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2014年10月13日 (月) 17:35:00

映画「蜩ノ記」を見に行く

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数日前から今日は台風の襲来で室内競技を志向すると決意し、前々からチケットを買ってあった映画「蜩ノ記」を見て来ました。ご存じ、葉室麟の原作は直木賞を受賞しています。もちろん、私は原作も読んでいるんですが、やっぱり名作名映画です。映画館もほぼ満員で人気のほどがうかがえました。その昔の山田洋次監督作品の「たそがれ清兵衛」が時代考証にあまりに忠実で光が足らずに暗すぎるとの評価がありましたが、私のようなシロートにも分かりやすく作ってありました。ただ、名作を原作とする名映画であるという評価の上で、あえて、難点を上げれば、これは葉室麟の時代小説すべてに共通するんですが、地域性が出ていません。そして、この映画の主要な登場人物に右筆という職にある武士がいて、文章の清書役なんですが、どうも筆の持ち方が現代風のペンと同じで少し気になりました。私が書道を習っていた時には鷲づかみでもよいので安定する持ち方にして紙に対して筆が直角となるように持つべし、と教わりましたが、まあ、芸術としての書道ではなく、日常的な事務を執る上での清書ですからペンと同じなのかもしれません。でも、映画ならではの間違いで、最後に戸田秋谷が切腹する8月8日の前の晩の月が満月であるハズはありません。昔の太陰暦における満月は15日のいわゆる十五夜ですから、8日であれば上弦の月ぐらいでしょうか。また、切腹の当日に「今日も暑いな」との台詞がありますが、8月はすでに晩秋ですから、いかがなものかという気もしました。最後の最後にこの2点で映画が締まらなく感じましたが、繰返しになるものの、キャスティングは文句なしですし、いい時代小説を原作にしたいい映画でオススメです。
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