の数字を上げても仕方ありませんから、ご興味ある向きはお調べ下さい。
この展開は G7 のステートメントにかなり景気の減速感が見られることを根拠にしているように報道されていますが、新聞などと違って、私は必ずしもそう考えていません。まず、G7 の結果について、いつもの朝日新聞のサイトから最初の2パラだけ引用すると以下の通りです。
主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)は19日午後(日本時間20日早朝)、米国の低所得者向け(サブプライム)住宅ローン問題をきっかけにした金融市場の混乱や原油高が「世界経済を減速させる」との共同声明を発表し、閉幕した。金融市場の混乱は「しばらく続く」との認識も強調。各国が連携して役割を果たしていくことを確認した。
声明は世界経済を減速させる要因として「金融市場の混乱、原油価格の高騰、米国の住宅部門の弱さ」を指摘。力強い新興市場国の成長が世界の景気を支えており、「経済全体は引き続き強い」とした。しかし、前回の4月のG7で強調した「過去30年以上で最も力強い」という認識から大きく後退した。
まず、今回 G7 のステートメントは冒頭で、「世界経済は堅固な(robust)成長の5年目に入った」としつつも、景気悪化につながる要因を以下の通り3つ列挙しています。
- recent financial market turbulence
- high oil prices
- weakness in the US housing sector
その上で、"Nevertheless, our overall economic fundamentals continue to be strong and emerging markets are providing critical impetus to the strength of the world economy." と結論しています。ハッキリ言って、予想よりもかなり楽観的な表現と私は捉えています。こうした景況感を受けて、金融政策はインフレに対して警戒的 (vigilant)、すなわち、"monetary policy must remain vigilant in maintaining price stability" としています。この表現には欧州中央銀行 (ECB) の意向が汲み取れないでもないですが、金融政策を引締めにも緩和にもどちらにも慎重であるとも読めますし、逆に、金融政策当局にフリーハンドを与えたとも受け取ることが出来ます。米国では来週の連邦公開市場委員会 (FOMC) で連保準備制度理事会 (FED) が利下げする理由にもなりますし、年明けに向けて ECB の利上げ姿勢も温存されたとも言えます。ひるがえって、日銀の利上げについても決して封印されたとは言えません。ですから、福井総裁は記者会見で「これまでと同様の考え方に立って、経済・物価情勢の改善の度合いに応じたペースで、徐々に金利水準の調整を行うことになる」と述べ、新聞ではかなり強気な姿勢を示した、なんて報道されたりしています。私は福井総裁の解釈が正しいんだろうと思っています。それから、少し脱線しますが、前回 G7 の声明文にあった日本の景気回復を評価する1文、すなわち、"Japan's recovery is on track and expected to continue" が削除されたことに関して、何かと取り上げている向きもありますが、今回の G7 では各国横並びで国別の経済状況評価はステートメントに盛り込まれていませんから、日本の経済状況について G7 としてインプリシットに懸念を表明したと捉えるべきではないと私は考えています。
さて、日銀の金融政策に戻ると、フリーハンドとは言っても、そんなに早期の利上げが予想されるわけではありません。今のところ、我が同業者のエコノミストの間でも、12月利上げ説が根強くあったりするんですが、まず、日本の3月に当たる12月の年末を欧米の金融機関が無事に乗り切れるかどうかを見極める必要があります。誠に失礼ながら、年内再利上げを予想している同業者のみなさんには、経済大国たる日本の中央銀行としての日銀の金融政策の影響力の大きさを正しく認識し、もう少し国際的な感覚を研ぎ澄まして欲しい気がします。もしも、いずれかの欧米の金融機関がピンチに陥って、それを日銀の利上げの結果とされるのは何としても避けたいところでしょう。さらに、来年2月には日本で G7 が開催され、金融安定化フォーラムの中間報告が報告される予定となっています。今回の G7 に関して、このあたりまでのスケジュールを頭に入れておく必要があります。最後に、そうこうしているうちに、ねじれ国会での日銀総裁の同意人事が上程されたりします。ですから、私は年度内、すなわち、福井総裁の任期中の再利上げは難しそうな気がしないでもありません。
2007年10月21日 (日) 19:06:00
下の子をカブ隊に連れて行く
今日も、朝から秋晴れのいいお天気でした。日中は陽射しがあり気温も上がりましたが、今朝はかなり冷え込みました。この秋一番の寒さだった気がします。

今日は朝から下の子をボーイスカウトのカブ隊の活動に連れて行きます。お天気もいいので、いつもの自転車のタンデムで行きます。いつもの神社です。先月の末にボーイスカウトの上進式があり、我が家の下の子もカブ隊の中で進級しています。英米式の学年で進みますから、9月から進級して現時点で小学校の2-4年生がカブ隊を構成しているもんですから、我が家の小学3年生は真ん中にあたります。一番下がウサギ、真中がシカ、一番上がクマのバッジをつけています。女の子については別にして、昨年、カブ隊に上進した男子は我が家の下の子だけでしたが、今年は3人も男の子が上進して来ました。もちろん、我が家の下の子がビーバー隊で活動していた時からいっしょの顔見知りのお子さんも上進して来て、ウチの子も3年生ながら年下の子が入ってちょっとした上級生気分です。「新しく入った子は落ち着きがなくて困る」とか、「いろいろとお世話して上げた」とか、面倒も見ているようなことを言います。
おにいちゃんも午前中は外出していたので、午後からは兄弟そろってパソコンで遊びます。下の子はそうでもないですが、おにいちゃんにはメールも来ますから、メールチェックしたりもします。でも、大部分はオンラインゲームで遊んで過ごします。昨今では無料で遊べるオンラインゲームがたくさんあるんですが、聞くところによると、ほとんどは韓国由来だそうです。我が家の子供達は長らくクロノスで遊んでいるんですが、これもそうです。ハンゲームなんかは名前もそのままです。それは別にして、クロノスをはじめとするオンラインゲームは毎月のようにアップデートが出るんですが、我が家が6月に Windows Vista に買い替えたにもかかわらず、クロノスのアップデートはいまだに Windows Vista には対応してくれず、ゲームそのものは遊べるもんですから、時折気付いては、私がマニュアルでアップデートしていたりします。先日、下の子がクロノスで遊べなくなったと言い出したので、この週末に手動でアップデートしました。どうして、クロノスのことを思い出したかと言うと、10月31日のハロウィンが近づいているからで、ハロウィンの前後には大規模なパーティーが開かれて、いろんなアイテムが無料で手に入るからだそうです。そういえば、昨年もそんなことを言っていたような気がします。私もブログにもハロウィンについての記事を書きましたが、オンラインゲームの世界ではハロウィンの季節は大事なんだと知りました。下の写真は、クロノスで遊ぶおにいちゃんです。

今日は朝から下の子をボーイスカウトのカブ隊の活動に連れて行きます。お天気もいいので、いつもの自転車のタンデムで行きます。いつもの神社です。先月の末にボーイスカウトの上進式があり、我が家の下の子もカブ隊の中で進級しています。英米式の学年で進みますから、9月から進級して現時点で小学校の2-4年生がカブ隊を構成しているもんですから、我が家の小学3年生は真ん中にあたります。一番下がウサギ、真中がシカ、一番上がクマのバッジをつけています。女の子については別にして、昨年、カブ隊に上進した男子は我が家の下の子だけでしたが、今年は3人も男の子が上進して来ました。もちろん、我が家の下の子がビーバー隊で活動していた時からいっしょの顔見知りのお子さんも上進して来て、ウチの子も3年生ながら年下の子が入ってちょっとした上級生気分です。「新しく入った子は落ち着きがなくて困る」とか、「いろいろとお世話して上げた」とか、面倒も見ているようなことを言います。
おにいちゃんも午前中は外出していたので、午後からは兄弟そろってパソコンで遊びます。下の子はそうでもないですが、おにいちゃんにはメールも来ますから、メールチェックしたりもします。でも、大部分はオンラインゲームで遊んで過ごします。昨今では無料で遊べるオンラインゲームがたくさんあるんですが、聞くところによると、ほとんどは韓国由来だそうです。我が家の子供達は長らくクロノスで遊んでいるんですが、これもそうです。ハンゲームなんかは名前もそのままです。それは別にして、クロノスをはじめとするオンラインゲームは毎月のようにアップデートが出るんですが、我が家が6月に Windows Vista に買い替えたにもかかわらず、クロノスのアップデートはいまだに Windows Vista には対応してくれず、ゲームそのものは遊べるもんですから、時折気付いては、私がマニュアルでアップデートしていたりします。先日、下の子がクロノスで遊べなくなったと言い出したので、この週末に手動でアップデートしました。どうして、クロノスのことを思い出したかと言うと、10月31日のハロウィンが近づいているからで、ハロウィンの前後には大規模なパーティーが開かれて、いろんなアイテムが無料で手に入るからだそうです。そういえば、昨年もそんなことを言っていたような気がします。私もブログにもハロウィンについての記事を書きましたが、オンラインゲームの世界ではハロウィンの季節は大事なんだと知りました。下の写真は、クロノスで遊ぶおにいちゃんです。
2007年10月20日 (土) 18:02:00
下の子と理科教室に出かける
昨夜から降った雨も明け方までに上がり、今日は朝から秋晴れのいいお天気でした。日中は陽射しもあって気温は上がりましたが、朝夕は肌寒くて冷えるようになりました。秋が深まりつつあります。
今日は午後から下の子を理科教室に連れて行きます。先日の昆虫の2回目のクラスです。前回は10人ほどの小学生のうち、女の子が3-4人いて中には気持ち悪くなって途中で帰ってしまった虫嫌いの子もいたらしいんですが、今日は女の子は1人だけだったそうです。今日はコオロギやバッタの観察で、先生がコオロギやバッタなんかの秋らしい虫を虫カゴに入れて持って来てくれたらしいんですが、コオロギがとっても臭くて困ったらしいです。帰りにポリ袋に入れて小さな2センチくらいの生きたバッタをお土産で持って帰ります。
帰り道の話題はジャカルタから帰国する直前の夏休みに家族旅行でロンボク島に行った時、ホテルの芝生にチキチキバッタがいっぱい飛んでいて、小学校に上がるか上がらないかの子供達がせっせと追いかけて捕まえていたことです。ロンボク島のホテルで思い出すのは、バッタとともに、ちょうど季節柄、ウミガメの卵が孵って、小さなウミガメの赤ちゃんがウジャウジャいたことです。今は5年生のおにいちゃんが小学校に上がったばかりで、夏休みの絵日記にウミガメの赤ちゃんを書こうとしたんですが、いっぱい過ぎてとっても苦労していたのを思い出します。
話が脱線しましたが、バッタを家まで持ち帰って、下の子は虫カゴに土を引いて草を植え、バッタを飼い始めます。バッタのエサは草らしいんですが、土から生えた草でないといけないそうです。そんなに長くは生きないことを知りつつも、生き物ですから大事に世話をする下の子を見ていて、私と女房のの子育てが間違っていなかったことを実感しました。
下の写真はいつもお馴染みの理科教室で白衣姿の下の子です。ほとんど惰性だけで写真を撮っています。
今日は午後から下の子を理科教室に連れて行きます。先日の昆虫の2回目のクラスです。前回は10人ほどの小学生のうち、女の子が3-4人いて中には気持ち悪くなって途中で帰ってしまった虫嫌いの子もいたらしいんですが、今日は女の子は1人だけだったそうです。今日はコオロギやバッタの観察で、先生がコオロギやバッタなんかの秋らしい虫を虫カゴに入れて持って来てくれたらしいんですが、コオロギがとっても臭くて困ったらしいです。帰りにポリ袋に入れて小さな2センチくらいの生きたバッタをお土産で持って帰ります。
帰り道の話題はジャカルタから帰国する直前の夏休みに家族旅行でロンボク島に行った時、ホテルの芝生にチキチキバッタがいっぱい飛んでいて、小学校に上がるか上がらないかの子供達がせっせと追いかけて捕まえていたことです。ロンボク島のホテルで思い出すのは、バッタとともに、ちょうど季節柄、ウミガメの卵が孵って、小さなウミガメの赤ちゃんがウジャウジャいたことです。今は5年生のおにいちゃんが小学校に上がったばかりで、夏休みの絵日記にウミガメの赤ちゃんを書こうとしたんですが、いっぱい過ぎてとっても苦労していたのを思い出します。
話が脱線しましたが、バッタを家まで持ち帰って、下の子は虫カゴに土を引いて草を植え、バッタを飼い始めます。バッタのエサは草らしいんですが、土から生えた草でないといけないそうです。そんなに長くは生きないことを知りつつも、生き物ですから大事に世話をする下の子を見ていて、私と女房のの子育てが間違っていなかったことを実感しました。
下の写真はいつもお馴染みの理科教室で白衣姿の下の子です。ほとんど惰性だけで写真を撮っています。
2007年10月19日 (金) 20:01:00
松井今朝子さんの「吉原手引草」(幻冬舎) を読む
今日は、朝から雲が広がり、夕方になってから雨が降り出しました。夜になって本降りの雨になりました。でも、昼過ぎくらいには一時的に陽射しもあって、それなりに気温は上がりました。
図書館から借りていた松井今朝子さんの「吉原手引草」(幻冬舎) を読み終えました。言うまでもありませんが、今年度上半期の第137回直木賞受賞作品です。吉原の花魁失踪事件の謎を目付の若い武士が絵双紙作者に扮して突き止めるというものです。いろんな意味で時代小説の新しいスタイルとも考えられます。まずは、アマゾンのサイトからあらすじを引用すると以下の通りです。
直木賞受賞作ですから、仕方がないんでしょうが、区立の図書館にリクエストを入れてから、3-4ヶ月ほど待たされました。私の前に5-60人の予約が入っていたように聞きました。私がよく使う丸の内オアゾの丸善でも大量に平積みされていたのを見かけたことがあります。当然ながら、それなりに人気なんだと思います。それから、小説自体が謎解きなんですが、今夜のエントリーはそれと意識せずにネタバレがあるかもしれません。ご容赦ください。
作者の松井今朝子さんは1953年9月28日京都市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科演劇学修士課程修了後、松竹株式会社に入社、歌舞伎関係の仕事に取り組んできたそうです。京都生まれで早稲田の卒業となれば、ついつい、2004年に「蹴りたい背中」で芥川賞を受賞した綿谷りささんを思い出します。なお、松竹を退社して1997年に小説家としてデビューしてから、何度か直木賞候補になったこともあります。ある意味で、この業界のベテランかもしれません。
江戸時代の特に吉原の風俗なんかが詳しく描写されていて、ある意味で、ペダンティックですらあります。例えば、廊下トンビという言葉が出て来ます。我々公務員の場合は国会や議員会館などをウロチョロしていることを指すんですが、吉原では自分の部屋を捜し歩く客のことで、実際に自分がやった廊下トンビの語源がこのあたりにあるんだということを知るだけでも楽しい気がします。私は独身時代に吉原大門が徒歩圏内の浅草近くにアパートを借りていたことがあり、日本手ぬぐいを集めたりして、京都出身にもかかわらず、それなりの江戸趣味の時代があったもんですから、馴染みのある世界だという気がしないでもありません。
手法的には、花魁失踪の関係者が次々に一人語りを続けて行くというもので、評価は分かれるんでしょうが、私のはまどるっこしい感じがしました。特に、失踪した花魁の描写が証言者によって微妙に違ったりするもんですから、戸惑うことすらありました。もっとも、失踪した後の花魁についての主人公や書き手から見た描写は難しいと思いますが、失踪した葛城の魅力を描き切れていないのは、厳しく言えば筆力の不足との批判もあり得ると思います。それ以外にも、周囲の状況に関して客観的な記述がいっさいないため、感情移入が難しい場面がいくつかありました。ハッキリ言って、グイグイと引き込まれるような迫力は感じなかったです。もうひとつ、手法的には、犯人探しではなく事実関係の謎解きですから、関係者の証言をつなぎ合わせても抜け落ちる部分があったように思います。最初に評価が分かれると書きましたが、この手法に関する私の評価はそんなに高くありません。特に、前半は読み進むのに骨が折れました。
最後の結末は、真ん中を少し過ぎたあたりから、段々と分かり始めます。要するに、武家の仇討めいたお話なんですが、花魁が身請けされる直前に仇討の相手がノコノコと吉原に現れるというのは、ご都合主義的なストーリーだという批判もあるかもしれません。それに、証言者の記述をつなぎ合わせても最後の結末の部分は迫力に欠けます。途中と最後の舞鶴屋の主人の証言がかなり食い違っているのも、本人に言い訳させているとはいうものの、謎解きをテーマとする小説としてはかなり致命的な欠陥だという気がしないでもありません。
最後に、上のパラグラフで数えて、私の評価は1勝2敗で少し厳しいものです。スラッと読めば4つ星の割合と平均的に面白い小説だという気がしないでもないんですが、直木賞受賞作と言うことで大きな期待を胸に長々と図書館に待たされた分を加味すると3ツ星かもしれません。間を取って3つ星半くらいというところだと思います。私の独特の分類である買う本と借りる本では、文句なく借りる本だと思います。
図書館から借りていた松井今朝子さんの「吉原手引草」(幻冬舎) を読み終えました。言うまでもありませんが、今年度上半期の第137回直木賞受賞作品です。吉原の花魁失踪事件の謎を目付の若い武士が絵双紙作者に扮して突き止めるというものです。いろんな意味で時代小説の新しいスタイルとも考えられます。まずは、アマゾンのサイトからあらすじを引用すると以下の通りです。
なぜ、吉原一の花魁葛城は、忽然と姿を消したのか? 遣手、幇間、女衒ーー人々の口から語られる廓の表と裏。やがて隠されていた真実が少しずつ明らかになっていく……。吉原を鮮やかに浮かび上がらせた、時代小説のあらたな傑作!
直木賞受賞作ですから、仕方がないんでしょうが、区立の図書館にリクエストを入れてから、3-4ヶ月ほど待たされました。私の前に5-60人の予約が入っていたように聞きました。私がよく使う丸の内オアゾの丸善でも大量に平積みされていたのを見かけたことがあります。当然ながら、それなりに人気なんだと思います。それから、小説自体が謎解きなんですが、今夜のエントリーはそれと意識せずにネタバレがあるかもしれません。ご容赦ください。
作者の松井今朝子さんは1953年9月28日京都市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科演劇学修士課程修了後、松竹株式会社に入社、歌舞伎関係の仕事に取り組んできたそうです。京都生まれで早稲田の卒業となれば、ついつい、2004年に「蹴りたい背中」で芥川賞を受賞した綿谷りささんを思い出します。なお、松竹を退社して1997年に小説家としてデビューしてから、何度か直木賞候補になったこともあります。ある意味で、この業界のベテランかもしれません。
江戸時代の特に吉原の風俗なんかが詳しく描写されていて、ある意味で、ペダンティックですらあります。例えば、廊下トンビという言葉が出て来ます。我々公務員の場合は国会や議員会館などをウロチョロしていることを指すんですが、吉原では自分の部屋を捜し歩く客のことで、実際に自分がやった廊下トンビの語源がこのあたりにあるんだということを知るだけでも楽しい気がします。私は独身時代に吉原大門が徒歩圏内の浅草近くにアパートを借りていたことがあり、日本手ぬぐいを集めたりして、京都出身にもかかわらず、それなりの江戸趣味の時代があったもんですから、馴染みのある世界だという気がしないでもありません。
手法的には、花魁失踪の関係者が次々に一人語りを続けて行くというもので、評価は分かれるんでしょうが、私のはまどるっこしい感じがしました。特に、失踪した花魁の描写が証言者によって微妙に違ったりするもんですから、戸惑うことすらありました。もっとも、失踪した後の花魁についての主人公や書き手から見た描写は難しいと思いますが、失踪した葛城の魅力を描き切れていないのは、厳しく言えば筆力の不足との批判もあり得ると思います。それ以外にも、周囲の状況に関して客観的な記述がいっさいないため、感情移入が難しい場面がいくつかありました。ハッキリ言って、グイグイと引き込まれるような迫力は感じなかったです。もうひとつ、手法的には、犯人探しではなく事実関係の謎解きですから、関係者の証言をつなぎ合わせても抜け落ちる部分があったように思います。最初に評価が分かれると書きましたが、この手法に関する私の評価はそんなに高くありません。特に、前半は読み進むのに骨が折れました。
最後の結末は、真ん中を少し過ぎたあたりから、段々と分かり始めます。要するに、武家の仇討めいたお話なんですが、花魁が身請けされる直前に仇討の相手がノコノコと吉原に現れるというのは、ご都合主義的なストーリーだという批判もあるかもしれません。それに、証言者の記述をつなぎ合わせても最後の結末の部分は迫力に欠けます。途中と最後の舞鶴屋の主人の証言がかなり食い違っているのも、本人に言い訳させているとはいうものの、謎解きをテーマとする小説としてはかなり致命的な欠陥だという気がしないでもありません。
最後に、上のパラグラフで数えて、私の評価は1勝2敗で少し厳しいものです。スラッと読めば4つ星の割合と平均的に面白い小説だという気がしないでもないんですが、直木賞受賞作と言うことで大きな期待を胸に長々と図書館に待たされた分を加味すると3ツ星かもしれません。間を取って3つ星半くらいというところだと思います。私の独特の分類である買う本と借りる本では、文句なく借りる本だと思います。
2007年10月18日 (木) 19:52:00
福田内閣は大きく増税に舵を切るのか ?
今日は、朝から秋晴れのいいお天気でした。気温も季節なりに上がった気がします。役所からの帰り道で、三日月と半月の間くらいの月が見えました。
今日の全国紙の朝刊各紙の1面に昨日の経済財政諮問会議の記事がありました。昨年の安倍内閣の成立以降は少し影が薄かった経済財政諮問会議なんですが、福田内閣が成立してから再び脚光を浴びるようになったのかもしれません。それはともかく、主たる内容は、一昨年の骨太で決定した歳入歳出一体改革の歳出削減を踏まえても、名目経済成長率見通しを下方修正した成長制約ケースでは、消費税率に引き直して2.5%以上の増税が必要になるとの試算結果が経済財政諮問会議において了承されたというものです。日経新聞では自民党の政策調査会の財政改革研究会の与謝野会長のインタビューととともに1面トップでした。まず、その NIKKEI.NET のサイトから引用すると以下の通りです。
上のグラフは昨日の経済財政諮問会議に提出された資料からの抜粋です。このままでは見にくいと思いますが、クリックすると別窓でオリジナルサイズの画像が現れます。さて、一昨年の歳入歳出一体改革で想定したように名目成長率が3.0%であれば、国と地方を合わせた財政のプライマリー・バランスは黒字になるんですが、上のグラフは名目成長率が2.2%だった場合の試算です。赤のラインが歳出削減14.3兆円のケースに対応し増税必要額は3.2兆円、青が歳出削減11.4兆円で増税必要額は5.8兆円、さらに、一昨年の歳入歳出一体改革にはなかったんですが、緑のケースは14.3兆円の歳出削減に加えて毎年度1兆円の追加歳出があるケースで増税必要額は6.6兆円に上ります。
昨日の経済財政諮問会議には舛添厚生労働大臣も臨時議員として出席し、2004年の年金制度改革、2005年の介護保険制度改革、2006年の医療制度改革などを強調しました。しかし、現在の福田総理大臣が自民党の総裁選挙に立候補した際に、政権公約として掲げたのは「希望と安心のくにづくり」で、そのひとつが高齢者医療費負担増の凍結でした。当時の麻生幹事長の政権公約「日本の底力−活力と安心への挑戦」が日本の経済社会の活力を引き出す方向であったのに対して、福田総理は社会的弱者への配慮をにじませたものと報道されたりしましたが、結果的に、財政負担を増大させるものと受け取る向きもありました。昨日の経済財政諮問会議で了承された試算を重ね合わせて見ると、福田内閣は社会的弱者への配慮や年金などの将来の安心のために増税に舵を切ったと考えるエコノミストがいても不思議ではありません。しかし、増税に舵を切る前に社会保障の増加をいかに抑えるかをもう少し真剣に検討するべきだと私は考えています。どうしてかというと、成長率を低めに見積もって増税を実施すれば、さらに成長率が下がる危険が大きく、悪循環に陥るリスクがあるからです。加えて、2005年に開催された財務省と国際通貨基金 (IMF) の共催になる国際シンポジウムでも海外の出席者から日本の高齢者は selfish で、社会保障支出が硬直的なのが日本財政のひとつの問題との指摘があったと聞いたことがありますが、私は日本の高齢者はそんなに selfish ではないと実感していますし、地域間格差がここまで拡大するくらいに公共事業を切り詰めているんですから、医療や年金なんかの高齢者向けの社会保障を改革する必要性も理解される可能性は十分あると思います。そうでなければ、このまま日本の財政は破綻コースを走りかねないと危惧しています。現在の福田内閣にはこの高齢者に対する歳出削減の視点が欠けているような気がしてなりません。私はかつてこのブログで市場の圧力にさらされていない4+2分野として、政府、教育、医療、宗教とオマケで農林水産業と特定の分野の中小企業を上げたことがありますが、我が国においては高齢者も大きな既得権益集団になりつつある気がします。
最後に、ついでのトピックになってしまったんですが、昨日、 国際通貨基金 (IMF) が World Economic Outlook を公表しました。米国のサブプライム・ローン問題に端を発するクレジット市場の流動性危機から、広範な国と産業への成長率の下押し圧力を勘案して、前回の見通しを下方修正しています。前回から上方修正されたのは原油価格上昇の恩恵を受ける中東くらいのものだったりします。特に、米国経済については、連邦準備制度理事会 (FED) が発表した地区連銀報告(いわゆるベージュブック)でも減速が確認されています。前の引用と同じく、 NIKKEI.NET のサイトから IMF 世界経済見通しについて最初のパラグラフだけを引用すると以下の通りです。なお、詳しい計数は引用の下の総括表をご覧下さい。クリックすると別窓で詳細が表示されます。
ついでのついでに、ベージュブックに関するNIKKEI.NET のサイトからの引用は以下の通りです。これも最初のパラだけです。
今日の全国紙の朝刊各紙の1面に昨日の経済財政諮問会議の記事がありました。昨年の安倍内閣の成立以降は少し影が薄かった経済財政諮問会議なんですが、福田内閣が成立してから再び脚光を浴びるようになったのかもしれません。それはともかく、主たる内容は、一昨年の骨太で決定した歳入歳出一体改革の歳出削減を踏まえても、名目経済成長率見通しを下方修正した成長制約ケースでは、消費税率に引き直して2.5%以上の増税が必要になるとの試算結果が経済財政諮問会議において了承されたというものです。日経新聞では自民党の政策調査会の財政改革研究会の与謝野会長のインタビューととともに1面トップでした。まず、その NIKKEI.NET のサイトから引用すると以下の通りです。
政府の経済財政諮問会議は17日、2011年度に国と地方の基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化する目標について、名目経済成長率を3.0%から2.2%に下げるなど前提を変えると、最大で6兆6000億円の増税が必要とする内閣府の試算を了承した。消費税率に換算すると2.5%程度の引き上げが必要となる。自民党財政改革研究会の与謝野馨会長も同日、成長率の下方修正を検討する考えを表明した。年末の税制改正や予算編成に向け、財政再建を巡る議論が加速しそうだ。
諮問会議が増税必要額を明示するのは初めて。福田康夫首相は同日の会合で「先送りすれば選択肢はさらに厳しくなる。国民の立場に立った分かりやすい議論を早急に積み重ねる必要がある」と強調した。首相は社会保障と税に関する政府・与党協議会を近く設置し、09年度に予定する基礎年金の国庫負担割合の2分の1への引き上げの財源を確保するため、消費税増税を含め検討に着手する意向だ。
上のグラフは昨日の経済財政諮問会議に提出された資料からの抜粋です。このままでは見にくいと思いますが、クリックすると別窓でオリジナルサイズの画像が現れます。さて、一昨年の歳入歳出一体改革で想定したように名目成長率が3.0%であれば、国と地方を合わせた財政のプライマリー・バランスは黒字になるんですが、上のグラフは名目成長率が2.2%だった場合の試算です。赤のラインが歳出削減14.3兆円のケースに対応し増税必要額は3.2兆円、青が歳出削減11.4兆円で増税必要額は5.8兆円、さらに、一昨年の歳入歳出一体改革にはなかったんですが、緑のケースは14.3兆円の歳出削減に加えて毎年度1兆円の追加歳出があるケースで増税必要額は6.6兆円に上ります。
昨日の経済財政諮問会議には舛添厚生労働大臣も臨時議員として出席し、2004年の年金制度改革、2005年の介護保険制度改革、2006年の医療制度改革などを強調しました。しかし、現在の福田総理大臣が自民党の総裁選挙に立候補した際に、政権公約として掲げたのは「希望と安心のくにづくり」で、そのひとつが高齢者医療費負担増の凍結でした。当時の麻生幹事長の政権公約「日本の底力−活力と安心への挑戦」が日本の経済社会の活力を引き出す方向であったのに対して、福田総理は社会的弱者への配慮をにじませたものと報道されたりしましたが、結果的に、財政負担を増大させるものと受け取る向きもありました。昨日の経済財政諮問会議で了承された試算を重ね合わせて見ると、福田内閣は社会的弱者への配慮や年金などの将来の安心のために増税に舵を切ったと考えるエコノミストがいても不思議ではありません。しかし、増税に舵を切る前に社会保障の増加をいかに抑えるかをもう少し真剣に検討するべきだと私は考えています。どうしてかというと、成長率を低めに見積もって増税を実施すれば、さらに成長率が下がる危険が大きく、悪循環に陥るリスクがあるからです。加えて、2005年に開催された財務省と国際通貨基金 (IMF) の共催になる国際シンポジウムでも海外の出席者から日本の高齢者は selfish で、社会保障支出が硬直的なのが日本財政のひとつの問題との指摘があったと聞いたことがありますが、私は日本の高齢者はそんなに selfish ではないと実感していますし、地域間格差がここまで拡大するくらいに公共事業を切り詰めているんですから、医療や年金なんかの高齢者向けの社会保障を改革する必要性も理解される可能性は十分あると思います。そうでなければ、このまま日本の財政は破綻コースを走りかねないと危惧しています。現在の福田内閣にはこの高齢者に対する歳出削減の視点が欠けているような気がしてなりません。私はかつてこのブログで市場の圧力にさらされていない4+2分野として、政府、教育、医療、宗教とオマケで農林水産業と特定の分野の中小企業を上げたことがありますが、我が国においては高齢者も大きな既得権益集団になりつつある気がします。
最後に、ついでのトピックになってしまったんですが、昨日、 国際通貨基金 (IMF) が World Economic Outlook を公表しました。米国のサブプライム・ローン問題に端を発するクレジット市場の流動性危機から、広範な国と産業への成長率の下押し圧力を勘案して、前回の見通しを下方修正しています。前回から上方修正されたのは原油価格上昇の恩恵を受ける中東くらいのものだったりします。特に、米国経済については、連邦準備制度理事会 (FED) が発表した地区連銀報告(いわゆるベージュブック)でも減速が確認されています。前の引用と同じく、 NIKKEI.NET のサイトから IMF 世界経済見通しについて最初のパラグラフだけを引用すると以下の通りです。なお、詳しい計数は引用の下の総括表をご覧下さい。クリックすると別窓で詳細が表示されます。
国際通貨基金 (IMF) は17日発表した最新の世界経済見通しで、米国の実質経済成長率を2007年、08年ともに1.9%と予想した。08年は今年4月時点よりも0.9ポイント下方修正し、下げ幅は主要国で最大。サブプライムローンの焦げ付きが増え、金融市場が動揺した悪影響が米国で最も色濃く表れるとみている。
ついでのついでに、ベージュブックに関するNIKKEI.NET のサイトからの引用は以下の通りです。これも最初のパラだけです。
米連邦準備理事会 (FRB) は17日、地区連銀経済報告(ベージュブック)を発表した。9月上旬から10月上旬にかけて「米経済の拡大が続いたが、成長のペースは減速した」と総括。9月5日の前回報告より景気判断を下方修正した。信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題が住宅市場を一段と冷え込ませているだけでなく、個人消費や企業生産にも打撃を与えつつあることをにじませる内容になった。
2007年10月17日 (水) 22:21:00
「ちりとてちん」に高まる個人的期待
今日は、朝から雲が広がったものの、日中はまずまずいいお天気でした。でも、夕方には再び雲が広がりました。陽射しがあったので、日中には気温は上がりましたが、朝夕は肌寒かったです。
この10月からNHKの朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」が始まりました。私は大いに期待しています。楽しみに見ていた人には申し訳ないんですが、今年度上半期の「どんど晴れ」が私にはもうひとつだったからです。私はNHKの朝の連続テレビ小説はいつも楽しみに見ているんですが、「どんど晴れ」だけは5月のゴールデンウィーク明けに見るのを止めてしまいました。まずは、その期待の大きい「ちりとてちん」のホームページから見どころを引用すると以下の通りです。
年度前半の「どんど晴れ」はヒロインの比嘉愛未さんを見た時に、失礼ながら、その前の昨年度後半の大阪局製作の「芋たこなんきん」の藤山直美さんと違って、いかにも朝ドラのヒロインらしさを感じて期待したんですが、私のブログの5月1日付けのエントリーでも紹介した通り、何せ、ストーリーがありきたりでつまらなくて、面白くは感じられませんでした。今度のヒロインの貫地谷しほりさんも見た目は朝ドラのヒロインっぽいんですが、何分、落語家を目指す3のセンですから、コミカルに出来ています。エーコの佐藤めぐみさんに対するビーコ役で、小学生時代はともかく、高校生になってからは対比が強烈になりました。配役の妙も感じます。それにしても、私くらいの年代になると、和久井映見さんや生稲晃子さんがこれくらいの年齢のヒロインの母親役なんだと、ついつい、自分の年齢も忘れて感慨にふけってしまいます。
今週から本格的に落語家との接点が出来ましたし、ストーリーの展開はこれからが見どころなんでしょうが、私は大いに期待を寄せています。何よりも見ていて面白いのは、主人公のビーコの勝手な妄想が画像で実写されることで、とってもマンガチックだと思います。エーコとビーコのかけ合いは、やっぱり大阪局製作の10年ほど前の「ふたりっ子」を思い出させるものがあります。でも、まだ高校時代しか見ていないんですが、エーコとビーコだけでなく、魚屋食堂の同級生の順子とのやり取りも、エーコに対するビーコのホンネを聞けるという意味で、興味深いものがありました。
なお、タイトル「ちりとてちん」の由来は三味線のメロディを擬音化した言葉なんでしょうが、上方落語に「ちりとてちん」という演題があります。江戸落語では「酢豆腐」と名を変えて演じられているそうです。知ったかぶりでいやみばかりを言う隣人に、ご隠居さんが一計を案じて、腐った豆腐を「これは長崎名物のちりとてちんだ」と言って食べさせるというお噺です。私は20年ほど前に亡くなった六代目の笑福亭松鶴師匠が演じているのをラジオで聞いた覚えがあるんですが、高校生くらいのころで記憶はとっても不確かです。
まだ始まって2週間余りで、私も見逃している放送もあったりするもんですから、やや過大な期待かもしれませんが、年度前半の朝ドラが私にはつまらなくて冴えなかっただけに、ついつい期待をしてしまっています。同時に、大いに応援もしています。
この10月からNHKの朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」が始まりました。私は大いに期待しています。楽しみに見ていた人には申し訳ないんですが、今年度上半期の「どんど晴れ」が私にはもうひとつだったからです。私はNHKの朝の連続テレビ小説はいつも楽しみに見ているんですが、「どんど晴れ」だけは5月のゴールデンウィーク明けに見るのを止めてしまいました。まずは、その期待の大きい「ちりとてちん」のホームページから見どころを引用すると以下の通りです。
自信なし。特技なし。将来の夢なんてわかんない。
悩める“へたれ”な女の子、落語家をめざす!
好きなものにはまっしぐら!なのに、あと一歩の肝心なところで「もし上手く行かなかったらどうしよう」と立ち止まってしまう…。バラ色の未来を妄想しては、現実とのギャップに凹んでしまう…。
そんな心配性でコンプレックスだらけのヒロインが、高校卒業を目前に一大決心!故郷の福井・若狭から大阪へと飛び出し、そこで上方落語と出会います。
やがて彼女は落語家を志すことに。
等身大のヒロインが繰り広げる、恋あり涙あり笑いありの人情エンターテイメント。どうぞお楽しみください!
年度前半の「どんど晴れ」はヒロインの比嘉愛未さんを見た時に、失礼ながら、その前の昨年度後半の大阪局製作の「芋たこなんきん」の藤山直美さんと違って、いかにも朝ドラのヒロインらしさを感じて期待したんですが、私のブログの5月1日付けのエントリーでも紹介した通り、何せ、ストーリーがありきたりでつまらなくて、面白くは感じられませんでした。今度のヒロインの貫地谷しほりさんも見た目は朝ドラのヒロインっぽいんですが、何分、落語家を目指す3のセンですから、コミカルに出来ています。エーコの佐藤めぐみさんに対するビーコ役で、小学生時代はともかく、高校生になってからは対比が強烈になりました。配役の妙も感じます。それにしても、私くらいの年代になると、和久井映見さんや生稲晃子さんがこれくらいの年齢のヒロインの母親役なんだと、ついつい、自分の年齢も忘れて感慨にふけってしまいます。
今週から本格的に落語家との接点が出来ましたし、ストーリーの展開はこれからが見どころなんでしょうが、私は大いに期待を寄せています。何よりも見ていて面白いのは、主人公のビーコの勝手な妄想が画像で実写されることで、とってもマンガチックだと思います。エーコとビーコのかけ合いは、やっぱり大阪局製作の10年ほど前の「ふたりっ子」を思い出させるものがあります。でも、まだ高校時代しか見ていないんですが、エーコとビーコだけでなく、魚屋食堂の同級生の順子とのやり取りも、エーコに対するビーコのホンネを聞けるという意味で、興味深いものがありました。
なお、タイトル「ちりとてちん」の由来は三味線のメロディを擬音化した言葉なんでしょうが、上方落語に「ちりとてちん」という演題があります。江戸落語では「酢豆腐」と名を変えて演じられているそうです。知ったかぶりでいやみばかりを言う隣人に、ご隠居さんが一計を案じて、腐った豆腐を「これは長崎名物のちりとてちんだ」と言って食べさせるというお噺です。私は20年ほど前に亡くなった六代目の笑福亭松鶴師匠が演じているのをラジオで聞いた覚えがあるんですが、高校生くらいのころで記憶はとっても不確かです。
まだ始まって2週間余りで、私も見逃している放送もあったりするもんですから、やや過大な期待かもしれませんが、年度前半の朝ドラが私にはつまらなくて冴えなかっただけに、ついつい期待をしてしまっています。同時に、大いに応援もしています。
2007年10月16日 (火) 19:39:00
サンダルがボロくなり、職業選択のプライオリティについて考える
今日は、朝から雲が広がり、時折、細かな霧雨の降るぐずついたお天気でした。気温は上がらず、肌寒かったです。午後に今の出向先の役所から親元官庁に出かけたんですが、上着なしのワイシャツ姿で行くと寒いくらいでした。
先日、役所で履いているサンダルがボロくなり捨てました。夏休みの海水浴に行く時のために一家でおそろいを買ったクロックスのサンダルを役所用にしてしまいました。このブログの今年7月24日付けのエントリーで写真を紹介したことを記憶しています。役所で使うサンダルは何でもいいので、新しいのを買おうかとも考えないでもなかったんですが、海水浴の後はまったく使っていませんでしたので、結局、新しいのを買うのもムダと考えてクロックスのサンダルにしました。別に、役所の同僚のオジサンに流行りものを見せびらかす意図はありません。
私は役所に入ったら、窓口業務で市民と接するわけでもありませんし、靴を脱いでサンダルに履き替えます。官庁のカルチャーにもよるんでしょうが、許容されている役所も多いと思います。私の役所の昔の上司でも、別の観点から、すなわち、よりファッショナブルにするようにとの観点から服装に文句をいわれたことがないわけではありませんが、極めてまれなケースでしたし、常識的な範囲で許容されているんだろうと思います。国家公務員の仕事の特徴のひとつは、余り窓口業務がない点も上げられると思います。住民に身近な地方公務員、特に市町村レベルの役所との違いだと言えるかもしれません。
私は京都の出身ですから、地域柄、観光に従事する職業の人の割合が高く、観光関係のお仕事は週末出勤する場合が多いことから、出来れば、週末をカレンダー通りに休める仕事がいいと考えていました。さらに、カレンダー通りはもちろんのこと、普通に昼間に働く職業のプライオリティが高かったことも当然です。24時間操業の工場勤務なんかはパスしたい方でした。ですから、経済学部の卒業でもありますし、銀行なんかを考えなくもなかったんですが、転勤が多そうでパスしました。実は、私の小さいころに、近くの銀行に勤務する銀行員さんで、京都北部の舞鶴から南部の私の近所まで通っている人がいて、これはタイヘンだと子供心に感じた記憶も影響したのかもしれません。どういう話題だったかというと、舞鶴から私の近所までは当時の国鉄で100キロ以上あり、100キロを超える定期券は発売してくれない、とかの話題だったと記憶しています。では、その銀行員さんはどうして通勤していたのかはサッパリ覚えていません。さらに、どうでもいいことですが、中学生になって時刻表を調べる機会があり、京都から舞鶴は100キロ足らずだと知って、アレはなんだったのだろうかと疑問に感じたこともありました。現在の中央省庁再編後の役所は違いますが、私が就職した時の親元官庁は地方局がなく、東京を離れる時は日本を離れることを意味すると聞かされていましたが、実際に、2度に渡って赤道を超えて南半球に転勤することになろうとは予想もしませんでした。でも、よくよく考えれば、日本で勤務している範囲では常に山手線の内側で、さらに中央線で考えて南半分から外のオフィスの経験はありません。加えて、外国勤務をしたといっても、チリとインドネシアの首都ですから、当たらずといえども遠からず、なのかもしれません。交通の便の良い場所にオフィスがありますから、東京に出て来てからは自動車は持たず、地下鉄なんかの公共交通機関だけでコトが済みます。ジャカルタは自動車での移動でしたが、サンティアゴではランチで出かける時なんかは地下鉄やバスを利用していました。それから外回りがないのも当時の役所の特徴です。今となっては古い考え方なんでしょうが、用があれば呼び付ければいいというのが役所の当時の考え方で、今でも一定は残っているような気がします。接待はもとより、外回りがないので、私は今でも携帯電話を持っていません。もっとも、携帯電話の使用目的はそれだけではないことは理解しているつもりです。
要するに、カレンダー通りの勤務の昼間の仕事で転勤や外回りの少ない職業ということで、国家公務員を選んだつもりなんですが、それなら、もっとお給料がよくて割りのいい仕事があったような気も、今さらながら、しないでもありません。また、ウワサによれば、単身赴任もまた楽しからずや、と聞くこともあります。でも、大学生の職業選択のプライオリティなんて、その程度なのだという気もします。
先日、役所で履いているサンダルがボロくなり捨てました。夏休みの海水浴に行く時のために一家でおそろいを買ったクロックスのサンダルを役所用にしてしまいました。このブログの今年7月24日付けのエントリーで写真を紹介したことを記憶しています。役所で使うサンダルは何でもいいので、新しいのを買おうかとも考えないでもなかったんですが、海水浴の後はまったく使っていませんでしたので、結局、新しいのを買うのもムダと考えてクロックスのサンダルにしました。別に、役所の同僚のオジサンに流行りものを見せびらかす意図はありません。
私は役所に入ったら、窓口業務で市民と接するわけでもありませんし、靴を脱いでサンダルに履き替えます。官庁のカルチャーにもよるんでしょうが、許容されている役所も多いと思います。私の役所の昔の上司でも、別の観点から、すなわち、よりファッショナブルにするようにとの観点から服装に文句をいわれたことがないわけではありませんが、極めてまれなケースでしたし、常識的な範囲で許容されているんだろうと思います。国家公務員の仕事の特徴のひとつは、余り窓口業務がない点も上げられると思います。住民に身近な地方公務員、特に市町村レベルの役所との違いだと言えるかもしれません。
私は京都の出身ですから、地域柄、観光に従事する職業の人の割合が高く、観光関係のお仕事は週末出勤する場合が多いことから、出来れば、週末をカレンダー通りに休める仕事がいいと考えていました。さらに、カレンダー通りはもちろんのこと、普通に昼間に働く職業のプライオリティが高かったことも当然です。24時間操業の工場勤務なんかはパスしたい方でした。ですから、経済学部の卒業でもありますし、銀行なんかを考えなくもなかったんですが、転勤が多そうでパスしました。実は、私の小さいころに、近くの銀行に勤務する銀行員さんで、京都北部の舞鶴から南部の私の近所まで通っている人がいて、これはタイヘンだと子供心に感じた記憶も影響したのかもしれません。どういう話題だったかというと、舞鶴から私の近所までは当時の国鉄で100キロ以上あり、100キロを超える定期券は発売してくれない、とかの話題だったと記憶しています。では、その銀行員さんはどうして通勤していたのかはサッパリ覚えていません。さらに、どうでもいいことですが、中学生になって時刻表を調べる機会があり、京都から舞鶴は100キロ足らずだと知って、アレはなんだったのだろうかと疑問に感じたこともありました。現在の中央省庁再編後の役所は違いますが、私が就職した時の親元官庁は地方局がなく、東京を離れる時は日本を離れることを意味すると聞かされていましたが、実際に、2度に渡って赤道を超えて南半球に転勤することになろうとは予想もしませんでした。でも、よくよく考えれば、日本で勤務している範囲では常に山手線の内側で、さらに中央線で考えて南半分から外のオフィスの経験はありません。加えて、外国勤務をしたといっても、チリとインドネシアの首都ですから、当たらずといえども遠からず、なのかもしれません。交通の便の良い場所にオフィスがありますから、東京に出て来てからは自動車は持たず、地下鉄なんかの公共交通機関だけでコトが済みます。ジャカルタは自動車での移動でしたが、サンティアゴではランチで出かける時なんかは地下鉄やバスを利用していました。それから外回りがないのも当時の役所の特徴です。今となっては古い考え方なんでしょうが、用があれば呼び付ければいいというのが役所の当時の考え方で、今でも一定は残っているような気がします。接待はもとより、外回りがないので、私は今でも携帯電話を持っていません。もっとも、携帯電話の使用目的はそれだけではないことは理解しているつもりです。
要するに、カレンダー通りの勤務の昼間の仕事で転勤や外回りの少ない職業ということで、国家公務員を選んだつもりなんですが、それなら、もっとお給料がよくて割りのいい仕事があったような気も、今さらながら、しないでもありません。また、ウワサによれば、単身赴任もまた楽しからずや、と聞くこともあります。でも、大学生の職業選択のプライオリティなんて、その程度なのだという気もします。
2007年10月15日 (月) 21:05:00
本年度2007年のノーベル経済学賞
本日の現地時刻午後1時にノーベル経済学賞が発表されました。正確には、The Sveriges Riksbank Prize in Economic Sciences in Memory of Alfred Nobel 2007 といいます。なお、The Sveriges Riksbank とはスウェーデンの中央銀行です。この業界の慣例で、中央銀行には定冠詞をつけます。単に、The Bank といえば、世銀のことだと聞いたことがありますが、自信はありません。
さて、本題に戻って、ノーベル財団から発表された授賞の理由は "for having laid the foundations of mechanism design theory" ということで、以下の3人のエコノミストが受賞しました。ノーベル賞を受賞されるような大先生に申し訳ありませんが、敬称は略させていただいております。
Hurwicz教授はアロー教授や宇沢教授なんかと競争均衡の安定性にかんするペーパーを Econometrica などに発表されていたのは知っています。でも、お恥ずかしいですが、それ以上の知識はありません。今年は馴染みのない分野の受賞者でしたので、速報性を重視しました。
さて、本題に戻って、ノーベル財団から発表された授賞の理由は "for having laid the foundations of mechanism design theory" ということで、以下の3人のエコノミストが受賞しました。ノーベル賞を受賞されるような大先生に申し訳ありませんが、敬称は略させていただいております。
- Leonid Hurwicz
University of Minnesota
b. 1917 - Eric S. Maskin
Institute for Advanced Study
b. 1950 - Roger B. Myerson
University of Chicago
b. 1951
Hurwicz教授はアロー教授や宇沢教授なんかと競争均衡の安定性にかんするペーパーを Econometrica などに発表されていたのは知っています。でも、お恥ずかしいですが、それ以上の知識はありません。今年は馴染みのない分野の受賞者でしたので、速報性を重視しました。
2007年10月15日 (月) 20:06:00
10月15日の本日の雑感
今日は、朝夕に少し雲が広がりましたが、まずまずいいお天気で、日中は気温もそれなりに上がりました。陽射しがないのもあって、朝夕は肌寒いくらいに涼しいです。
国会の論戦が続いています。衆参両院の予算委員会を NHK で中継しているので、役所でも流しています。テロ特措法の話題が一定の比率を占めていて、防衛大臣なんかが答弁に立つ機会も多くて、私は余りにも専門外なのでよく分かりませんが、経済に関する話題はどうも少ないように感じます。もう15年も前のことですが、1992年の当時の米国のクリントン大統領候補が "It's the economy, stupid." を選挙キャンペーンのスローガンとして繰り返していたのを思い出します。1期目を終えた直後の当時のブッシュ大統領がペルシャ湾岸紛争や外交を争点に取り上げたのに対して、当時のクリントン候補が経済を取り上げて大統領選挙に勝利したのは歴史的な事実で、米国の大統領選挙という政治の場面において経済の占める重要性が高いことを実感したものですが、現在の日本には当てはまらないのかもしれません。
それから、先日のこのブログのエントリーでもチョコッと取り上げましたが、昨日の鉄道の日に合わせて鉄道博物館がオープンしました。大宮の方にあるそうです。朝日新聞のサイトによれば、初日の昨日は、その前の土曜日から徹夜した熱心な鉄道ファンら約9400人が訪れ、長い時には約400メートルの列が出来たほどの盛況ぶりだったそうです。JR東日本が約120億円をかけて建設。延べ床面積2万8000平方メートルに実物車両など約58万点の展示物があるそうです。日本は狭い国土に鉄道が発達している国だという印象がありますから、コアな鉄道マニアも多くて鉄道博物館は人気が出そうな気がします。私も子供達を連れてそのうち行きたいと考えています。
最期に、中国共産党の党大会が今日から開幕しました。これも朝日新聞のサイトによれば、胡錦濤総書記・国家主席は活動報告(政治報告)において、貧富の格差拡大や環境汚染などの弊害を生んだ経済成長至上主義から脱却し、持続可能な発展を掲げた戦略思想「科学的発展観」の定着と「社会の和諧(わかい)=調和」の構築に全力を挙げる姿勢を強調し、経済目標として1人あたりの国内総生産(GDP)を2020年までに2000年の4倍にすることを表明したそうです。その昔の日本は10年で国民所得倍増計画だったんですが、20年で4倍増だそうです。アチラの国では "It's the economy, stupid." がまだ有効なスローガンとして通用するのかもしれません。
何となく、思いついたことを脈絡なくパラパラと書き飛ばしたので、まとまりのないエントリーになってしまいました。
国会の論戦が続いています。衆参両院の予算委員会を NHK で中継しているので、役所でも流しています。テロ特措法の話題が一定の比率を占めていて、防衛大臣なんかが答弁に立つ機会も多くて、私は余りにも専門外なのでよく分かりませんが、経済に関する話題はどうも少ないように感じます。もう15年も前のことですが、1992年の当時の米国のクリントン大統領候補が "It's the economy, stupid." を選挙キャンペーンのスローガンとして繰り返していたのを思い出します。1期目を終えた直後の当時のブッシュ大統領がペルシャ湾岸紛争や外交を争点に取り上げたのに対して、当時のクリントン候補が経済を取り上げて大統領選挙に勝利したのは歴史的な事実で、米国の大統領選挙という政治の場面において経済の占める重要性が高いことを実感したものですが、現在の日本には当てはまらないのかもしれません。
それから、先日のこのブログのエントリーでもチョコッと取り上げましたが、昨日の鉄道の日に合わせて鉄道博物館がオープンしました。大宮の方にあるそうです。朝日新聞のサイトによれば、初日の昨日は、その前の土曜日から徹夜した熱心な鉄道ファンら約9400人が訪れ、長い時には約400メートルの列が出来たほどの盛況ぶりだったそうです。JR東日本が約120億円をかけて建設。延べ床面積2万8000平方メートルに実物車両など約58万点の展示物があるそうです。日本は狭い国土に鉄道が発達している国だという印象がありますから、コアな鉄道マニアも多くて鉄道博物館は人気が出そうな気がします。私も子供達を連れてそのうち行きたいと考えています。
最期に、中国共産党の党大会が今日から開幕しました。これも朝日新聞のサイトによれば、胡錦濤総書記・国家主席は活動報告(政治報告)において、貧富の格差拡大や環境汚染などの弊害を生んだ経済成長至上主義から脱却し、持続可能な発展を掲げた戦略思想「科学的発展観」の定着と「社会の和諧(わかい)=調和」の構築に全力を挙げる姿勢を強調し、経済目標として1人あたりの国内総生産(GDP)を2020年までに2000年の4倍にすることを表明したそうです。その昔の日本は10年で国民所得倍増計画だったんですが、20年で4倍増だそうです。アチラの国では "It's the economy, stupid." がまだ有効なスローガンとして通用するのかもしれません。
何となく、思いついたことを脈絡なくパラパラと書き飛ばしたので、まとまりのないエントリーになってしまいました。
2007年10月14日 (日) 21:50:00
クライマックス・シリーズ第2戦もボロく負けて、今年のプロ野球はおしまい
今夜も1回裏に5点入れられてオシマイでした。阪神ナインも昨夜の私のブログを見てくれたのか、2点差まで追い上げましたが、内容的には点差以上に差があったように思います。2年前の日本シリーズも4連敗して、私的にはややびっくりしましたが、今年も2連敗でシーズンを終えました。もう少し何とかならなかったものなんでしょうか。要するに、いかなる角度から見ても3位じゃんということになります。
私は野球に打ち込んだこともないシロートですから、何をどう評価すべきなのか分かりませんが、直感的には先発投手陣の整備を上げたいと思います。ポストシーズンの最後の2試合の先発が最年長ピッチャーと新人なんですから、大リーグに行ってしまった井川はともかく、脂ののった年齢で背番号も小さい安藤、杉山、福原なんかはどこに行ってしまったんでしょうか?
キャンプからチームを立て直して、来年こそは日本一を狙えるチームになって欲しいと思います。私も含めて、阪神ファンはこれくらいの不出来では容易に愛想を尽かしたりしませんが、それに安住することなく、来年も優勝と日本一を目指して邁進して欲しいと思います。
がんばれタイガース!
私は野球に打ち込んだこともないシロートですから、何をどう評価すべきなのか分かりませんが、直感的には先発投手陣の整備を上げたいと思います。ポストシーズンの最後の2試合の先発が最年長ピッチャーと新人なんですから、大リーグに行ってしまった井川はともかく、脂ののった年齢で背番号も小さい安藤、杉山、福原なんかはどこに行ってしまったんでしょうか?
キャンプからチームを立て直して、来年こそは日本一を狙えるチームになって欲しいと思います。私も含めて、阪神ファンはこれくらいの不出来では容易に愛想を尽かしたりしませんが、それに安住することなく、来年も優勝と日本一を目指して邁進して欲しいと思います。
がんばれタイガース!
2007年10月14日 (日) 17:58:00
ヒマな休日は久し振りにポケモン・カードゲームと人生ゲームで遊ぶ
今日は、朝から雲が広がって陽射しがなく気温は上がりませんでした。肌寒かったです。
今日は特にすることもないので、少し買い物に出かけます。午前中はボロくなって来たスニーカーを探します。これと見定めたモデルがあったので、上野まで出かけましたが、結局、見当たらず、次は適当なのを買おうと考えを改めました。どうせ、中年のオッサンが週末の普段履きにするんですから、特にこだわる必要もないと言えばそれまでです。それから、近所のコンビニで久し振りにビールを買い込みます。今夜のクライマックス・シリーズの勝利に備えます。でも、ひょっとしたら、今夜の試合は今年のタイガースの見納めになるかもしれません。それはそれで、30年以上もタイガースのファンを続けて来ているんですから、裏切られるのは慣れていたりします。
ついでに、一応、昨夜の試合の総括なんですが、やっぱり、先発投手がエラーもからんだ上に初回から打ち込まれて3点を失ったのがすべてだと言う気がします。先発・中継ぎともにピッチャーが打たれて、それに、守備陣のエラーもからんで、打撃陣はサッパリ打てないんですから、それでおしまいです。勝てるわけがありません。ですから、今夜のゲームの見どころはタイガースが先取点を取れるかどうかです。希望的観測も含めて、岡田監督なりに考えた抜いた末に、昨夜のバッティング・オーダーにしたんでしょうから、少なくともクリンナップまでは変更なしで今夜の試合を戦って欲しいと思います。これで打線に手を入れるようでは、何を考えているんだかサッパリ分かりません。
さて、午後からは、ヒマを持て余して下の子とこれまた久し振りにポケモン・カードゲームで遊びます。我が家の子供達はいろんなポケモン・カードを持っているので、いろんな種類のデッキが組めるんですが、今日は、下の子は草タイプのポケモンを主体にしたデッキで私と対戦します。私は2種類のデッキしか持っていませんが、下の子の指定で水タイプのポケモンを中心としたデッキを使います。ポケモンが前のアドバンス・ジェネレーションから今のダイヤモンド・パールのシリーズになって、新人トレーナーは基本ポケモンとして、水タイプのポッチャマ、草タイプのナエトル、炎タイプのヒコザルの3匹から選ぶことになりました。もちろん、これ以外にもピカチュウの雷タイプとか、いろいろとあるんですが、基本となるポケモンのタイプはこの3種類です。たとえば、今のアニメでサトシといっしょに旅をしているヒカリはポッチャマを選びました。そして、この3種類はコンドルセのパラドックスよろしく、3すくみになっています。論理的に考えて正しいと思うんですが、草タイプは水をかけられても平気ですから水タイプに強い一方で、炎で焼かれるのはダメージが大きいので炎タイプに弱くなっています。そして、炎と水では明らかに水が優位に立ちますから、見事な3すくみを形成しているわけです。すなわち、水<草<炎
今日は特にすることもないので、少し買い物に出かけます。午前中はボロくなって来たスニーカーを探します。これと見定めたモデルがあったので、上野まで出かけましたが、結局、見当たらず、次は適当なのを買おうと考えを改めました。どうせ、中年のオッサンが週末の普段履きにするんですから、特にこだわる必要もないと言えばそれまでです。それから、近所のコンビニで久し振りにビールを買い込みます。今夜のクライマックス・シリーズの勝利に備えます。でも、ひょっとしたら、今夜の試合は今年のタイガースの見納めになるかもしれません。それはそれで、30年以上もタイガースのファンを続けて来ているんですから、裏切られるのは慣れていたりします。
ついでに、一応、昨夜の試合の総括なんですが、やっぱり、先発投手がエラーもからんだ上に初回から打ち込まれて3点を失ったのがすべてだと言う気がします。先発・中継ぎともにピッチャーが打たれて、それに、守備陣のエラーもからんで、打撃陣はサッパリ打てないんですから、それでおしまいです。勝てるわけがありません。ですから、今夜のゲームの見どころはタイガースが先取点を取れるかどうかです。希望的観測も含めて、岡田監督なりに考えた抜いた末に、昨夜のバッティング・オーダーにしたんでしょうから、少なくともクリンナップまでは変更なしで今夜の試合を戦って欲しいと思います。これで打線に手を入れるようでは、何を考えているんだかサッパリ分かりません。
さて、午後からは、ヒマを持て余して下の子とこれまた久し振りにポケモン・カードゲームで遊びます。我が家の子供達はいろんなポケモン・カードを持っているので、いろんな種類のデッキが組めるんですが、今日は、下の子は草タイプのポケモンを主体にしたデッキで私と対戦します。私は2種類のデッキしか持っていませんが、下の子の指定で水タイプのポケモンを中心としたデッキを使います。ポケモンが前のアドバンス・ジェネレーションから今のダイヤモンド・パールのシリーズになって、新人トレーナーは基本ポケモンとして、水タイプのポッチャマ、草タイプのナエトル、炎タイプのヒコザルの3匹から選ぶことになりました。もちろん、これ以外にもピカチュウの雷タイプとか、いろいろとあるんですが、基本となるポケモンのタイプはこの3種類です。たとえば、今のアニメでサトシといっしょに旅をしているヒカリはポッチャマを選びました。そして、この3種類はコンドルセのパラドックスよろしく、3すくみになっています。論理的に考えて正しいと思うんですが、草タイプは水をかけられても平気ですから水タイプに強い一方で、炎で焼かれるのはダメージが大きいので炎タイプに弱くなっています。そして、炎と水では明らかに水が優位に立ちますから、見事な3すくみを形成しているわけです。すなわち、水<草<炎


