2007年11月30日 (金) 20:07:00
プラスに転じた消費者物価上昇率をどう評価するか?
今日も、朝から雲が広がり、気温は上がりませんでした。昼前には陽射しもあったんですが、長続きはしませんでした。午前・午後とも、にわか雨があり、冷たい雨でした。

今朝、総務省統計局から消費者物価指数が発表されました。10月の全国と11月の東京都区部です。全国の生鮮食品を除くコアで前年同月比0.1%のプラスをつけました。プラスを記録したのは10ヶ月振りです。原油高を背景にしたエネルギー価格の上昇の寄与が大きかったと考えられています。しかし、欧米流の食料とエネルギーを除くコアコアではまだ▲0.3%の下落を続けています。なお、上のグラフは右下に11月26日更新とある通り、今日の発表分が含まれていません。毎週月曜日の更新のようで、ご容赦下さい。さて、いつもの NIKKEI.NET のサイトから記事を引用すると以下の通りです。
今日発表の消費者物価については、誰がどう見ても原油高に引っ張られた形のコストプッシュによる物価上昇で、需要の増加に裏付けられたディマンドプルではありません。引用した報道にもある通り、エネルギーの寄与は0.15%近くありますし、コアコアの消費者物価はマイナスのままです。消費者物価と同じく、今日発表された10月の失業率が9月に続いて4.0%になり、新規求人が落ち続けていることもあって、景気の基調は弱いままであることは明らかです。ついでに、やっぱり今日発表された10月の新設住宅着工戸数は前年同月比35.0%減と大幅減が続いています。もっとも、こちらは建築着工申請の審査の遅れに起因していますが、景気の下押し要因となっていることは確かです。私の知り合いのエコノミスト諸氏も消費者物価の上昇には否定的な評価一色で、物価上昇により実質消費が抑えられる「悪い物価上昇」論まで飛び出したりしていました。一昔前の「よいデフレ・悪いデフレ」の議論を思い出してしまいました。なお、デフレにせよ、物価上昇にせよ、一般物価水準の変化について「よい・悪い」を区別することについて、控えめに言っても大きな意味は見出せないと私は考えています。
今後の先行きに関しては、極端な見方では毎月のように0.1%ポイントずつ物価上昇が加速し、来年の1-3月期のうちに0.5%くらいまで達するとの見方もあります。私はそこまで極端ではありませんが、少なくとも来年1-3月期中に前年同月比で0.3%くらいには達すると見ています。しかし、その後は原油価格次第なんですが、標準的なシナリオとして原油価格がゆっくりと下がるとすれば、消費者物価の上昇率も縮小し、年央までに0.1-2%くらいに戻るんではないかと予想しています。年央以降は原油価格とともに景気の動向にも左右されますが、日銀政策委員の中央値である1%を来年中に超えるような事態はとうてい考えられません。
再び、10月の0.1%のプラスを付けた物価上昇の評価に戻ると、私はコストプッシュであることも、そうでなくても足取りの重い消費の下押し要因になることも、重々承知の上で、あえて、肯定的な評価をしたいと考えています。それはデフレ期待の払拭につながるからです。私もリフレ派の中にカウントされそうな気もするんですが、リフレ派の中には、インフレ目標を採用してでも物価上昇を目指すべし、との意見も根強くあります。インフレ目標政策の最大の眼目はデフレ期待の反転という期待に働きかける政策であると私は理解しています。でも、日銀は金融政策に制約を受けるためか、インフレ目標政策は言うに及ばず、期待に働きかける政策の発動にはとっても消極的に見えます。金融政策当局の政策発動は鈍いままなんですが、私のブログでも10月4日付けのエントリーで触れたように、原油や穀物などの商品価格の上昇に起因して、ここ数ヶ月で食料品やガソリンの値上げが相次ぎ、実生活上の経験から物価上昇の印象が強まった上に、統計的な事実として消費者物価がプラスをつけたんですから、さらに、この先、せいぜい0.5%くらいまでとはいえ、消費者物価の上昇が加速したりすることも考えられるんですから、国民の間で物価に関するデフレ期待の払拭につながる可能性が十分あるんではないかと、今回の物価上昇について肯定的に評価できる面もあると私は考えています。
おそらく、総務省統計局が携帯電話通話料金の割引制度を消費者物価の算出に取り入れないとしたのは、純粋に技術的な観点から決めたんではないかと私は想像していますが、ひょっとしたら、消費者物価統計がプラスに反転するという結果をもたらしたことで、意図せずに、日銀よりも巧みに期待に働きかける政策を実行してしまったのかもしれません。コストプッシュに起因して、消費を抑制する「悪い物価上昇」との意見もあり得ましょうが、プラス思考で考えたいと私は思います。

今朝、総務省統計局から消費者物価指数が発表されました。10月の全国と11月の東京都区部です。全国の生鮮食品を除くコアで前年同月比0.1%のプラスをつけました。プラスを記録したのは10ヶ月振りです。原油高を背景にしたエネルギー価格の上昇の寄与が大きかったと考えられています。しかし、欧米流の食料とエネルギーを除くコアコアではまだ▲0.3%の下落を続けています。なお、上のグラフは右下に11月26日更新とある通り、今日の発表分が含まれていません。毎週月曜日の更新のようで、ご容赦下さい。さて、いつもの NIKKEI.NET のサイトから記事を引用すると以下の通りです。
総務省が30日発表した10月の全国消費者物価指数(CPI、2005年=100)は変動の激しい生鮮食品を除くベースで100.5となり、前年同月と比べて0.1%上昇した。上昇は10カ月ぶり。原油高を背景にガソリン、電気代が物価上昇をけん引した。物価下落の状態からは脱しつつあるものの、モノやサービスの需給の引き締まりはみられず、物価の基調はなお弱いままだ。
10月の全国CPIを食料とエネルギーを除くベースでみると前年同月比0.3%のマイナス。2006年1月から続く下落に歯止めがかかっていない。大田弘子経済財政担当相は同日の閣議後の記者会見で「デフレ脱却に向けた動きは引き続き足踏みしている」との認識を示した。町村信孝官房長官は同日の会見で日銀の利上げについて「1カ月(物価が)上がったからといって金利どうこうというのは早過ぎる」と語った。
品目別にみると、10月はガソリンが前年同月比3%上昇。電気代、ガス代、灯油、プロパンガスを合わせたエネルギー全体は1.8%の上昇で、CPIを0.14%分押し上げた。
今日発表の消費者物価については、誰がどう見ても原油高に引っ張られた形のコストプッシュによる物価上昇で、需要の増加に裏付けられたディマンドプルではありません。引用した報道にもある通り、エネルギーの寄与は0.15%近くありますし、コアコアの消費者物価はマイナスのままです。消費者物価と同じく、今日発表された10月の失業率が9月に続いて4.0%になり、新規求人が落ち続けていることもあって、景気の基調は弱いままであることは明らかです。ついでに、やっぱり今日発表された10月の新設住宅着工戸数は前年同月比35.0%減と大幅減が続いています。もっとも、こちらは建築着工申請の審査の遅れに起因していますが、景気の下押し要因となっていることは確かです。私の知り合いのエコノミスト諸氏も消費者物価の上昇には否定的な評価一色で、物価上昇により実質消費が抑えられる「悪い物価上昇」論まで飛び出したりしていました。一昔前の「よいデフレ・悪いデフレ」の議論を思い出してしまいました。なお、デフレにせよ、物価上昇にせよ、一般物価水準の変化について「よい・悪い」を区別することについて、控えめに言っても大きな意味は見出せないと私は考えています。
今後の先行きに関しては、極端な見方では毎月のように0.1%ポイントずつ物価上昇が加速し、来年の1-3月期のうちに0.5%くらいまで達するとの見方もあります。私はそこまで極端ではありませんが、少なくとも来年1-3月期中に前年同月比で0.3%くらいには達すると見ています。しかし、その後は原油価格次第なんですが、標準的なシナリオとして原油価格がゆっくりと下がるとすれば、消費者物価の上昇率も縮小し、年央までに0.1-2%くらいに戻るんではないかと予想しています。年央以降は原油価格とともに景気の動向にも左右されますが、日銀政策委員の中央値である1%を来年中に超えるような事態はとうてい考えられません。
再び、10月の0.1%のプラスを付けた物価上昇の評価に戻ると、私はコストプッシュであることも、そうでなくても足取りの重い消費の下押し要因になることも、重々承知の上で、あえて、肯定的な評価をしたいと考えています。それはデフレ期待の払拭につながるからです。私もリフレ派の中にカウントされそうな気もするんですが、リフレ派の中には、インフレ目標を採用してでも物価上昇を目指すべし、との意見も根強くあります。インフレ目標政策の最大の眼目はデフレ期待の反転という期待に働きかける政策であると私は理解しています。でも、日銀は金融政策に制約を受けるためか、インフレ目標政策は言うに及ばず、期待に働きかける政策の発動にはとっても消極的に見えます。金融政策当局の政策発動は鈍いままなんですが、私のブログでも10月4日付けのエントリーで触れたように、原油や穀物などの商品価格の上昇に起因して、ここ数ヶ月で食料品やガソリンの値上げが相次ぎ、実生活上の経験から物価上昇の印象が強まった上に、統計的な事実として消費者物価がプラスをつけたんですから、さらに、この先、せいぜい0.5%くらいまでとはいえ、消費者物価の上昇が加速したりすることも考えられるんですから、国民の間で物価に関するデフレ期待の払拭につながる可能性が十分あるんではないかと、今回の物価上昇について肯定的に評価できる面もあると私は考えています。
おそらく、総務省統計局が携帯電話通話料金の割引制度を消費者物価の算出に取り入れないとしたのは、純粋に技術的な観点から決めたんではないかと私は想像していますが、ひょっとしたら、消費者物価統計がプラスに反転するという結果をもたらしたことで、意図せずに、日銀よりも巧みに期待に働きかける政策を実行してしまったのかもしれません。コストプッシュに起因して、消費を抑制する「悪い物価上昇」との意見もあり得ましょうが、プラス思考で考えたいと私は思います。
2007年11月29日 (木) 23:27:00
需給ギャップと一般物価水準のパズル
今日も、朝から雲が広がり、気温は上がりませんでした。昨日の天気予報では雨が降るとのことだったんですが、結局、雨は降りませんでした。
昨夜に続いて、少し旧聞に属する話題なんですが、今週26日に内閣府が需給ギャップの推計を発表しています。グラフは上の通りです。また、日経新聞でも簡単な記事が報道されていました。いつもの NIKKEI.NET のサイトから引用すると以下の通りです。
最近の経済動向に関するパズルのひとつに、需給ギャップがプラスに転じているにもかかわらず、一般物価が上昇しないことが上げられます。もちろん、2-3四半期くらいのラグはあると考えられますし、一般物価水準の需給ギャップへの感応度が下がって来ているとの研究結果もありますから、需給ギャップがプラスに転じたからといって、すぐに大幅な一般物価の上昇が見られるとは誰も思っていないんですが、それにしても、物価が上がらないと感じているエコノミストは多いんだろうと思います。私もそうです。
上のグラフには注釈があって、本年度平成19年度の「財政経済白書」の付注1-2に従って需給ギャップを算出しているようです。要するに、ソロー残渣を取り除いた上で、コブ・ダグラス型の生産関数を当てはめて、潜在的な資本と労働の寄与によるGDPを弾き出して、それと実現されたGDPとの差を取っているようです。資本分配率を0.33で置くなど、少し荒っぽい気がしないでもないんですが、標準的な生産関数アプローチだと考えられます。また、内閣府だけでなく、私の知り合いのシンクタンクのエコノミストなんかの推計によっても需給ギャップはプラスに転じているようですし、日銀もプラスの需給ギャップをサポートしているようです。
需給ギャップと一般物価水準の関係は、私は以下のように整理しています。第1に、フィリップス曲線です。賃金上昇率と失業率の関係が明らかになります。必ずしも因果関係と捉えられないとの意見もありますが、一般的には、失業率から賃金へというように波及すると考えるのが自然だと思います。第2に、マークアップです。賃金上昇を製品価格に転嫁することで、この2つで失業率と一般物価水準の関係が明らかになります。第3に、オークン係数です。こちらは失業率とGDPの関係です。この3つを結びつけるとGDPと一般物価水準の関係が導出されます。ついでに、私の研究成果を自慢しておくと、ジャカルタにいた時に、この3つを組み合わせて状態空間モデルを組んで、需給ギャップをカルマン・フィルターで解いたことがあります。 "Estimation of Output Gap in Southeast Asian Countries: A State Space Model Approach,” TSQ Discussion Paper Series 2002/2003-No.2, May 2002 というディスカッション・ペーパーに取りまとめてあります。一応、リンクを張っておきましたが、よほどのことがない限り、ダウンロードして読むのはオススメしません。もちろん、私のオリジナルの考えに基づくものではなく、長らくニューヨーク連銀やシカゴ連銀などのエコノミストだった Oberlin 大学のカットナー教授の Kuttner, Kenneth N. (1994) “Estimating Potential Output as a Latent Variables,” Journal of Business and Economic Statistics 12(3), July 1994, pp.361-368 というペーパーをマネしたものです。RePEc にリンクを張ってあります。何ら、ご参考まで。
これを基にして、どうして需給ギャップに応じて物価が上昇しないのかというと、上のパラグラフに対応した3つの論点と、ついでに、もう一つ加えて、4つの考え方があり得ると私は考えています。第1に、フィリップス曲線です。失業率と賃金上昇率の間の安定的な関係が損なわれている可能性があります。デフレ後の日本ではフィリップス曲線は崩壊したというエコノミストもいたりします。第2に、都合により前のパラグラフとは順番を入れ替えて、オークン係数です。もともと、日本はオークン係数が米国ほど安定的ではないといわれていますが、オークン係数という失業率とGDPをつなぐ経験的 (empirical) な関係が希薄になっている可能性があります。第3に、マークアップ率の変化です。単純に賃金上昇を製品価格に転嫁する関係がマークアップなんですが、そもそも、中小企業をはじめとして賃金上昇が見られないんですから、これは関係が薄い可能性が高いと私は考えています。もっとも、需要が弱くて製品価格が上げられず、賃上げも望めないという逆の方向で因果関係が作用している可能性は否定しません。以上3点の論点に加えて、最後に、そもそも、需給ギャップの計測が間違っていて、現時点でも需給ギャップはマイナスのままだとする説もあり得ます。でも、明日発表される消費者物価指数あたりから、物価はプラスの水面上に出て来るんではないかと私は考えていますので、需給ギャップがいまだにマイナスであるとする説はサポート出来ないような気がしないでもありません。せいぜい、まだ需給ギャップのプラス幅が小さいので、ラグを伴ってこれから一般物価が上昇すると考えるのが妥当だという気がします。
多くのエコノミストがパズルであると感じている需給ギャップと一般物価水準の関係について、明日発表の消費者物価指数、特に、コアCPIがどのようになるか、また、先行きの物価の動向などに注目が集まっています。
昨夜に続いて、少し旧聞に属する話題なんですが、今週26日に内閣府が需給ギャップの推計を発表しています。グラフは上の通りです。また、日経新聞でも簡単な記事が報道されていました。いつもの NIKKEI.NET のサイトから引用すると以下の通りです。
内閣府は26日、日本経済の需要と供給の差を示す「需給ギャップ」の最新の試算値を公表した。2007年7-9月期はプラス0.4%となり、4-6月期と比べ0.3ポイントプラス幅が拡大した。実質経済成長率が年率2.6%と高くなったためだ。
需給ギャップは物価の背景を探る指標の1つ。実際の需要に相当する国内総生産(GDP)が、労働力や生産設備を平均的に使って達成できる潜在GDP(供給)を上回るとプラス(需要超過)となり、物価が上がりやすい状態を示す。
需給ギャップのプラスは4四半期連続。07年4-6月期はプラス0.1%となり、9月の前回公表値から0.1ポイント下方修正。1-3月期はプラス0.8%と前回公表値と変わらなかった。
最近の経済動向に関するパズルのひとつに、需給ギャップがプラスに転じているにもかかわらず、一般物価が上昇しないことが上げられます。もちろん、2-3四半期くらいのラグはあると考えられますし、一般物価水準の需給ギャップへの感応度が下がって来ているとの研究結果もありますから、需給ギャップがプラスに転じたからといって、すぐに大幅な一般物価の上昇が見られるとは誰も思っていないんですが、それにしても、物価が上がらないと感じているエコノミストは多いんだろうと思います。私もそうです。
上のグラフには注釈があって、本年度平成19年度の「財政経済白書」の付注1-2に従って需給ギャップを算出しているようです。要するに、ソロー残渣を取り除いた上で、コブ・ダグラス型の生産関数を当てはめて、潜在的な資本と労働の寄与によるGDPを弾き出して、それと実現されたGDPとの差を取っているようです。資本分配率を0.33で置くなど、少し荒っぽい気がしないでもないんですが、標準的な生産関数アプローチだと考えられます。また、内閣府だけでなく、私の知り合いのシンクタンクのエコノミストなんかの推計によっても需給ギャップはプラスに転じているようですし、日銀もプラスの需給ギャップをサポートしているようです。
需給ギャップと一般物価水準の関係は、私は以下のように整理しています。第1に、フィリップス曲線です。賃金上昇率と失業率の関係が明らかになります。必ずしも因果関係と捉えられないとの意見もありますが、一般的には、失業率から賃金へというように波及すると考えるのが自然だと思います。第2に、マークアップです。賃金上昇を製品価格に転嫁することで、この2つで失業率と一般物価水準の関係が明らかになります。第3に、オークン係数です。こちらは失業率とGDPの関係です。この3つを結びつけるとGDPと一般物価水準の関係が導出されます。ついでに、私の研究成果を自慢しておくと、ジャカルタにいた時に、この3つを組み合わせて状態空間モデルを組んで、需給ギャップをカルマン・フィルターで解いたことがあります。 "Estimation of Output Gap in Southeast Asian Countries: A State Space Model Approach,” TSQ Discussion Paper Series 2002/2003-No.2, May 2002 というディスカッション・ペーパーに取りまとめてあります。一応、リンクを張っておきましたが、よほどのことがない限り、ダウンロードして読むのはオススメしません。もちろん、私のオリジナルの考えに基づくものではなく、長らくニューヨーク連銀やシカゴ連銀などのエコノミストだった Oberlin 大学のカットナー教授の Kuttner, Kenneth N. (1994) “Estimating Potential Output as a Latent Variables,” Journal of Business and Economic Statistics 12(3), July 1994, pp.361-368 というペーパーをマネしたものです。RePEc にリンクを張ってあります。何ら、ご参考まで。
これを基にして、どうして需給ギャップに応じて物価が上昇しないのかというと、上のパラグラフに対応した3つの論点と、ついでに、もう一つ加えて、4つの考え方があり得ると私は考えています。第1に、フィリップス曲線です。失業率と賃金上昇率の間の安定的な関係が損なわれている可能性があります。デフレ後の日本ではフィリップス曲線は崩壊したというエコノミストもいたりします。第2に、都合により前のパラグラフとは順番を入れ替えて、オークン係数です。もともと、日本はオークン係数が米国ほど安定的ではないといわれていますが、オークン係数という失業率とGDPをつなぐ経験的 (empirical) な関係が希薄になっている可能性があります。第3に、マークアップ率の変化です。単純に賃金上昇を製品価格に転嫁する関係がマークアップなんですが、そもそも、中小企業をはじめとして賃金上昇が見られないんですから、これは関係が薄い可能性が高いと私は考えています。もっとも、需要が弱くて製品価格が上げられず、賃上げも望めないという逆の方向で因果関係が作用している可能性は否定しません。以上3点の論点に加えて、最後に、そもそも、需給ギャップの計測が間違っていて、現時点でも需給ギャップはマイナスのままだとする説もあり得ます。でも、明日発表される消費者物価指数あたりから、物価はプラスの水面上に出て来るんではないかと私は考えていますので、需給ギャップがいまだにマイナスであるとする説はサポート出来ないような気がしないでもありません。せいぜい、まだ需給ギャップのプラス幅が小さいので、ラグを伴ってこれから一般物価が上昇すると考えるのが妥当だという気がします。
多くのエコノミストがパズルであると感じている需給ギャップと一般物価水準の関係について、明日発表の消費者物価指数、特に、コアCPIがどのようになるか、また、先行きの物価の動向などに注目が集まっています。
2007年11月28日 (水) 20:00:00
濱中外野手のトレードに思う
今日も、朝から雲が広がり、気温はさらに下がった気がします。冬の寒さです。でも、ここまで気温が下がれば、そろそろオフィスに暖房が入るような気がします。

私はそんなに熱心な阪神ファンではないので、ドラフトの結果とか、ストーブリーグの情報は、ほとんど何も知らなかったんですが、今日の昼食を役所の喫茶店に行ってスポーツ新聞を広げて、濱中外野手がトレードでオリックスに移籍することを、ようやく今日になって知りました。昼休みにコッソリのぞくと、濱中選手のブログにも11月26日付けでご挨拶があったりします。ものすごい量のトラックバックが送られていました。でも、この公式サイトなるものも、阪神のユニフォーム姿で tblog だったんですから、そのうちに引っ越すんではないかと思います。どうでもいい心配です。
長らく阪神の将来の4番を期待されながら、結果が残せず、誠に残念ですが、吉野投手とともに、2対2の交換トレードでオリックスだそうです。オリックスからは平野内野手と阿部投手が阪神に来るそうです。これまた、コッソリといろんな人の虎ブロを見ていると、濱中選手に思い入れがあって阪神を離れても応援すると言う人もいれば、去る者は追わずで、チームとしての阪神タイガースを応援し新戦力に期待を寄せる人もいたりして、いろいろあるようです。私は基本的には冷たい人間ですから、後者に近いんだと思ってるんですが、実は、引退するまで新庄選手を応援していたりしました。
一昔前であれば、江夏投手が南海に移籍した時みたいに、別のリーグに行ったら関係ないとも言えたんですが、今では交流戦がありますから、シーズン前半に必ず顔をあわせてしまいます。濱中選手もこのままで終わるようなスラッガーではないと思いますから、別天地でのご活躍を期待しています。売れるうちが花なのかもしれません。また、扱いが小さくて誠に申し訳ありませんが、オリックスから新たに我がタイガースに加わる平野内野手と阿部投手のご活躍も大いに期待しています。
がんばれタイガース!
どうでもいいことですが、ブログを引越ししてから初めての虎ブロですので、熱心なファンのみなさんから見れば、大幅に時期を逸したエントリーかもしれませんが、アチコチにトラックバックを飛ばしておきたいと思います。そのために引っ越したんですから。

私はそんなに熱心な阪神ファンではないので、ドラフトの結果とか、ストーブリーグの情報は、ほとんど何も知らなかったんですが、今日の昼食を役所の喫茶店に行ってスポーツ新聞を広げて、濱中外野手がトレードでオリックスに移籍することを、ようやく今日になって知りました。昼休みにコッソリのぞくと、濱中選手のブログにも11月26日付けでご挨拶があったりします。ものすごい量のトラックバックが送られていました。でも、この公式サイトなるものも、阪神のユニフォーム姿で tblog だったんですから、そのうちに引っ越すんではないかと思います。どうでもいい心配です。
長らく阪神の将来の4番を期待されながら、結果が残せず、誠に残念ですが、吉野投手とともに、2対2の交換トレードでオリックスだそうです。オリックスからは平野内野手と阿部投手が阪神に来るそうです。これまた、コッソリといろんな人の虎ブロを見ていると、濱中選手に思い入れがあって阪神を離れても応援すると言う人もいれば、去る者は追わずで、チームとしての阪神タイガースを応援し新戦力に期待を寄せる人もいたりして、いろいろあるようです。私は基本的には冷たい人間ですから、後者に近いんだと思ってるんですが、実は、引退するまで新庄選手を応援していたりしました。
一昔前であれば、江夏投手が南海に移籍した時みたいに、別のリーグに行ったら関係ないとも言えたんですが、今では交流戦がありますから、シーズン前半に必ず顔をあわせてしまいます。濱中選手もこのままで終わるようなスラッガーではないと思いますから、別天地でのご活躍を期待しています。売れるうちが花なのかもしれません。また、扱いが小さくて誠に申し訳ありませんが、オリックスから新たに我がタイガースに加わる平野内野手と阿部投手のご活躍も大いに期待しています。
がんばれタイガース!
どうでもいいことですが、ブログを引越ししてから初めての虎ブロですので、熱心なファンのみなさんから見れば、大幅に時期を逸したエントリーかもしれませんが、アチコチにトラックバックを飛ばしておきたいと思います。そのために引っ越したんですから。
2007年11月27日 (火) 20:09:00
『ハリー・ポッターと死の秘宝』は来年7月23日発売
今日は、朝から雲が広がり、気温は昨日ほどには上がりませんでした。でも、そんなに寒いというわけでもなく、湿度がやや高くて体を動かすと汗が出ることもありました。日中、私は外出していたんですが、大手町や丸の内ではコートなしの男性の方が多かったような気がします。中には、ワイシャツ姿の元気な人もいたりしました。
実は、この週末に赤坂図書館に行った時、金曜日のエントリーに書いた通り、 html や css の解説本を借りたんですが、いっしょに、「ハリー・ポッター」の第1巻から第3巻まで、すなわち、『賢者の石』、『秘密の部屋』、『アズカバンの囚人』の3冊を借りて来ました。どうしてかというと、それまで「ダレンシャン」のシリーズを読み進んでいたんですが、下の子が読み返しているのに追いついてしまい、軽い読み物が欲しいと思ったからです。そうすると、またしても「ハリー・ポッター」が面白くなってしまい、週末に『賢者の石』を読み終え、おそらく、今夜中に『秘密の部屋』を読み終え、今週中に『アズカバンの囚人』を読んで、次の週末に『炎のゴブレット』と『不死鳥の騎士団』、さらに、ひょっとしたら、『謎のプリンス』まで借りてしまいそうです。どうして、我が家に買ってあるのに図書館で借りるのかと言うと、「ダレンシャン」ですら私と下の子がバッティングするくらいなんですから、「ハリー・ポッター」になれば奪い合って読む場合もあり、私は子供達に遠慮して、我が家に買ってある本ではなく図書館で借りた本を読んだりしています。そうこうしているうちに、女房が生協かどこかに発注しておいた DVD の『不死鳥の騎士団』が届いて、と、またもや年末に向けて「ハリー・ポッター」で盛り上がるのかもしれません。
このようなタイミングで、今日の夕刊各紙に、ハリー・ポッターの第7巻の『ハリー・ポッターと死の秘宝』の邦訳が来年7月23日に発売されるとの報道を見かけました。やっと決まったようです。私が見た夕刊各紙のネット記事の中では毎日新聞がもっとも詳しかったような気がしますので、今夜はいつもの朝日新聞ではなく、 毎日 jp のサイトから記事を引用すると以下の通りです。
もちろん、静山社のホームページでも同じ内容が発表されています。私は今年7月の原書発売の時点で米国版を購入して読み終えています。少しずつメモを書き溜めていたのを利用して、先日、11月22日のエントリーでは章別のあらすじもアップしてありますが、当然ながら、我が家の小学生には英語版の原書はムリですので、邦訳が出版された時点で買い求めたいと思います。米国版は3800円よりも安かったような気がしますし、原書が出版されてから1年余りを経過しての翻訳の出版は時間がかかり過ぎるように思うのは私だけでしょうか。今月11月6日付けのエントリーで紹介した通り、中国語版ですら、と書くと申し訳ないような気もしますが、中国語版ですら3ヶ月ほどで翻訳が出版されているにもかかわらず、経済大国ニッポンで1年かかるのは情けないような気もしますが、11月6日付けのエントリーで書いたように、翻訳が出ないのなら原書で読んでしまうぞという、読者側からのプレッシャーが少ないのが原因のひとつだと私は考えています。でも、やっぱり、そうは言いつつも、我が家でも小学生のためには買い求めることになりそうです。
以前にも書いたかもしれませんが、今年7月の第7巻の原書が発売された時に、夫婦で読み始める順番が折り合わずに2冊買った人がいたりしたそうで、我が家でも、おにいちゃんと下の子で折り合わなければ2冊、というか、2組買うハメになるかもしれません。でも、下の子はおにいちゃんを立てるので、順番を譲るんではないかと私は予想しています。いずれにせよ、今年の夏休みの下の子の読書感想文は「サークル・オブ・マジック」でしたが、来年は『ハリー・ポッターと死の秘宝』になりそうな気がします。
本を読んでの読書感想文ではないんですが、読書の秋の話題と言うことで、やや無理やりに読書感想文の日記に分類しておきます。
実は、この週末に赤坂図書館に行った時、金曜日のエントリーに書いた通り、 html や css の解説本を借りたんですが、いっしょに、「ハリー・ポッター」の第1巻から第3巻まで、すなわち、『賢者の石』、『秘密の部屋』、『アズカバンの囚人』の3冊を借りて来ました。どうしてかというと、それまで「ダレンシャン」のシリーズを読み進んでいたんですが、下の子が読み返しているのに追いついてしまい、軽い読み物が欲しいと思ったからです。そうすると、またしても「ハリー・ポッター」が面白くなってしまい、週末に『賢者の石』を読み終え、おそらく、今夜中に『秘密の部屋』を読み終え、今週中に『アズカバンの囚人』を読んで、次の週末に『炎のゴブレット』と『不死鳥の騎士団』、さらに、ひょっとしたら、『謎のプリンス』まで借りてしまいそうです。どうして、我が家に買ってあるのに図書館で借りるのかと言うと、「ダレンシャン」ですら私と下の子がバッティングするくらいなんですから、「ハリー・ポッター」になれば奪い合って読む場合もあり、私は子供達に遠慮して、我が家に買ってある本ではなく図書館で借りた本を読んだりしています。そうこうしているうちに、女房が生協かどこかに発注しておいた DVD の『不死鳥の騎士団』が届いて、と、またもや年末に向けて「ハリー・ポッター」で盛り上がるのかもしれません。
このようなタイミングで、今日の夕刊各紙に、ハリー・ポッターの第7巻の『ハリー・ポッターと死の秘宝』の邦訳が来年7月23日に発売されるとの報道を見かけました。やっと決まったようです。私が見た夕刊各紙のネット記事の中では毎日新聞がもっとも詳しかったような気がしますので、今夜はいつもの朝日新聞ではなく、 毎日 jp のサイトから記事を引用すると以下の通りです。
世界的に大ヒットしているJ.K.ローリングのファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズ最新刊で完結編とされる「ハリー・ポッターと死の秘宝」日本語版(松岡佑子訳)が08年7月23日に発売されることが27日、明らかになり、全国の書店などで予約受け付けが始まった。上下巻で3800円。
「ハリー・ポッター」シリーズは97年、英国で「ハリー・ポッターと賢者の石」が発売され、大ヒットを記録。映画化もされ、世界各国のベストセラー記録を塗り替える名作となった。「死の秘宝」はシリーズ7作目で、著者自身がシリーズ開始以来、「7巻で完結」と明言している。英語版は7月に発売され、米国では発売から24時間で830万部を販売、英国内でも270万部を売り上げ、シリーズ最高の売り上げを記録しているという。
もちろん、静山社のホームページでも同じ内容が発表されています。私は今年7月の原書発売の時点で米国版を購入して読み終えています。少しずつメモを書き溜めていたのを利用して、先日、11月22日のエントリーでは章別のあらすじもアップしてありますが、当然ながら、我が家の小学生には英語版の原書はムリですので、邦訳が出版された時点で買い求めたいと思います。米国版は3800円よりも安かったような気がしますし、原書が出版されてから1年余りを経過しての翻訳の出版は時間がかかり過ぎるように思うのは私だけでしょうか。今月11月6日付けのエントリーで紹介した通り、中国語版ですら、と書くと申し訳ないような気もしますが、中国語版ですら3ヶ月ほどで翻訳が出版されているにもかかわらず、経済大国ニッポンで1年かかるのは情けないような気もしますが、11月6日付けのエントリーで書いたように、翻訳が出ないのなら原書で読んでしまうぞという、読者側からのプレッシャーが少ないのが原因のひとつだと私は考えています。でも、やっぱり、そうは言いつつも、我が家でも小学生のためには買い求めることになりそうです。
以前にも書いたかもしれませんが、今年7月の第7巻の原書が発売された時に、夫婦で読み始める順番が折り合わずに2冊買った人がいたりしたそうで、我が家でも、おにいちゃんと下の子で折り合わなければ2冊、というか、2組買うハメになるかもしれません。でも、下の子はおにいちゃんを立てるので、順番を譲るんではないかと私は予想しています。いずれにせよ、今年の夏休みの下の子の読書感想文は「サークル・オブ・マジック」でしたが、来年は『ハリー・ポッターと死の秘宝』になりそうな気がします。
本を読んでの読書感想文ではないんですが、読書の秋の話題と言うことで、やや無理やりに読書感想文の日記に分類しておきます。
2007年11月26日 (月) 20:08:00
米国のクリスマス・セールが好調でアジアの株を押し上げる?
今日も、朝から秋晴れのいいお天気で、気温も11月下旬の季節にしては上がり、昨日よりもさらに暖かく感じられました。
米国のクリスマス商戦が始まりました。例年通りに、先週11月22日の Thanks Giving Day のお休みが開けた23日金曜日は Black Friday 、すなわち、黒字の金曜日と呼ばれ、早朝から買い物客が列をなします。今年の客足は昨年の4.8%増だったそうで、事前の予想を上回りました。しかし、客単価は▲3.5%減の347.44ドルだったそうです。 washington.post.com のサイトから最初の2パラだけを引用すると以下の通りです。
日経新聞のサイトにも同様の記事が出ていました。早朝からの列は膨れ上がり、早朝4時前に買い物に出かけた顧客は全体の14.3%に上り、前年同期の12.4%を上回ったそうです。そんなに強気になることは出来ない数字だとは思いますし、価格のディスカウントに負う部分が大きそうに見えるんですが、事前の予想を上回ったことで、米国経済に対する先行き楽観的な見方が出て来ていることも事実です。だからと言うわけでもないんでしょうが、 Financial Times では、 "US shoppers give lift to Asian markets" と題して、 "A good start to the holiday shopping season in the US last week cheered up stock markets across the Asia Pacific region." と評価しているようです。実際に、今日の東証の日経平均株価は大引けで先週比246円44銭上がって15,135円21銭で終わりました。

でも、上のグラフにある通り、ここ3ヶ月ほどの株価については日米ともに下降曲線を描いているように見えることも事実です。株価が景気の先行指標であるとすれば、今日付けの Wall Street Journal のヘッドライン記事にある "Battered stock and bond markets are sending an increasingly ominous signal that a U.S. recession could be near." との観測も成り立つのかもしれません。米国にとってサブプライム・ローン問題によるクレジット・クランチが個人消費や設備投資重しになる一方で、日本経済には建築基準法改正に伴う建築着工審査の遅れが2-3四半期のラグを伴って実体経済に影響を及ぼすことも考えられます。昨年の今ごろの季節から見た今年と違って、日米ともに来年は景気後退局面に入る可能性を決して無視できないと私は考えています。
米国のクリスマス商戦が始まりました。例年通りに、先週11月22日の Thanks Giving Day のお休みが開けた23日金曜日は Black Friday 、すなわち、黒字の金曜日と呼ばれ、早朝から買い物客が列をなします。今年の客足は昨年の4.8%増だったそうで、事前の予想を上回りました。しかし、客単価は▲3.5%減の347.44ドルだったそうです。 washington.post.com のサイトから最初の2パラだけを引用すると以下の通りです。
Shoppers flooded stores to hunt for bargains over the weekend, giving retailers a boost in traffic despite persistent concerns about the economy.
The National Retail Federation calculated that the average shopper spent $347.44 between Thanksgiving and Sunday, down 3.5 percent from last year. However, aggressive promotions and blockbuster discounts by retailers enticed more people to shop than last year. The NRF estimated that 147 million consumers shopped this weekend, up 4.8 percent from 2006 and exceeding the trade group's expectations.
日経新聞のサイトにも同様の記事が出ていました。早朝からの列は膨れ上がり、早朝4時前に買い物に出かけた顧客は全体の14.3%に上り、前年同期の12.4%を上回ったそうです。そんなに強気になることは出来ない数字だとは思いますし、価格のディスカウントに負う部分が大きそうに見えるんですが、事前の予想を上回ったことで、米国経済に対する先行き楽観的な見方が出て来ていることも事実です。だからと言うわけでもないんでしょうが、 Financial Times では、 "US shoppers give lift to Asian markets" と題して、 "A good start to the holiday shopping season in the US last week cheered up stock markets across the Asia Pacific region." と評価しているようです。実際に、今日の東証の日経平均株価は大引けで先週比246円44銭上がって15,135円21銭で終わりました。

でも、上のグラフにある通り、ここ3ヶ月ほどの株価については日米ともに下降曲線を描いているように見えることも事実です。株価が景気の先行指標であるとすれば、今日付けの Wall Street Journal のヘッドライン記事にある "Battered stock and bond markets are sending an increasingly ominous signal that a U.S. recession could be near." との観測も成り立つのかもしれません。米国にとってサブプライム・ローン問題によるクレジット・クランチが個人消費や設備投資重しになる一方で、日本経済には建築基準法改正に伴う建築着工審査の遅れが2-3四半期のラグを伴って実体経済に影響を及ぼすことも考えられます。昨年の今ごろの季節から見た今年と違って、日米ともに来年は景気後退局面に入る可能性を決して無視できないと私は考えています。
2007年11月25日 (日) 17:18:00
三連休の最終日は家でゴロゴロし、ウルトラマンのDVDを見て人生ゲームで遊ぶ
今日も、朝から秋晴れのいいお天気で、気温も11月下旬の季節にしては上がり、かなり暖かく感じられました。この3連休の中でも最も暖かだった気がします。
今日は特に外出の予定もなく、家でブラブラして過ごします。午前中はウルトラマンのDVDを見ます。先月に、映像制作大手の TYO が円谷プロダクションを買収した際に、TYO 吉田社長が大規模な特撮を「伝統芸能」としたうえで、「マニアの人には味があるのだろうが、もう、リアルなCGで合成した映像には勝てない時代が来た」と話していましたが、昨日の朝日新聞では「手作り特撮、どこへ 経営難の円谷プロ、CGに比重」と題した特集を組んでいたりしました。我が家ではおにいちゃんが熱心に記事を読んだりしていました。今日見たDVDはウルトラマン・ガイアですから、1998年くらいの放送で、モロに、その昔のチャチな特撮なんですが、それはそれとして面白かったです。でも、確かに、特撮のコストを特撮ファンの需要だけでカバー出来なければ、コストの面で圧倒的に有利な CG に移行せざるを得ないのかもしれません。
と言いつつ、午後からは我が家の名物になりつつある人生ゲームで一家そろって遊びます。私が数えている範囲で今年9回目です。結果が思わしくなかった下の子に、ホントの人生では努力がもっと大切なんだと女房が諭していました。でも、私がドンジリでした。我が家の人生ゲームも、そのうちに伝統芸能になるのかもしれません。それにしても、よく遊んだ3連休でした。
今日は特に外出の予定もなく、家でブラブラして過ごします。午前中はウルトラマンのDVDを見ます。先月に、映像制作大手の TYO が円谷プロダクションを買収した際に、TYO 吉田社長が大規模な特撮を「伝統芸能」としたうえで、「マニアの人には味があるのだろうが、もう、リアルなCGで合成した映像には勝てない時代が来た」と話していましたが、昨日の朝日新聞では「手作り特撮、どこへ 経営難の円谷プロ、CGに比重」と題した特集を組んでいたりしました。我が家ではおにいちゃんが熱心に記事を読んだりしていました。今日見たDVDはウルトラマン・ガイアですから、1998年くらいの放送で、モロに、その昔のチャチな特撮なんですが、それはそれとして面白かったです。でも、確かに、特撮のコストを特撮ファンの需要だけでカバー出来なければ、コストの面で圧倒的に有利な CG に移行せざるを得ないのかもしれません。
と言いつつ、午後からは我が家の名物になりつつある人生ゲームで一家そろって遊びます。私が数えている範囲で今年9回目です。結果が思わしくなかった下の子に、ホントの人生では努力がもっと大切なんだと女房が諭していました。でも、私がドンジリでした。我が家の人生ゲームも、そのうちに伝統芸能になるのかもしれません。それにしても、よく遊んだ3連休でした。
2007年11月24日 (土) 19:25:00
ポケモン・カードゲームとクロノスで遊ぶ
私が赤坂図書館から帰った後、子供達はハリー・ポッターのサントラを聞いたりしていたんですが、やっぱり、ヒマなので個性に従って遊び始めます。人生ゲームをしたいという声もあったんですが、人生ゲームは明日に延ばすことにして、取りあえず、今日は下の子とポケモン・カードゲームで遊びます。炎タイプの強いポケモンを集めたデッキでした。私のは水タイプ、草タイプを中心に炎タイプも混ざっているデッキで、健闘したんですが、下の子の方が1枚上手でした。おにいちゃんは久し振りにクロノスで遊びます。のんびりした休日の夕方です。
2007年11月24日 (土) 16:51:00
神宮外苑の絵画館前の銀杏並木の色づきはまだ半分
今日も、朝からよく晴れていいお天気になりました。気温は最高気温が10度そこそこだった昨日に比べて、かなり上がって暖かくなりました。
今日は午前中から子供達とともに神宮外苑に遊びに行きました。といっても、主たる目的は神宮外苑の絵画館前の銀杏並木をバックに子供達の写真を撮るためで、もっと言えば、年賀状を印刷する準備です。もう11月も終わりですから、そろそろそんな季節になって来ています。前々から、この3連休が写真を撮りに行くのにいいポイントではないかと思っていたんですが、私がちょくちょく拝見している広島在住の方のブログで、三原市にある佛通寺なる禅寺の見事な紅葉の写真を拝見しましたので、私も写真を撮ろうという意欲が盛り上がったりしていました。現実問題として広島まで行くのは大きなムリがありますから、我が家の近くの紅葉スポットとして神宮外苑の絵画館前の銀杏並木を選んだわけです。もうひとつは、より経済的な見地から、年賀状の印刷は早く発注するとかなりのディスカウントを受けられるのも魅力で、やや気持ちが焦っていたのかもしれません。でも、結果的に言うと、神宮外苑の銀杏並木の色づきは、まだまだ、半分くらいのカンジでした。よくよく考えると、私が勤務する霞が関の官庁街にも銀杏並木が割合とあったりするんですが、まだ色づきは不十分です。もう1-2週間くらい待たなければならないのかもしれません。でもまあ、せっかく行ったんですから写真は撮って来ました。

午後からは私だけ赤坂図書館に行きます。我が家のホームページの html を本格的に css のスタイルシートを導入して書き換えようと予定しており、 html や css を解説してくれている本を借ります。ついでに、半分ほど終わったところの3連休向けに音楽 CD も借ります。ハリー・ポッター第2話「秘密の部屋」のサウンドトラックやウルトラマンの主題歌なんかを借りたりします。
おそらく、私のことですから、まだ漠然としか考えていないんですが、見た目にほとんど違いはないながら、かなり凝った html と css でホームページを書き換えるんだろうという気がします。少なくとも、他の方々のブログを拝見している限り、私ほど引用 (blockquote タグ)、リスト項目 (ol や ul や li タグ)、テーブル (table タグ) なんかを多用してゴチャゴチャしたブログに仕上げているのは少ないように感じています。もっとも、お手軽に出来上がるのがブログのいいところなんですから、私のようなゴチャゴチャしたブログは本来の趣旨に反しているのかもしれません。それはともかく、ブログのスタイルシートもずいぶんと書き換えましたが、それだけでは飽き足らなくなりましたから、本格的に我が家のホームページを、見た眼を大きくは変えずに、好き勝手にいじろうと考えています。
今日は午前中から子供達とともに神宮外苑に遊びに行きました。といっても、主たる目的は神宮外苑の絵画館前の銀杏並木をバックに子供達の写真を撮るためで、もっと言えば、年賀状を印刷する準備です。もう11月も終わりですから、そろそろそんな季節になって来ています。前々から、この3連休が写真を撮りに行くのにいいポイントではないかと思っていたんですが、私がちょくちょく拝見している広島在住の方のブログで、三原市にある佛通寺なる禅寺の見事な紅葉の写真を拝見しましたので、私も写真を撮ろうという意欲が盛り上がったりしていました。現実問題として広島まで行くのは大きなムリがありますから、我が家の近くの紅葉スポットとして神宮外苑の絵画館前の銀杏並木を選んだわけです。もうひとつは、より経済的な見地から、年賀状の印刷は早く発注するとかなりのディスカウントを受けられるのも魅力で、やや気持ちが焦っていたのかもしれません。でも、結果的に言うと、神宮外苑の銀杏並木の色づきは、まだまだ、半分くらいのカンジでした。よくよく考えると、私が勤務する霞が関の官庁街にも銀杏並木が割合とあったりするんですが、まだ色づきは不十分です。もう1-2週間くらい待たなければならないのかもしれません。でもまあ、せっかく行ったんですから写真は撮って来ました。

午後からは私だけ赤坂図書館に行きます。我が家のホームページの html を本格的に css のスタイルシートを導入して書き換えようと予定しており、 html や css を解説してくれている本を借ります。ついでに、半分ほど終わったところの3連休向けに音楽 CD も借ります。ハリー・ポッター第2話「秘密の部屋」のサウンドトラックやウルトラマンの主題歌なんかを借りたりします。
おそらく、私のことですから、まだ漠然としか考えていないんですが、見た目にほとんど違いはないながら、かなり凝った html と css でホームページを書き換えるんだろうという気がします。少なくとも、他の方々のブログを拝見している限り、私ほど引用 (blockquote タグ)、リスト項目 (ol や ul や li タグ)、テーブル (table タグ) なんかを多用してゴチャゴチャしたブログに仕上げているのは少ないように感じています。もっとも、お手軽に出来上がるのがブログのいいところなんですから、私のようなゴチャゴチャしたブログは本来の趣旨に反しているのかもしれません。それはともかく、ブログのスタイルシートもずいぶんと書き換えましたが、それだけでは飽き足らなくなりましたから、本格的に我が家のホームページを、見た眼を大きくは変えずに、好き勝手にいじろうと考えています。
2007年11月23日 (金) 17:12:00
魔法使いの魔法と屋敷僕の魔法の違いについて
今日も、朝からよく晴れていいお天気になりました。でも、気温は10度そこそこしか上がらず、冬のような寒さが続いています。
昨夜はハリー・ポッター第7巻「死の秘宝」のネタバレ番外編で章別のストーリーの概要に関するブログのエントリーを9時半ころに書き上げてアップし、我が家の子供達に知らせたところ、我が家の子供達もハリー・ポッターが大好きで、前々から、私が第7巻の英語版を読み進んでいたことを知っていましたから、早速、下の子が私のブログを見始めます。10時過ぎだったろうと思います。でも、私がズボラして英語のままの部分があり、なかなかはかどりません。一応、我が家の子供達はジャカルタ育ちの帰国子女で、日本人学校の幼稚部に上がる前は現地の英語の幼稚園に通っていたりしていたものですから、小学校で習い始めたローマ字なんかの理解は早いようなんですが、実は、英語をそれほど理解できるわけでもありません。帰国直後に松戸の団地に入って、松戸駅のイトーヨーカ堂の裏手にある女子大の大学祭に連れて行って、ESS の英語クイズに挑戦させてみた時は、その辺の女子大生と遜色ない英語力が残っていると実感したものですが、今となっては余りアテにはなりません。仕方がないので、私が延々と解説してやります。最初は下の子だけだったんですが、少しするとおにいちゃんも加わります。元のエントリーが長いものですから、延々と30分余りにわたって解説します。10時過ぎから11時前までかかってしまいました。
解説している時に、私は昨夜のエントリーで第10章の Kreacher's Tale のところに緑色の大きな字で強調しておいたんですが、ドビーやクリーチャーなんかの屋敷僕の魔法は魔法使いや魔女の魔法とは違うとして、ヴォルデモート卿がスリザリンのロケットを隠した洞窟やマルフォイの屋敷の地下牢にも姿現しや姿くらましが出来るという段に差しかかると、下の子が、そんなの前から分かり切っていると言い出します。昨夜は遅かったこともあり、そのままにしておいたんですが、今朝の朝食の時に、下の子にもう一度問い質します。実は、私の方はまったく記憶がなかったわけです。私の質問に対して、下の子は姿現しとか姿くらましの出来ないハズのホグワーツ城の中でドビーは姿現しをしていたと答えます。クリーチャーがいっしょの時だったとも言います。私の関心が少しそれて、屋敷僕といったらドビーとクリーチャー以外にももう一人、ヘンな言葉使いのがいたと言い出すと、これも的確にウィンキーだと教えてくれます。さらに、私が質問を続けて、ドビーはマルフォイ家の屋敷僕で、クリーチャーはブラック家の屋敷僕だということは覚えていたんですが、ウィンキーはどこだったかと聞くと、これまた、魔法省のバーティー・クラウチさんのところだよと教えてくれます。しかも、屋敷僕の魔法の話に戻って、屋敷僕は人間にそんなに姿を見せないようにして働かないといけないから、どこでも姿くらましと姿現しが出来るんだと教えてくれます。私がネットで調べてみると、果たして、その通りでした。親バカの私は大したものだと感心してしまいました。
今月11月2日のエントリーで、グリンデルヴァルトについて我が家のおにいちゃんに教えてもらった顛末に触れましたが、下の子もおにいちゃんに負けず劣らずハリー・ポッターが大好きで、とっくに第6巻「謎のプリンス」まで読み終えています。しかも、ちゃんと頭の中に残っているんだということが身にしみて理解できました。3連休初日にボケボケと過ごす中での親バカの日記なんですが、そのようなカテゴリーは設けていないので、やや無理やりですが、昨夜に続いて読書感想文の日記に分類しておきます。
昨夜はハリー・ポッター第7巻「死の秘宝」のネタバレ番外編で章別のストーリーの概要に関するブログのエントリーを9時半ころに書き上げてアップし、我が家の子供達に知らせたところ、我が家の子供達もハリー・ポッターが大好きで、前々から、私が第7巻の英語版を読み進んでいたことを知っていましたから、早速、下の子が私のブログを見始めます。10時過ぎだったろうと思います。でも、私がズボラして英語のままの部分があり、なかなかはかどりません。一応、我が家の子供達はジャカルタ育ちの帰国子女で、日本人学校の幼稚部に上がる前は現地の英語の幼稚園に通っていたりしていたものですから、小学校で習い始めたローマ字なんかの理解は早いようなんですが、実は、英語をそれほど理解できるわけでもありません。帰国直後に松戸の団地に入って、松戸駅のイトーヨーカ堂の裏手にある女子大の大学祭に連れて行って、ESS の英語クイズに挑戦させてみた時は、その辺の女子大生と遜色ない英語力が残っていると実感したものですが、今となっては余りアテにはなりません。仕方がないので、私が延々と解説してやります。最初は下の子だけだったんですが、少しするとおにいちゃんも加わります。元のエントリーが長いものですから、延々と30分余りにわたって解説します。10時過ぎから11時前までかかってしまいました。
解説している時に、私は昨夜のエントリーで第10章の Kreacher's Tale のところに緑色の大きな字で強調しておいたんですが、ドビーやクリーチャーなんかの屋敷僕の魔法は魔法使いや魔女の魔法とは違うとして、ヴォルデモート卿がスリザリンのロケットを隠した洞窟やマルフォイの屋敷の地下牢にも姿現しや姿くらましが出来るという段に差しかかると、下の子が、そんなの前から分かり切っていると言い出します。昨夜は遅かったこともあり、そのままにしておいたんですが、今朝の朝食の時に、下の子にもう一度問い質します。実は、私の方はまったく記憶がなかったわけです。私の質問に対して、下の子は姿現しとか姿くらましの出来ないハズのホグワーツ城の中でドビーは姿現しをしていたと答えます。クリーチャーがいっしょの時だったとも言います。私の関心が少しそれて、屋敷僕といったらドビーとクリーチャー以外にももう一人、ヘンな言葉使いのがいたと言い出すと、これも的確にウィンキーだと教えてくれます。さらに、私が質問を続けて、ドビーはマルフォイ家の屋敷僕で、クリーチャーはブラック家の屋敷僕だということは覚えていたんですが、ウィンキーはどこだったかと聞くと、これまた、魔法省のバーティー・クラウチさんのところだよと教えてくれます。しかも、屋敷僕の魔法の話に戻って、屋敷僕は人間にそんなに姿を見せないようにして働かないといけないから、どこでも姿くらましと姿現しが出来るんだと教えてくれます。私がネットで調べてみると、果たして、その通りでした。親バカの私は大したものだと感心してしまいました。
今月11月2日のエントリーで、グリンデルヴァルトについて我が家のおにいちゃんに教えてもらった顛末に触れましたが、下の子もおにいちゃんに負けず劣らずハリー・ポッターが大好きで、とっくに第6巻「謎のプリンス」まで読み終えています。しかも、ちゃんと頭の中に残っているんだということが身にしみて理解できました。3連休初日にボケボケと過ごす中での親バカの日記なんですが、そのようなカテゴリーは設けていないので、やや無理やりですが、昨夜に続いて読書感想文の日記に分類しておきます。
2007年11月22日 (木) 21:28:00
ハリー・ポッターの章別ストーリー - ネタバレ番外編
今日も、朝から秋晴れのいいお天気になりました。でも、気温は上がりませんでした。着々と冬の足音が近づいています。

週末の3連休前の今夜のエントリーはハリー・ポッター最終第7巻 "Harry Potter and the Deathly Hallows" のネタバレ番外編で、章別のストーリーの概要です。いままで書き貯めておいたメモの一挙大公開です。ネタバレは読みたくない向きもあるでしょうから、読むかどうかは自己責任でのご判断をお願いします。なお、一応、私は上の写真にある米国版の全編を読み通したんですが、意味を取り違えていたり、読み飛ばしていたりする箇所がないとは言えません。内容の正確性はあくまで無保証です。それから、まだ邦訳が出版されていませんから、既出でない名前や言葉は日本語にせずに英語でそのまま表記している部分があります。
最後までお読みいただき、誠に有り難うございました。最後の最後に、事前にウワサになっていた「死後のゴーストになる魔法使いや魔女と、ゴーストにならない違い」については、私は読み飛ばしてしまったようです。ひょっとしたら、 Gray Lady との会話の中で出て来ていたのかもしれません。ご存じの方は教えて下さい。それから、ネタバレ第3弾かつ最終回で、そのうちに、前回10月2日に書いた親の愛情なんかについて取り上げようと考えています。
今日は米国はでは Thanks Giving Day のお休みで、日本は明日が勤労感謝の日で祝日ですから、3連休の人も少なくないと思います。よい週末をお過ごし下さい。

週末の3連休前の今夜のエントリーはハリー・ポッター最終第7巻 "Harry Potter and the Deathly Hallows" のネタバレ番外編で、章別のストーリーの概要です。いままで書き貯めておいたメモの一挙大公開です。ネタバレは読みたくない向きもあるでしょうから、読むかどうかは自己責任でのご判断をお願いします。なお、一応、私は上の写真にある米国版の全編を読み通したんですが、意味を取り違えていたり、読み飛ばしていたりする箇所がないとは言えません。内容の正確性はあくまで無保証です。それから、まだ邦訳が出版されていませんから、既出でない名前や言葉は日本語にせずに英語でそのまま表記している部分があります。
- The Dark Lord Ascending
マルフォイ家の屋敷でヴォルデモート卿や死喰い人が打合せをしています。悪だくみ会議の様子。 Charity Burbage が処刑されるのを見て、ドラコは失神してしまいます。とっても暗いオープニングです。 - In Memoriam
ダーズリー家に戻ったハリーが、自分の荷物をせっせとリュックにまとめつつ、Elphias Dogeのインタビューを基にしたダンブルドア校長先生の追悼記事を日刊預言者新聞で読みます。それから、リータ・スキーター記者がダンブルドア校長先生の伝記本を出版するとかで、インタビューを受けています。 - The Dursleys Departing
ダーズリー家の3人が不死鳥の騎士団の用意した安全な場所に避難します。魔法の存在を認めようとしない両親は渋るんですが、ダドリーの決断により行くことになります。最後に、ハリーがダドリーに "Big D" と呼びかけるシーンは感動を覚える人もいるでしょう。 - The Seven Potters
リリーの守護の魔法はハリーが17歳になった時点で切れるので、ハリーも避難します。ロン、ハーマイオニー、フレッドとジョージ、フラー、マンダンガスの6人がポリジュース薬を飲んでハリーに化けて箒に乗って出発します。マンダンガスは体が小さいので選ばれています。もっとも、ハリー本人はハグリッドがシリウスからもらい受けたバイクで出発します。しかし、途中で死喰い人に襲われヘドウィグが犠牲になります。 - Fallen Warrior
第1次避難先のトンクスの両親の家に着いた後、ハリーとハグリッドはポートキーを使って不死鳥の騎士団の本部になっている隠れ穴、すなわち、ウィーズリー家に行きます。死喰い人に襲われたことで、誰かが裏切って情報を流しているんじゃないかと疑心暗鬼になったりします。死喰い人にに襲われたため、ジョージは片耳がなくなってしまいます。また、マンダンガスとマッドアイ・ムーディーのペアも行方不明になっていて、ムーディーが死んだことが示唆されます。ヴォルデモート卿は箒に乗らなくても飛べることをみんなで不思議がります。 - The Ghoul in Pyjamas
ハリーは他の人を危険な目にあわせたくないので、1人で分霊箱を探しに出ようとしますが、ロンとハーマイオニーは十分な覚悟の上で、いっしょに行くことに決めます。隠れ穴ではビルとフラーの結婚式の準備を進めていますが、モリーがハリー、ロン、ハーマイオニーの3人に別々の用事を言いつけて、3人が相談できないように引き離すようにします。3人で相談しているところにグールお化けが出て来ます。 - The Will of Albus Dumbledore
ハリーの17歳のお誕生日に魔法省大臣のスクリムジョールが現れ、ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人に宛ててダンブルドア校長先生からの遺品があると言い出します。ロンには火消しライター、ハーマイオニーには童話の本、"The Tales of Beedle the Bard" 、そして、ハリーにはホグワーツ校に入って初めてのクィディッチの試合でハリーがキャッチしたスニッチが贈られました。しかし、ハリーに残されたグリフィンドールの剣はダンブルドア校長先生の個人的な所有物かどうかが疑わしいので渡さないと言われてします。 - The Wedding
この章はタイトル通り、ビルとフラーの結婚式がメインです。ハリーは安全のためポリジュース薬を飲んで、ウィーズリー家の遠縁の男の子に化けて参列します。これも、ウィーズリー家の親戚のミュリエルおばさんが若い頃のダンブルドア校長の悪い噂を喋りまくります。クラムが招待されていて、ルーナの父親がグリンデルヴァルトの闇のマークを付けていると怒り出します。なお、クラムは Gregorovitch の作った杖を使っていることが判明します。最後に、シャックルボルトの守護霊が現れて、「魔法省陥落、スクリムジョール大臣死亡、死喰い人が接近!」という知らせが飛び込んで来ます。 - A Place to Hide
結婚式の会場はパニックに陥ります。ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は逃げ出して、そのまま逃亡生活に入ります。ハーマイオニーのビーズのバッグには必要なものが全部入っていてハリーとロンは感心してしまいます。一度はマグル界のカフェに身を隠そうとしたんですが、すぐに死喰い人に発見されてしまって攻撃を受けます。何とか難を逃れて、ハリーの強い主張により、シリウスの家で、ハリーが相続したグリモールド・プレイス 12番地に行くことにします。ハリーは額の傷が痛んで、また意識がヴォルデモート卿とシンクロしてしまいます。 - Kreacher's Tale
グリモールド・プレイス12番地のシリウスの部屋で、ハリーはリリーがシリウスに宛てた手紙と同封されていた赤ちゃんのころハリー自身の写真を見つけます。ハリーとハーマイオニーが階下に降りて行く途中、シリウスの弟が Regulus Arcturus Black であることを知り、R.A.B が誰であったのかを知ります。ロンとともに3人でクリーチャーのところにロケットについて聞きに行き、長い長いクリーチャーの話が始まります。その中で、例の洞窟に置き去りにされたクリーチャーが姿くらましと姿現しで家に戻ったことを知り、屋敷僕の魔法は魔法使いや魔女の魔法とは違うのだ、ということを認識します。レギュラスはクリーチャーにロケットを破壊するよう遺言したのですが、クリーチャーの魔法では破壊することが出来ず、その上、マンダンガスに他のブラック家のお宝と一緒にロケットも盗まれてしまったのだとクリーチャーは泣きながら告白します。ハリーはクリーチャーにマンダンガスを探し出して連れて来るようクリーチャーに命じます。クリーチャーはハリーをご主人さま Master と呼ぶようになります。 - The Bribe
クリーチャーがなかなか戻らない上に、屋敷の外には見張りの死喰い人が現れ緊張感が高まる中、突然、ルーピン先生が現れてハリーたちを守るためいっしょに旅に付いて行くと申し出ます。が、妻のトンクスが妊娠中と聞いて、ハリーはわざと乱暴な言葉でルーピン先生を追い返します。ルーピン先生が出て行くのと、ほとんど入れ替わりにクリーチャーがちゃんとマンダンガスを連れて帰って来ます。でも、マンダンガスは他のお宝と一緒にロケットを売り飛ばそうとした時、魔法省の役人らしい見知らぬ女に取り上げられてしまったと言います。ヒキガエルに似ていたとも言います。この章のタイトルから賄賂として渡したことが示唆されます。 - Magic is Might
ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人はアンブリッジからロケットを取り返すために、ポリジュース薬を使って魔法省の役人に化けて魔法省に侵入します。しかし、ロンは潜入直後にヤックスリーという死喰い人の部屋の雨漏りの修理をするよう命令されてしまいます。断ることが出来なくて、ロンはハリーたちと別れて雨漏りの修理に向かいます。その時、ハリーとハーマイオニーは目的のアンブリッジに遭遇します。 - The Muggle-Born Registration Commission
ロンが化けている魔法省の役人の奥さんが、魔法省の裁判室でアンブリッジやヤックスリーから取調べを受けているところを、ハリーとハーマイオニーが救出して、気絶したアンブリッジからロケットも奪い返して、みんなで魔法省を脱出します。 - The Thief
魔法省からの脱出に成功したハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は姿くらましでグリモールド・プレイス 12番地に戻ろうとするんですが、ヤクスリーがハーマイオニーの袖をつかんで付いて来てしまったので、クィディッチのワールドカップが開かれた森に着いてしまいます。3人はテントを張って野外生活に入ります。ロンは不機嫌でヴォルデモート卿の名前を言ってはいけないと強く主張し、その後の仲たがいにつながります。分霊箱は壊せず、3人で順番に持ち歩きます。 - The Goblin's Revenge
ロンの機嫌が最悪になり、ハーマイオニーの料理に文句を付けたりします。分霊箱をを長く身に付けていると精神的によくないようです。トンクスの父のテッドやディーン・トーマスとともに、ハリーたちのテントの近くの堤防でしゃべっていたゴブリンの話から、分霊箱はグリフィンドールの剣で破壊できることを知ります。さらに、ホグワーツの校長室に飾ってあった剣は偽物で、本物はダンブルドアがどこか別の場所に隠していることが分かります。そして、章の最後で、ロンの不機嫌が募ってテントから出て行きます。 - Godric's Hollow
その昔に、ダンブルドア一家がゴドリックの谷に住んでいたことから、ハーマイオニーはバチルダ・バッグショット婆さんにグリフィンドールの剣を託した可能性を考え、他方、ハリーは両親のお墓参りをしたい思いから、2人でゴドリックの谷に行きます。季節は進んでクリスマスになっています。ハリーの両親のお墓には "The last enemy that shall be destroyed is death." と彫られていました。意味深長です。 - Bathilda's Secret
ハリーとハーマイオニーはお墓参りの帰り道でバチルダらしきお婆さんに出会って、言われるまま家まで付いて行きます。しかし、バチルダは殺されていて、体をナギニに乗っ取られていました。ハリーだけが2階に呼び上げられた後、バチルダの身体からナギニが現れます。ハーマイオニーの機転で逃げおおせましたが、ハリーの愛用の杖が折れてしまいます。それから、ハーマイオニーはリータ・スキーター記者によるダンブルドア校長先生の伝記本をバチルダの家から持ち帰ります。 - The Life and Lies of Albus Dumbledore
この章はタイトル通りに、バチルダの家から持ち帰ったダンブルドア校長先生の伝記本を読んで過ぎます。ダンブルドアがホグワーツ校を卒業した直後、後に闇の魔法使いとしてダンブルドアに倒されたグリンデルヴァルトと親友だった事実が明かされます。アルバス・ダンブルドアの弟の Aberforth と妹の Arianna のことも書いてありました。 - The Silver Doe
テントの近くに銀色の雌鹿の守護霊が現れ、ハリーをグリフィンドールの剣が沈んでいる池まで連れて行ってくれます。ハリーは池に飛び込むのですが、首に掛けていた分霊箱に邪魔されて溺れかけ、死にそうになったところにロンが登場し、溺れてるハリーを助けて、さらに、グリフィンドールの剣も拾って、かなり手間はかかりますが、分霊箱もロンが破壊します。ダンブルドアからロンに贈られた火消しライターはパスワードを入力するとラジオになり、ハリーたちの居場所を突き止められたようです。雌鹿の守護霊は、誰のものかは謎のままなんですが、後に、スネイプ先生の守護霊が雌鹿であることが明かされ、スネイプ先生が送ったのではないかと示唆されます。 - Xenophilius Lovegood
グリンデルヴァルトの闇のマークについてルーナのお父さんの Xenophilius Lovegood に訊きに行きます。 Xenophilius はクィブラー誌でハリーを応援しているんですが、3人が現れると何だか気乗りしない様子で、3人は不思議に感じます。変わり者ですから、家の中にはいろいろとヘンテコリンなものでいっぱいでした。 - The Tale of the Three Brothers
前章からの続きで、 Xenophilius によると闇のマークは Deathly Hallows のマークだと言うことが判明します。 Deathly Hallows とのは魔法界では誰でも知っている、子供達向けのおとぎ話 "The Tale of the Three Brothers" に登場する3つの宝物のことで、無敵の杖 Elder Wand 、死者を呼び戻せる石 Resurrection Stone と、最後はハリーも持っている透明マント Cloak of Invisibility ということで、 Death が3兄弟の要求で与えたものということになっています。しかし、ここでも死喰い人に襲われます。実は、 Xenophilius はルーナを人質に取られていたので、ハリーたちの居場所をコッソリと死喰い人に連絡していました、でも、家の中にある妙チキリンなものが大爆発を起こして3人は逃げ切ります。 - The Deathly Hallows
ハリーの興味は分霊箱から大きく Deathly Hallows に切り替わってしまい、ハーマイオニーとロンは分霊箱こそダンブルドアが自分たちに遺した課題だと主張するのですが、ハリーは夢中になってしまいます。さらに、ヴォルデモート卿の名前を口に出してしまったため、死喰い人に見つかり3人は包囲されてしまいます。 - Malfoy Manor
捕まった3人は敵の本拠になっているマルフォイ家の屋敷に連れて行かれます。ハーマイオニーだけがベラトリックスに連れて行かれてしまいますが、ハリーとロンの牢には杖職人のオリバンダーとルーナなどもいました。そこへドビーが姿現しで登場します。魔法使いや魔女の魔法で保護されていた地下牢なんですが、屋敷僕の魔法には効かないようです。ドビーの姿くらましと姿現しで、囚われのみんなをビルとフラーの新居に連れて逃げてくれました。ドサクサにまぎれて、ハリーはドラコの杖を失敬します。でも、ドビー自身はベラトリックスの投げたナイフで死んでしまいます。 - The Wandmaker
ハリーはお墓を掘ってドビーを葬ります。ようやく、ハリーは Deathly Hallows よりも分霊箱に集中する決心がつきます。グリンゴッツ銀行のベラトリックスの金庫に分霊箱があるとにらんだハリーは、マルフォイ屋敷の地下牢からいっしょに逃げて来たゴブリンのグリップフックにグリンゴッツ銀行の金庫破りに協力して欲しいと頼みます。そして次に、ハリーたちは同じく地下牢から一緒に逃げて来た杖職人のオリバンダーに Elder Wand のことなど、色々と杖について気になっていたことを質問します。そして、ダンブルドア校長先生の杖が Elder Wand だったことが明らかになり、すでに、ヴォルデモート卿がお墓から掘り出していることが明らかになります。 - Shell Cottage
この章のタイトルはビルとフラーの新居のことです。海岸線にあります。ここで、ハリーはゴブリンのグリップフックの申出を受入れ、金庫破りに協力するなら、時期を明確にせずにグリフィンドールの剣を引き渡すことを約束します。しかし、ハリーはグリンゴッツ銀行で働いていたビルから、ゴブリンの考え方について忠告を受けます。それから、またしてもルーピン先生が突然現れ、トンクスに男の赤ちゃんが出来たことを知らせに来ます。ハリーに名付け親になってほしいと頼みます。 - Gringotts
いよいよ、ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人が、グリップフックの手引きでグリンコッツ銀行のベラトリックスの金庫に侵入します。ベラトリックスに化けるのはハーマイオニーで、もちろん、ポリジュース薬を使います。ロンも化けますが、ハリーとグリップフックは透明マントに隠れます。でも、金庫に向かうトンネルの途中で魔法を洗い流す滝に打たれて、ハーマイオニーとロンのポリジュースの魔法が解けて元の姿に戻ってしまった上に、金庫の宝物には素手では触れず、さらに、グリンゴッツ銀行を守るゴブリンたちは金庫のドアの外まで迫ります。しかも、金庫番にはドラゴンがいて火を吹きまくります。ハリーはハッフルパフのカップを手に入れてから、金庫番のドラゴンの鎖を壊してドラゴンを解放し、3人でドラゴンの背中に飛び乗って脱出してしまいます。 - The Final Hiding Place
ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人を乗せたドラゴンは湖に到着し、3人はドラゴンの背中から飛び降ります。ハリーの額の傷跡が痛み出し、ヴォルデモート卿が分霊箱を盗まれたことを知って激怒しているとか、残りの分霊箱の無事を確かめようとしていることを知ります。ホグワーツ校に隠してある分霊箱は大丈夫との考えで、ヴォルデモート卿はまず生家のゴーントの家に行きます。これを知ったハリーは、ロン、ハーマイオニーといっしょに、すぐホグワーツ校に向かうことにします。 - The Missing Mirror
透明マントに隠れてホグズミードに入った3人は死喰い人に見つかって、吸魂鬼にまで襲われてしまいます。しかし、ある店の主人が3人を助けてかくまってくれます。実は、この店主がダンブルドア校長先生の弟の Aberforth でした。マルフォイの屋敷にドビーを送ってくれたのも Aberforth だと分かりました。ダンブルドア校長先生の過去については Aberforth の独白から明らかになります。でも、アルバスと Aberforth はそんなに仲がよくない兄弟のようで、 Aberforth はハリーに外国に逃げることなんかを勧めたりします。しかし、結局、 Aberforth は壁に掛けてあった Arianna の肖像画からホグワーツへの秘密の通路を開いてくれ、3人はネビルの迎えを受けます。 - The Lost Diadem
ハリーたち3人はネビルとともに秘密の通路をホグワーツ校へ向かいます。ネビルはダンブルドア軍団のリーダーでした。ホグワーツ校ではスネイプ先生が校長になり、死喰い人の Carrow 姉弟が幅を利かせていると知ります。ホグワーツ校の必要の部屋に到着し、大勢の生徒に囲まれてドラゴンに乗ってグリンゴッツ銀行から逃げたこととか、いろいろと質問されます。協力を申し出るダンブルドア軍団の仲間には分霊箱のことを言うに言われず、ハリーがレイブンクローに由来する特別なアイテムについて質問すると、ルーナが何世紀も前に行方不明になっている「レイブンクローの diadem がある」と答えます。で、レイブンクロー寮にあるレイブンクローの銅像をルーナとハリーが見に行くことになり、グリフィンドールのようなパスワードではなく、なぞなぞを解いて寮の中に入ると、そこに、死喰い人の Alecto Carrow が現れます。 - The Sacking of Severus Snape
Alecto Carrow はルーナがやっつけます。騒ぎで起きて来たレイブンクローの寮生たちは大喜びです。姉の後から弟の Amycus Carrow が来て、マクゴナガル先生になぞなぞを解いてもらって寮の中へ入ります。ハリーが Amycus を倒します。マクゴナガル先生がハリーに質問し、ダンブルドア校長との約束のためホグワーツ校に戻って来たと聞くと、 Carrow 姉弟を縛り上げて、他の先生たちとも協力して、ハリーを差し出せとのヴォルデモート卿の要求を突っぱね、全校挙げて戦闘体制に入ります。マクゴナガル先生がとてつもなくカッコいいです。特に、 "Hogwarts is threatened!" と shout した後、 "Man the boundaries, protect us, do your duty to our school!" なんて、DVD を買って原語で聞きたいと思います。それから、ウィーズリー一家で1人だけ疎遠になっていたパーシーも戻って来て不死鳥の騎士団に参加します。章のタイトルの意味は、スネイプ先生がマクゴナガル先生によってホグワーツ校から追い出されて、空を飛んで脱出したことに由来します。 - The Battle of Hogwarts
その名の通り、ホグワーツ校を舞台にした最後の戦いが始まります。不死鳥の騎士団のメンバーが続々とホグワーツ校に集まって来ます。しかし、ハリーはマクゴナガル先生の示唆で戦闘には参加せず分霊箱を探します。そして、ほとんど首なしニックから、レイブンクロー寮のゴーストである Grey Lady を紹介してもらって尋ねます。 Grey Lady はレイブンクロー寮の創設者ロウェナの娘で、自分が母の diadem を盗んで隠し、トム・リドルにも同じ話をして隠し場所を教えてしまったと言います。ハリーはとうとう必要の部屋で見かけた胸像の冠だと気付きます。この間、ロンとハーマイオニーは、バジリスクの牙でハッフルパフのカップを破壊します。で、3人そろって必要の部屋に入り diadem を探している時、突然、マルフォイ、クラッブ、ゴイルの3人が登場します。屋敷からハリーを逃がして落ち目になったので「ドラコの命令は受けない」とうそぶいたクラッブが炎の魔法を使って必要の部屋は火事になり、ハリーたちがマルフォイたちを助けながら箒に乗って部屋を脱出します。その炎は分霊箱も破壊してしまい、クラッブはその呪いで死んでしまいます。この間にも戦闘は続いていて、フレッドが死んだことが知らされます。 - The Elder Wand
戦闘の途中で、ホグワーツ校の城壁を巨大な蜘蛛の大群が登ってきて、それを見たハグリッドは蜘蛛を味方の攻撃からかばうように群れの中に突っ込んでいき、そのまま行方不明になってしまいます。ヴォルデモート卿は戦闘の一時中止を宣告します。ハリー、ハーマイオニー、ロンの3人は最後の分霊箱であるナギニを倒すため、暴れ柳の根元を通ってヴォルデモート卿が潜む叫びの屋敷へ向かいます。透明マントに隠れているハリーたちの目の前で、ヴォルデモート卿はスネイプ先生に「 Elder Wand の本当の力を引き出すためには前の所有者を殺さねばならない」と言い放ち、ナギニをけしかけてスネイプ先生を殺してしまいす。ヴォルデモート卿が部屋を去った後、ハリーは瀕死のスネイプ先生の元に駆け寄ります。スネイプ先生は青銀色の記憶をほとばしらせて、ハリーに "Look...at...me...." と言い残して死んで行きます。ハーマイオニーから受け取ったフラスコでハリーがスネイプ先生の記憶を蓄えます。 - The Prince's Tale
ホグワーツ校に戻ったハリーは、遺体安置所として使われている大広間でルーピンとトンクス夫妻の遺体を見つけます。ショックを受け、校長室に駆け込んで憂いの篩でスネイプ先生の最期の記憶の中に飛び込み、スネイプ先生の幼いころからの記憶をたどります。ここでスネイプ先生にまつわる真実が次々と明らかにされます。スネイプ先生のハリーの母リリーに対する愛情、ハリーを守るとのダンブルドア校長先生との約束、最後の分霊箱はハリー自身であり、ハリーが死なないとミッションは終わらないという衝撃の真実でした。なお、章のタイトルの Prince はスネイプ先生の母親の旧姓であることは第6巻で明らかにされていると記憶しています。 - The Forest Again
スネイプ先生の記憶を見たハリーは、ネビルにもナギニを殺すよう頼みます。ネビルと別れて、ハリーはヴォルデモート卿に殺されるために禁じられた森に向かいます。ハリーがダンブルドア校長先生の遺品であるスニッチに「今から死にに行くよ」と言うと、中から黒い石が現れます。これこそ Resurrection Stone で、暗い森の中にジェームス、シリウス、ルーピン、リリーが現れます。みんなに付き添われながらハリーは森の奥に進み、ヴォルデモート卿の前で透明マントを脱いで姿を現すと、そのまま呪文を受けてその場に倒れます。 - King's Cross
この世とあの世の境目でハリーはダンブルドア校長先生と再会します。そこはキングスクロス駅になっています。分霊箱であるゴーントの指輪を破壊した際の呪いで、スネイプ先生の見立てではダンブルドア校長先生はあと1年の命だったこととか、ドラコがヴォルデモート卿に命じられてダンブルドア校長先生の命を狙ったことの逆手を取って、ヴォルデモート卿の信頼を得るためにスネイプ先生がダンブルドア校長先生を殺したこととか、いろいろと長いダンブルドア校長先生の種明かしの後、ハリーは生き返ることを選んでダンブルドア校長先生と別れます。聖者のように見えたダンブルドア校長先生の人間としての弱い面も垣間見えます。ハリーに慰められたりします。 - The Flaw in the Plan
19年後のお話であるエピローグを除けば最終章です。ハリーの死はドラコの母親であるナルシッサが確認します。ドラコの無事を確かめるためにホグワーツ校に入りたい一心で「死んでいる」と答えます。ハリーの遺体(?)は死喰い人に捕らえられていたハグリッドが抱いてホグワーツ校に運びます。ヴォルデモート卿と死喰い人はホグワーツ校に入ります。ここで戦闘が再開され、ベラトリックスはフレッドを失ったモリー・ウィーズリーに倒されます。モリーはハーマイオニー、ジニー、ルーナを制して "NOT MY DAUGHTER, YOU BITCH!" と怒り狂ってベラトリックスに向かい、ジニーたちには "Get back. She is mine." と言い放ってベラトリックスを倒します。組分け帽子から現れたグリフィンドールの剣でネビルがナギニの首を切り落とし、ヴォルデモート卿はハリーに向けた死の呪文が逆噴射して死にます。戦いは終わりました。シャックルボルトが臨時の魔法大臣に就任します。 Elder Wand の最終かつ真の所有者はドラコを制したハリーということになりましたが、ハリーは Elder Wand の魔力で自分の杖を修復して使い続けます。 - エピローグ
ホグワーツ校での最後の戦いから19年後のキングスクロス駅が舞台です。ハリーとジニーは結婚していて、生まれた子供達にジェームス、アルバス・セブルス、リリーと名付けています。ルーピン先生とトンクスの遺児であるテディーについては明記してありませんが、ハリーとジニーの養子ということなのかもしれません。ロンとハーマイオニーも結婚していて、子供は Rose と Hugo で、ドラコの子供の Scorpius もいます。日付けは9月1日で、子供達がホグワーツ特急に乗って学校に向かうシーンです。ハリー、ロン、ハーマイオニー、ジニーなんかが会話するという体裁で物語が進みます。1年生に入学するアルバス・セブルスが、ハリー自身がそうだったように、スリザリン寮に組分けされると困ると言い出すと、「私が知っているもっとも勇敢な人はスリザリンだった」と諭して、スネイプ先生が示唆されます。作者のローリング女史はこの物語の最終章を早くに書き上げて金庫に入れていたといいますが、このエピローグなのかもしれません。
最後までお読みいただき、誠に有り難うございました。最後の最後に、事前にウワサになっていた「死後のゴーストになる魔法使いや魔女と、ゴーストにならない違い」については、私は読み飛ばしてしまったようです。ひょっとしたら、 Gray Lady との会話の中で出て来ていたのかもしれません。ご存じの方は教えて下さい。それから、ネタバレ第3弾かつ最終回で、そのうちに、前回10月2日に書いた親の愛情なんかについて取り上げようと考えています。
今日は米国はでは Thanks Giving Day のお休みで、日本は明日が勤労感謝の日で祝日ですから、3連休の人も少なくないと思います。よい週末をお過ごし下さい。
2007年11月21日 (水) 21:08:00
日本の株価はこのまま下がり続けるのか?
今日も、朝からまずまずいいお天気になりました。気温も昨日よりさらに少し上がって、少なくとも日中については、寒いというほどではありませんでした。

東証の株価が下げ続けています。昨日は少し反発しましたが、今日は米国景気がサブプライム・ローン問題などから下振れするとの懸念から、円買い・ドル売りが広がり為替相場が円高に振れたため、とうとう、後場に入って日経平均でアッサリと15,000円を割り込みました。結局、終り値ベースでは14,837円66銭で引け、昨日から▲373円86銭下げました。上のグラフの通りです。昨日は後場になってかなり回復したんですが、今日は逆のパターンでした。米連邦準備理事会 (FED) が2008年の米国経済成長率見通しを下方修正したことから米国景気の減速懸念が強まったほか、アジア株が全面安の展開となり香港株式市場でハンセン指数が大きく下げたことも悪材料になっているようです。
FED の経済見通しは上の通りです。Wall Street Journal のサイトにあったものです。なお、公表された10月末の FOMC のミニッツの10ページに詳細な表があります。年央の時点では2008年の成長率は2.5-2.75%と見通していたんですが、1.8-2.5%に下方修正したようです。この見通しを見る限り、2007年の予測は年央時点の2.25-2.5%から、今回の2.4-2.5%とほとんど変化がない一方で、来年2008年は今年よりも成長率が低下する形になっています。この違いの原因の大きな部分が夏のパリバ・ショックから始まったサブプライム・ローン問題と金融市場の混乱から波及した住宅投資や個人消費の鈍化でしょうから、これらの影響はラグを伴って、来年により大きな影響を及ぼすと FED は判断しているようです。
日本の経済指標を振り返ると、今朝、財務省から発表された10月の貿易統計速報はそれなりに強い数字でした。輸出額は前年同月比で13.9%増の7兆5155億円、輸入額は8.6%増の6兆4969億円で、輸出額から輸入額を差し引いた輸出超過額である貿易黒字はは66.1%増の1兆186億円でした。もっとも、市場の事前予想にほぼミートし、相場の材料とは見なされなかったようです。基調はここ2-3ヶ月でそんなに変わらず、米国への輸出が▲1.5%と2ヶ月連続で減少し、対米国の貿易黒字でも▲8.5%減となる一方で、それをカバーするような欧州向け輸出23.7%増、アジア向け輸出12.9%増となっています。なお、輸入が増加しているのは日本の景気減速で輸入数量が減少しているのを上回るテンポでエネルギー価格の高騰が進行しているためであると考えられます。ですから、金額ベースでなく、数量ベースで見ると、10月の輸入は▲2.4%減と5ヶ月連続で減少しており、日本経済の減速を見せつける結果となっています。他方、原油価格は現在進行形で上昇しており、昨日、NY 原油は時間外取引で最高値を更新してバレル当たり99ドルを付けたと夕刊で報じられています。10月の貿易統計でも原粗油は20.2%増、液化天然ガスは25.9%増と急増しています。いずれにせよ、エネルギー価格の動向は不透明なんですが、外需は見事にデカップリングされていて、引き続き、欧州とアジア諸国は日本経済を牽引する力が残っているように見受けられます。
為替相場の円高に引っ張られた株式相場は、今のところ、行方が見えません。為替と株と二重の相場ですから、私のような官庁エコノミストの出る幕ではないような気がしないでもありません。しかし、欧州はまだしも、日米経済は着実に減速を示していることから、その先行指標としての株価に注目する意味はなくもないような気がします。

東証の株価が下げ続けています。昨日は少し反発しましたが、今日は米国景気がサブプライム・ローン問題などから下振れするとの懸念から、円買い・ドル売りが広がり為替相場が円高に振れたため、とうとう、後場に入って日経平均でアッサリと15,000円を割り込みました。結局、終り値ベースでは14,837円66銭で引け、昨日から▲373円86銭下げました。上のグラフの通りです。昨日は後場になってかなり回復したんですが、今日は逆のパターンでした。米連邦準備理事会 (FED) が2008年の米国経済成長率見通しを下方修正したことから米国景気の減速懸念が強まったほか、アジア株が全面安の展開となり香港株式市場でハンセン指数が大きく下げたことも悪材料になっているようです。
FED の経済見通しは上の通りです。Wall Street Journal のサイトにあったものです。なお、公表された10月末の FOMC のミニッツの10ページに詳細な表があります。年央の時点では2008年の成長率は2.5-2.75%と見通していたんですが、1.8-2.5%に下方修正したようです。この見通しを見る限り、2007年の予測は年央時点の2.25-2.5%から、今回の2.4-2.5%とほとんど変化がない一方で、来年2008年は今年よりも成長率が低下する形になっています。この違いの原因の大きな部分が夏のパリバ・ショックから始まったサブプライム・ローン問題と金融市場の混乱から波及した住宅投資や個人消費の鈍化でしょうから、これらの影響はラグを伴って、来年により大きな影響を及ぼすと FED は判断しているようです。
日本の経済指標を振り返ると、今朝、財務省から発表された10月の貿易統計速報はそれなりに強い数字でした。輸出額は前年同月比で13.9%増の7兆5155億円、輸入額は8.6%増の6兆4969億円で、輸出額から輸入額を差し引いた輸出超過額である貿易黒字はは66.1%増の1兆186億円でした。もっとも、市場の事前予想にほぼミートし、相場の材料とは見なされなかったようです。基調はここ2-3ヶ月でそんなに変わらず、米国への輸出が▲1.5%と2ヶ月連続で減少し、対米国の貿易黒字でも▲8.5%減となる一方で、それをカバーするような欧州向け輸出23.7%増、アジア向け輸出12.9%増となっています。なお、輸入が増加しているのは日本の景気減速で輸入数量が減少しているのを上回るテンポでエネルギー価格の高騰が進行しているためであると考えられます。ですから、金額ベースでなく、数量ベースで見ると、10月の輸入は▲2.4%減と5ヶ月連続で減少しており、日本経済の減速を見せつける結果となっています。他方、原油価格は現在進行形で上昇しており、昨日、NY 原油は時間外取引で最高値を更新してバレル当たり99ドルを付けたと夕刊で報じられています。10月の貿易統計でも原粗油は20.2%増、液化天然ガスは25.9%増と急増しています。いずれにせよ、エネルギー価格の動向は不透明なんですが、外需は見事にデカップリングされていて、引き続き、欧州とアジア諸国は日本経済を牽引する力が残っているように見受けられます。
為替相場の円高に引っ張られた株式相場は、今のところ、行方が見えません。為替と株と二重の相場ですから、私のような官庁エコノミストの出る幕ではないような気がしないでもありません。しかし、欧州はまだしも、日米経済は着実に減速を示していることから、その先行指標としての株価に注目する意味はなくもないような気がします。
2007年11月20日 (火) 20:03:00
ミシュランのガイドブック東京版の発売
今日も、朝から少し雲が多かったものの、午後からはまずまずいいお天気になりました。気温も昨日よりは少し上がったような気がします。でも、やっぱり朝は寒いので、真剣にコートを着ようかどうか悩んでいるところです。夜になって雲がほとんど晴れたのか、帰り道では半月より少し膨らんだお月さんがよく見えました。
昨日、ミシュランのガイドブックの東京版が発表され、今朝の朝刊各紙で取り上げられています。私の職場でもちょっとだけ昼休みの話題になったりしました。明後日の11月22日の発売だそうです。ネットでもっとも大きく取り上げていたのが朝日新聞でしたので、少し長くなりますが、 asahi.com のサイトから記事部分を引用すると以下の通りです。誰かが昨夕のうちにウェブ魚拓に取っておいてくれたのを有効活用しています。
実は、今日付けの Financial Times でも1面の下の方に、 "Michelin sprinkles stars on Tokyo" と題した記事を掲載していて、東京だけを対象にしたレストランなどのガイドブックなのに、世界的にも注目されていたりするのかもしれません。なお、上に引用した朝日新聞のサイトでは、三つ星を獲得した8軒のレストランだけでなく、二つ星に選ばれたレストラン25軒、一つ星に選ばれたレストラン117軒、引用にもあるように、合計150軒のレストランの一覧が掲載されています。中には、独特の漢字を使っていて、一般的なフォントに含まれていないためか、伏字みたいにして漢字の作りを説明しているお店もあったりします。さすがに、三つ星クラスになると、私のように公務員という地味な職業に就いている人間には馴染みがなくて、名前を聞いたことがあるだけだったりするんですが、二つ星の中には行ったことのあるお店が1軒だけあり、一つ星になると数軒あったりします。
なお、ガイドブックのお値段は2200円プラス消費税の2310円だそうです。微妙な価格設定だという気がします。大量に売れるんでしょうから、もう少し安くてもいいように思わないでもないですし、逆に、大量にカラーページがあったりするんでしょうから、それを考えると割安感がなくもありません。私も店頭に並べば、手に取って立読みしたいと思います。今まで、私の独特のジャンル分けで、買う本と借りる本とで考えて来たんですが、このミシュランは立読みする本に分類するのが適当かもしれません。それから、本そのものを読んだわけではなく、ましてや、発売前の本ではあるんですが、書籍に関する話題ということで、無理やりに読書感想文の日記に分類しておきます。
昨日、ミシュランのガイドブックの東京版が発表され、今朝の朝刊各紙で取り上げられています。私の職場でもちょっとだけ昼休みの話題になったりしました。明後日の11月22日の発売だそうです。ネットでもっとも大きく取り上げていたのが朝日新聞でしたので、少し長くなりますが、 asahi.com のサイトから記事部分を引用すると以下の通りです。誰かが昨夕のうちにウェブ魚拓に取っておいてくれたのを有効活用しています。
「東京は世界一級の美食の町」 - ホテルやレストランの格付けガイドブックとして知られる「ミシュランガイド」の東京版が22日に発売されるのに先立ち、東京都内で記者会見が開かれ、掲載される店舗が明らかになった。
東京ガイドに掲載されたレストランは150軒で、世界中のミシュランガイドで初めて、掲載されたレストランすべてに星がついた。最も卓越した料理と評価される「三つ星」には8軒が選ばれた。これで、ミシュランガイドの三つ星レストランは世界中で68になった。
「二つ星」には25軒、「一つ星」には117軒が選ばれた。
ガイド全体では、日本料理が6割を占め、他にフランス料理、イタリア料理、スペイン料理、中華料理などが掲載されるとともに、28軒のホテルが紹介されている。
ガイド編集の総責任者のジャン・リュック・ナレさんは「掲載されたすべての店に星がついたのは世界初。調査をするうちに、東京にはすばらしい店がたくさんあることが分かり、しかるべき結果となった。東京は、世界一の美食の町だった。特に日本料理には敬意を評し、6割選んだ。すばらしいセレクションができたと思う」と話した。
ミシュランガイドは、フランス、パリ、ドイツ、ニューヨークなど米欧21カ国で発行されてきた。アジアでは東京が初めて。日本語版と同時に英語版も用意されており、90カ国以上で発売される予定だ。
ガイドブックには、味を評価する「星」の格付けのほか、レストランやホテルの快適度、車椅子対応があるかどうかなど施設・サービス面での評価、さらに各レストランについて客の迎え方、料理が出るまでの待ち時間なども調べられ、コメントが掲載されている。約16万軒あると言われる東京のレストランから、まず1500軒を「プレリスト」として選び、日本人とヨーロッパ人の5人の覆面調査員が1年半かけて訪ね歩いた。盛り付けの見た目や味のほか、食材の鮮度、仕込みの度合いなどによって星の数を評価しているという。
和食への評価が高まっていることから、既に発行されているニューヨークガイド版やサンフランシスコ版でも、計5軒の日本料理店が星を獲得している。
実は、今日付けの Financial Times でも1面の下の方に、 "Michelin sprinkles stars on Tokyo" と題した記事を掲載していて、東京だけを対象にしたレストランなどのガイドブックなのに、世界的にも注目されていたりするのかもしれません。なお、上に引用した朝日新聞のサイトでは、三つ星を獲得した8軒のレストランだけでなく、二つ星に選ばれたレストラン25軒、一つ星に選ばれたレストラン117軒、引用にもあるように、合計150軒のレストランの一覧が掲載されています。中には、独特の漢字を使っていて、一般的なフォントに含まれていないためか、伏字みたいにして漢字の作りを説明しているお店もあったりします。さすがに、三つ星クラスになると、私のように公務員という地味な職業に就いている人間には馴染みがなくて、名前を聞いたことがあるだけだったりするんですが、二つ星の中には行ったことのあるお店が1軒だけあり、一つ星になると数軒あったりします。
なお、ガイドブックのお値段は2200円プラス消費税の2310円だそうです。微妙な価格設定だという気がします。大量に売れるんでしょうから、もう少し安くてもいいように思わないでもないですし、逆に、大量にカラーページがあったりするんでしょうから、それを考えると割安感がなくもありません。私も店頭に並べば、手に取って立読みしたいと思います。今まで、私の独特のジャンル分けで、買う本と借りる本とで考えて来たんですが、このミシュランは立読みする本に分類するのが適当かもしれません。それから、本そのものを読んだわけではなく、ましてや、発売前の本ではあるんですが、書籍に関する話題ということで、無理やりに読書感想文の日記に分類しておきます。
2007年11月19日 (月) 20:11:00
週末にブログのテンプレートのスタイル・シートを変更する
今日も、朝から秋晴れのいいお天気だったんですが、昨日の木枯らし1号に続いて、今日は気温が大幅に下がり、日本海側では雪が降っている地方もあるようです。東京でも真冬並みの寒いお天気の一日で、私はコートを出そうかと思ったんですが、取りあえず、マフラーだけで済ませました。まだまだ、男性でコートを着ている人は少ないような気がしますが、寒い日が続けば、私もコートを着用に及びたいと思います。段々と朝起きるのがツラい季節に入ってきたような気がします。
この週末は子供達がアチコチと忙しく出かけたので、逆に、私の方は時間的な余裕があり、ミラーの方も含めてブログの表示をいろいろと試してみたりしました。特に、ミラーのココログの官庁エコノミストの日記は、プロが作成・配布しているのを参考に、我が母校の京都大学をイメージしたテンプレートを自作してみました。ネットから画像を集めて、スタイル・シートなんかを工夫しました。私はデザインのセンスが悪いのでかなり苦労させられました。おヒマがあればご覧下さい。
出来合いのテンプレートで、出来合いのスタイル・シートしか利用できないブログもあるんでしょうが、工夫すれば、さらに、それなりの html に関する知識は必要ですが、かなりの程度、見栄えを変えることは可能なブログが多いような気がします。スタイル・シートだけではなく、 html そのものを編集出来ると表示項目そのものを変えることも可能です。デザインについてはセンスの問題なので、評価は分かれるんでしょうが、それなりに凝ったテンプレートも可能だと思います。特に、私のブログの特徴から、テンプレートのスタイル・シートについて重視しているのは重要と考える順に以下の7点です。
週末に少し苦労したので、その経験を活かして、今夜のエントリーはブログのテンプレートのスタイル・シートに関するトリビアな日記でした。
この週末は子供達がアチコチと忙しく出かけたので、逆に、私の方は時間的な余裕があり、ミラーの方も含めてブログの表示をいろいろと試してみたりしました。特に、ミラーのココログの官庁エコノミストの日記は、プロが作成・配布しているのを参考に、我が母校の京都大学をイメージしたテンプレートを自作してみました。ネットから画像を集めて、スタイル・シートなんかを工夫しました。私はデザインのセンスが悪いのでかなり苦労させられました。おヒマがあればご覧下さい。
出来合いのテンプレートで、出来合いのスタイル・シートしか利用できないブログもあるんでしょうが、工夫すれば、さらに、それなりの html に関する知識は必要ですが、かなりの程度、見栄えを変えることは可能なブログが多いような気がします。スタイル・シートだけではなく、 html そのものを編集出来ると表示項目そのものを変えることも可能です。デザインについてはセンスの問題なので、評価は分かれるんでしょうが、それなりに凝ったテンプレートも可能だと思います。特に、私のブログの特徴から、テンプレートのスタイル・シートについて重視しているのは重要と考える順に以下の7点です。
- フォント
一応、私は国際派エコノミストではないかと考えないでもないので、場合によっては英語を使ったりします。今まで、英語だけでなく、フランスの Le Monde から仏語、チリの El Mercurio から西語の引用をしたこともあります。これは歴史的事実です。ですから、日本語フォントでアルファベットを表示するのではなく、欧文フォントを使いたいと思わないでもありません。 html のスタイル・シートでは表示フォントの優先順位を指定できます。私のブログでは Times New Roman にトップの優先順位を与えている場合が多いです。マシンによって欧文フォントがなかったりする場合は、それ以外のフォントで表示しますし、もちろん、日本語はデフォルトに指定されているフォントで表示されます。 - 行間設定
私のブログでは強調のために大きなフォントや色付きで表示する場合があります。少し前までは多用していたんですが、今では厳選して使うようにしていたりします。その昔に、主婦の友社から発行された「金魂巻」という本があり、マル金、マルビなどの流行語を生み出したんですが、この本の影響かもしれません。それはともかく、ブログのテンプレートで行間が固定されていると、フォントを大きくした場合に詰まってしまいますから、私は通常はフォント大きさの1.5倍で行間を指定しています。 html のスタイル・シートでは line-height の属性で指定します。しかし、私は 1.5 も 150% も 1.5em も同じだと理解していたんですが、ブラウザによる見え方の違いからか、1.5 で指定しないとダメだということに、最近ようやく気付きました。 - 引用文の体裁
新聞記事なんかを引用する場合、著作権の観点からも引用であることが明確に分かる形で引用したいと考えています。さらに、私の場合は引用元にリンクを張るようにしています。 html では blockquote タグが使えますから、引用した部分を枠囲みしたり、背景色を通常とは違えたりするのもスタイル・シートで設定します。なお、私の場合はフォントを小さめのイタリックにする場合が多いんですが、これはスタイル・シートではなく、直接にエントリー本文で指定しています。 - リスト項目の体裁
エントリーで文章を書き連ねて行くよりも、箇条書きで整理する方が見やすい場合もあります。ブログ特有の事情ではなく、通常の社会一般で作成する文章全部に言えることかもしれません。ですから、番号付きの箇条書き、番号なしのリストも私はよく使います。 html では番号付きの ol タグや番号なしの ul タグに li タグを組み合わせて使います。テンプレートの中には ol タグと ul タグを区別しないようなデフォルトの設定になっているものもありますし、適切な左余白が置かれていない場合もあったりしますから、テンプレートによっては自分で修正することもあります。 - サイドのリンクの下線
デフォルトの html ではリンクは青色のテキストで下線付きで表示されます。でも、サイドにはバックナンバーとして月別のエントリーへのリンクがあったり、カテゴリー別のエントリーへのリンクが置いてある場合が多いです。私のブログの場合は、アルベムへのリンクが長々と続いたりしています。リンクを示すサイドのテキストにいちいち下線がついているのは、私にはわずらわしく見える場合もあります。ですから、スタイル・シートでテキストの色を指定するついでに下線は消しています。マウスでポイントした時だけ下線が現れるようになっています。もっとも、エントリー本文のリンクは分かりやすいように常に下線を引いています。まあ、このあたりは趣味の問題です。 - エントリーの背景
背景色はなるべく白っぽい色にしています。どうしてかと言うと、グラフや表が必要な場合、私はネットから画像を拾って、透過 gif に変換して使っているんですが、背景色が濃い色だと見えにくい場合が多いからです。特に、経済評論の日記の場合は、最近、景気の転換点を探るためにも熱心に図表を掲載しています。この場合、真っ白でなくても、透過 gif が見やすい背景色にするのも、スタイル・シートで簡単に変更することが出来ます。 - エントリーの横幅
テンプレートの中にはエントリー本文の横幅が狭いものもあったりします。私は 200 ピクセルに縮小表示した子供達の写真を並べて置くことがありますから、最低でもエントリー本文の横幅が 420 ピクセルくらい欲しいところです。写真だけでなく、先週には GDP 統計の表を置いたりしましたが、これもある程度の横幅を要します。このため、エントリーの横幅が制約される可能性が高いという意味で、3カラムのテンプレートは避けていますが、それでも横幅の狭いテンプレートの場合はスタイル・シートで横幅を広げたりします。
週末に少し苦労したので、その経験を活かして、今夜のエントリーはブログのテンプレートのスタイル・シートに関するトリビアな日記でした。
2007年11月18日 (日) 18:38:00
下の子をカブ隊に、おにいちゃんを理科教室に連れて行く
今日は、朝から秋晴れのいいお天気で、ここ2-3日と違って気温も上がりました。昨日はサッカーのベンチコートのような上着を着込みましたが、今日は軽めの上着で済ませました。でも、風が強くて、東京では木枯らし1号だそうです。

今日も早起きして、下の子をボーイスカウトのカブ隊の集合場所まで連れて行きます。いいお天気だったので、普段であれば自転車で行くところなんですが、今日は、ハイキングに行って帰りが遅くなるようなので地下鉄で行きます。今朝も早いのは下の子だけで、おにいちゃんは起きても来なかったりしたんですが、下の子の部屋の整理が悪くて、アレがないとか、コレが出て来ないとかで大騒ぎして、私と女房が下の子を叱り付けながら準備を整えて出かけます。ビーバー隊の時の隊長さんと違って、カブ隊に上進してからは集合時刻に厳しい隊長さんなので大急で、何とか、最後にギリギリで集合時刻前に滑り込みました。ウチの子はカブ隊の中では背が高い方ので、上の写真は太陽を顔にまともに受けた写真になってしまいました。

午後からはおにいちゃんを理科教室に連れて行きます。見飽きた気もしないでもないんですが、理科教室で白衣姿のおにいちゃんです。今日は太陽と月のクラスで天文学系のお勉強だったようです。でも、今日のクラスは我が家のおにいちゃんだけのマンツーマンになってしまっていました。実は、昨日の「音速のヒミツにせまる」の野外実習もそうで、事前には12人参加と聞いていたんですが、直前に2人キャンセルがあった上に、10人中の4人も当日に来なくて、結局、6人で出発して行きました。経営難に陥らなければいいんですが、やや心配ではあります。もっとも、1年間分の先払い方式ですから、大丈夫なのかもしれません。

今日も早起きして、下の子をボーイスカウトのカブ隊の集合場所まで連れて行きます。いいお天気だったので、普段であれば自転車で行くところなんですが、今日は、ハイキングに行って帰りが遅くなるようなので地下鉄で行きます。今朝も早いのは下の子だけで、おにいちゃんは起きても来なかったりしたんですが、下の子の部屋の整理が悪くて、アレがないとか、コレが出て来ないとかで大騒ぎして、私と女房が下の子を叱り付けながら準備を整えて出かけます。ビーバー隊の時の隊長さんと違って、カブ隊に上進してからは集合時刻に厳しい隊長さんなので大急で、何とか、最後にギリギリで集合時刻前に滑り込みました。ウチの子はカブ隊の中では背が高い方ので、上の写真は太陽を顔にまともに受けた写真になってしまいました。

午後からはおにいちゃんを理科教室に連れて行きます。見飽きた気もしないでもないんですが、理科教室で白衣姿のおにいちゃんです。今日は太陽と月のクラスで天文学系のお勉強だったようです。でも、今日のクラスは我が家のおにいちゃんだけのマンツーマンになってしまっていました。実は、昨日の「音速のヒミツにせまる」の野外実習もそうで、事前には12人参加と聞いていたんですが、直前に2人キャンセルがあった上に、10人中の4人も当日に来なくて、結局、6人で出発して行きました。経営難に陥らなければいいんですが、やや心配ではあります。もっとも、1年間分の先払い方式ですから、大丈夫なのかもしれません。
2007年11月17日 (土) 19:42:00
子供達を理科教室の「音速のヒミツにせまる」野外実習に連れて行く
今日は、朝からまずまずいいお天気でしたが、気温は上がらず寒かったです。最高気温で15度くらいだったでしょうか。昨日の反省で、私はサッカーのベンチコートのような上着を着込みましたが、さすがに、少し厚着が過ぎたような気がしました。

今日は、子供達が理科教室の野外実習に出かけます。前回の化石探しと同じく、兄弟そろっての参加です。私は集合場所までの送り迎えの担当です。朝早くに起きて、集合場所までせっせと急ぎます。でも、団地を出たところで、おにいちゃんがメガネを忘れたと言い出し、子供達を先に駅に向かわせて、私が走って取りに帰ったりします。無事にバスに乗せたのが上の写真です。おにいちゃんはちゃんとメガネをかけています。
今日の行き先は渡良瀬遊水地です。かの有名な足尾鉱毒事件による鉱毒を沈殿させ無害化することを目的に渡良瀬川下流に作られたものだということは、それなりに知られている事実だと思います。前世紀初めの大正時代に作られたんだと記憶しています。まあ、現時点では鉱毒もなくなっているのかもしれません。しかし、私なんかは理科教室の野外実習で行くのはどうかなと考えないでもないんですが、理科教室の付添いの人によれば、逆に、人間の経済活動から隔離されているため野鳥が多くいるほか、昆虫・魚類なども割合といるらしいです。希少な植物も少なくないと聞きました。環境省のレッド・データブックに掲載された絶滅危惧種も多く発見されているということで、ラムサール条約指定湿原にすべきという人もいるらしいです。もちろん、聞きかじりの知識です。深くは知りません。
今日のテーマは「音速のヒミツにせまる」ということで、1キロほど離れたところから霧笛なんかを鳴らしてみて何秒で届くかストップウォッチで測ったりとか、運動会のスタートの合図にしているようなピストルを鳴らして、距離の違うところにいる子が聞こえた時点で旗を上げて、離れた所にいるほど時間がかかるとか、いろいろと実験して来たみたいです。恥ずかしながら、これも私の不得意分野です。今日は、前回の化石探しの山道とは違ってスムーズな道のりだったようで、乗り物酔いせずに帰って来ました。でも、音速の実験ですからお土産はありませんでした。

今日は、子供達が理科教室の野外実習に出かけます。前回の化石探しと同じく、兄弟そろっての参加です。私は集合場所までの送り迎えの担当です。朝早くに起きて、集合場所までせっせと急ぎます。でも、団地を出たところで、おにいちゃんがメガネを忘れたと言い出し、子供達を先に駅に向かわせて、私が走って取りに帰ったりします。無事にバスに乗せたのが上の写真です。おにいちゃんはちゃんとメガネをかけています。
今日の行き先は渡良瀬遊水地です。かの有名な足尾鉱毒事件による鉱毒を沈殿させ無害化することを目的に渡良瀬川下流に作られたものだということは、それなりに知られている事実だと思います。前世紀初めの大正時代に作られたんだと記憶しています。まあ、現時点では鉱毒もなくなっているのかもしれません。しかし、私なんかは理科教室の野外実習で行くのはどうかなと考えないでもないんですが、理科教室の付添いの人によれば、逆に、人間の経済活動から隔離されているため野鳥が多くいるほか、昆虫・魚類なども割合といるらしいです。希少な植物も少なくないと聞きました。環境省のレッド・データブックに掲載された絶滅危惧種も多く発見されているということで、ラムサール条約指定湿原にすべきという人もいるらしいです。もちろん、聞きかじりの知識です。深くは知りません。
今日のテーマは「音速のヒミツにせまる」ということで、1キロほど離れたところから霧笛なんかを鳴らしてみて何秒で届くかストップウォッチで測ったりとか、運動会のスタートの合図にしているようなピストルを鳴らして、距離の違うところにいる子が聞こえた時点で旗を上げて、離れた所にいるほど時間がかかるとか、いろいろと実験して来たみたいです。恥ずかしながら、これも私の不得意分野です。今日は、前回の化石探しの山道とは違ってスムーズな道のりだったようで、乗り物酔いせずに帰って来ました。でも、音速の実験ですからお土産はありませんでした。
2007年11月16日 (金) 20:31:00
やっぱり最後は日本経済の見通しに関するメモランダム
今日は、朝から雲が広がり、陽射しが余りなくて気温が上がりませんでした。一気に冬が来たようなお天気でした。感性よりも慣性で洋服を選んでいますから、今日はコートを着ませんでしたが、コートを着用に及んでも不思議ではない天候だった気がします。
引き続き、エコノミストの年中行事の経済見通しに向けて、取りあえず、今夜のエントリーでも昨夜の続きで、最初の方で、経済大国ニッポンからすれば与件でもないんでしょうが、海外経済の見通しをウォッチしておきたいとおもいます。まず、 Wall Street Journal の ECONOMIC FORECASTING SURVEY が発表されました。右上のグラフの通りです。エコノミストごとの見通しを含めた詳細は WSJ.com の Economist Forecasts で見ることが出来ます。グラフを一見して分かる通り、10-12月期は7-9月期から一転して成長が大幅に減速し、来年1-3月期以降の回復も緩やかです。年末にかけてゆっくりと潜在成長率近傍に戻るとの見通しです。もちろん、これは米国経済の見通しのサーベイ結果なんですが、日本の場合は10-12月期にマイナス成長を記録する可能性がありえることはすでに何度か書きましたし、また、私の見方では米国以外の日本も欧州も、もちろん、グラフの絶対値は違うものの、同じような足取りをたどるのではないかと考えています。引用したのは上方に凸のグラフなんですが、日本の場合は下方に凸の可能性があると私は考えています。すなわち、10-12月期にかなり落ち込んだ後、1-3月期も低めの成長が続き、私は4-6月期は少し上向くと考えているんですが、ひょっとしたら、4-6月期も停滞感が継続する可能性を排除できません。でも、何となくではありますが、私が今年と来年の日米欧の経済見通しについて考えているホンワカとしたイメージをよく表している気がしますので、日本経済の見通しの前段として取り上げてみました。
それから、日米欧経済以外の新興国の経済見通しのひとつとしてアジアを考えると、 "East Asia Remains Robust Despite U.S. Slow Down" と題して、世銀が東アジアの経済見通しを発表しています。コンセンサス予想だそうです。ほとんど注目されていませんが、上の表の通りです。一応、日本も東アジアの国ですから、最後の列に入っていたりします。発表文の最初の2パラだけを原文で引用すると以下の通りです。世銀らしく、単なる経済見通しだけでなく、1日当たり2ドル以下で生活している貧困層が1990年の10億人から初めて5億人以下に減少したなど、貧困削減の進展なんかについても触れています。
日本の新聞をはじめとして、海外でもほとんど注目されなかったんですが、唯一、 International Herald Tribune だけが記事として取り上げていたりしました。一番下の列ですから、ついでに入ってるだけなんでしょうが、日本も今年2007年2.0%、来年2008年1.8%の成長と見通されていたりします。本邦エコノミストは政府経済見通しに合わせたのかどうか、年度で計数を出す習慣になっていて、暦年と年度の微妙な違いはありますが、なかなか、いいセンを行っているような気がしないでもありません。アジアでは米国のサブプライム・ローン問題に端を発する金融市場の動揺の影響も少なく、2桁成長を続ける中国を含めて、東アジアの途上国では2008年までの見通し期間において8%成長を達成するとの見通しです。現在の日本では考えられないような高成長に見えます。注目はされていないんですが、東アジア地域の最新の見通しとして、日本も含めて、リーズナブルな結果のように思わなくもありません。なお、念のためなんですが、Wall Street Journal と違って、世銀のホームページには日本語訳もあったりします。拠出額はかなり大きいですから、当然かもしれません。欧米だけでなく、アジアの経済見通しも視野に入れています。ジワジワと日本に近づいています。
最後に、いよいよ、日本経済の見通しに関するメモランダムです。今週13日に発表された1次QEを受けて、同業者の間でも今年度と来年度の経済見通しの作業がほぼ一段落したんではないかと思います。もっとも、12月7日の2次QEを待っているところもありますし、少なくとも、2次QEで足元調整を行うところが少なくないような気がします。ある意味で、11月から12月にかけては経済見通しに関係するエコノミストにとってもっとも忙しい時期のひとつであると言えます。エコノミストの間で意見交換がもっとも頻繁に行われる季節でもあります。ということで、最後の最後に、1次QEを受けた経済見通し作業をすでに終えた主要なシンクタンクなんかの WEB 上に置いてある発表文書(PFDファイル)へのリンクを50音順で以下に取りまとめておきます。見通し機関の後のカッコ内の数字はヘッドラインの実質成長率です。今年度は1%台半ば、来年度が2%を少し上回るくらい、というのが中央値かもしれません。
引き続き、エコノミストの年中行事の経済見通しに向けて、取りあえず、今夜のエントリーでも昨夜の続きで、最初の方で、経済大国ニッポンからすれば与件でもないんでしょうが、海外経済の見通しをウォッチしておきたいとおもいます。まず、 Wall Street Journal の ECONOMIC FORECASTING SURVEY が発表されました。右上のグラフの通りです。エコノミストごとの見通しを含めた詳細は WSJ.com の Economist Forecasts で見ることが出来ます。グラフを一見して分かる通り、10-12月期は7-9月期から一転して成長が大幅に減速し、来年1-3月期以降の回復も緩やかです。年末にかけてゆっくりと潜在成長率近傍に戻るとの見通しです。もちろん、これは米国経済の見通しのサーベイ結果なんですが、日本の場合は10-12月期にマイナス成長を記録する可能性がありえることはすでに何度か書きましたし、また、私の見方では米国以外の日本も欧州も、もちろん、グラフの絶対値は違うものの、同じような足取りをたどるのではないかと考えています。引用したのは上方に凸のグラフなんですが、日本の場合は下方に凸の可能性があると私は考えています。すなわち、10-12月期にかなり落ち込んだ後、1-3月期も低めの成長が続き、私は4-6月期は少し上向くと考えているんですが、ひょっとしたら、4-6月期も停滞感が継続する可能性を排除できません。でも、何となくではありますが、私が今年と来年の日米欧の経済見通しについて考えているホンワカとしたイメージをよく表している気がしますので、日本経済の見通しの前段として取り上げてみました。それから、日米欧経済以外の新興国の経済見通しのひとつとしてアジアを考えると、 "East Asia Remains Robust Despite U.S. Slow Down" と題して、世銀が東アジアの経済見通しを発表しています。コンセンサス予想だそうです。ほとんど注目されていませんが、上の表の通りです。一応、日本も東アジアの国ですから、最後の列に入っていたりします。発表文の最初の2パラだけを原文で引用すると以下の通りです。世銀らしく、単なる経済見通しだけでなく、1日当たり2ドル以下で生活している貧困層が1990年の10億人から初めて5億人以下に減少したなど、貧困削減の進展なんかについても触れています。
Washington, DC, November 14, 2007 - East Asian economies are likely to remain robust in 2008 despite growing concerns about the U.S. sub-prime crisis and increasing global oil prices, says the World Bank's latest East Asia & Pacific Update - Will Resilience Overcome Risk? Highlighting this, the report finds that for the first time, the number of poor people living below $2 a day in East Asia has fallen below 500 million - down from 1 billion in 1990.
The Update - a six-monthly report on the region's economic and social health - finds that growth in emerging East Asia is expected to exceed 8 percent in 2007 for a second year in a row and to moderate only slightly in 2008. Although East Asian exports to the US have already slowed, more buoyant investment and consumption in China and other countries have allowed growth to remain strong and even pick up this year.
日本の新聞をはじめとして、海外でもほとんど注目されなかったんですが、唯一、 International Herald Tribune だけが記事として取り上げていたりしました。一番下の列ですから、ついでに入ってるだけなんでしょうが、日本も今年2007年2.0%、来年2008年1.8%の成長と見通されていたりします。本邦エコノミストは政府経済見通しに合わせたのかどうか、年度で計数を出す習慣になっていて、暦年と年度の微妙な違いはありますが、なかなか、いいセンを行っているような気がしないでもありません。アジアでは米国のサブプライム・ローン問題に端を発する金融市場の動揺の影響も少なく、2桁成長を続ける中国を含めて、東アジアの途上国では2008年までの見通し期間において8%成長を達成するとの見通しです。現在の日本では考えられないような高成長に見えます。注目はされていないんですが、東アジア地域の最新の見通しとして、日本も含めて、リーズナブルな結果のように思わなくもありません。なお、念のためなんですが、Wall Street Journal と違って、世銀のホームページには日本語訳もあったりします。拠出額はかなり大きいですから、当然かもしれません。欧米だけでなく、アジアの経済見通しも視野に入れています。ジワジワと日本に近づいています。
最後に、いよいよ、日本経済の見通しに関するメモランダムです。今週13日に発表された1次QEを受けて、同業者の間でも今年度と来年度の経済見通しの作業がほぼ一段落したんではないかと思います。もっとも、12月7日の2次QEを待っているところもありますし、少なくとも、2次QEで足元調整を行うところが少なくないような気がします。ある意味で、11月から12月にかけては経済見通しに関係するエコノミストにとってもっとも忙しい時期のひとつであると言えます。エコノミストの間で意見交換がもっとも頻繁に行われる季節でもあります。ということで、最後の最後に、1次QEを受けた経済見通し作業をすでに終えた主要なシンクタンクなんかの WEB 上に置いてある発表文書(PFDファイル)へのリンクを50音順で以下に取りまとめておきます。見通し機関の後のカッコ内の数字はヘッドラインの実質成長率です。今年度は1%台半ば、来年度が2%を少し上回るくらい、というのが中央値かもしれません。








