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2018年02月20日 (火) 20:24:00

連合総研による「AI(人工知能)が職場にもたらす影響に関する調査」結果やいかに?

先週2月16日付けで、連合総研から「AI(人工知能)が職場にもたらす影響に関する調査」の結果が明らかにされています。ネット調査であり、調査対象は加盟組合員だけでなく、働く男女1,000名の有効サンプルを集計したとされています。まず、リポートから調査結果の概要を6点引用すると以下の通りです。


  • AIのイメージ1位「記憶力や情報量が多い」
    臨機応変な対応や創造性の能力は、苦手なイメージ
  • AI導入で「自分の仕事が変わる」と3人に2人が予想
  • AIの導入で仕事は楽になる?それとも負担が増える?
    4割半ばが「仕事が楽になる」と予想
  • AI導入で労働時間がどう変わる? 2割半ばが「減る」と予想
    減少予想は「運輸」「金融・保険」で高く、AI導入で長時間労働の緩和に期待
  • AIの活用で「勤務先が維持・成長・発展する」と考える人は約6割
  • AIが導入されたら現在のスキル・知識で対応できる? 「できないと思う」が7割弱
    AIに関する知識やスキルに自信のない人が多いという結果


ということで、とても興味あるテーマですので、図表を引用しつつ、簡単に取り上げておきたいと思います。
まず、グラフは引用しませんが、AIに対する認知度ですが、「意味をよく知っている」は31.5%、「言葉自体は聞いたことがある」が57.8%と、合わせて9割近い認知度を示しており、男女差は大きくないものの、わずかに男性の方が認知度高く、年齢的には20代から60代以上まで大雑把に90%近くで大差ありません。
これも図表は引用しませんが、「記憶力や情報量が多い」で76.8%、「ミスが少なく正確な判断ができる」が67.5%、「複数の事象を把握・対応ができる」が64.2%、「経験にもとづいた対応ができる」が61.4%で続いており、記憶力や正確性、マルチタスク能力などに優れているとの印象が持たれている一方で、臨機応変な対応や創造性の能力については他に比べて優れているとイメージしている人が少ないようです。私が印象的だったのは、業種別に、「ミスが少なく正確な判断ができる」や「複数の事象を把握・対応ができる」とのイメージを持っている人の割合がもっとも高かったのは金融・保険業だった点で、それぞれ約8割に上っています。

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まず、リポートから 今後、AIが普及することに対してどう思うか に関するグラフを引用すると上の通りです。先ほどの正確性などに対する期待が大きかった金融・保険業で、期待感ももっとも高く70%超を示しています。建設業や飲食・宿泊業などの人手不足の影響大きい業種では期待度は決して高くなく、逆に、公務等で不安感がもっとも大きく20%に達しています。公務員のひとりとして判る気もします。

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次に、リポートから 今後、自分の勤務先が、AIの活用によって、維持・成長できると思うか に関するグラフを引用すると上の通りです。何と、AIを活用しても縮小したり、存続も難しいとする回答も一定割合あって、「維持・成長・発展が見込める」と一括されている割合が60%にとどまっています。私の実感としてはかなり悲観派が多い気もします。その背景として、これもグラフは引用しませんが、冒頭の調査結果概要にあるように、AIに関して現在のスキル・技術で対応できると思うか聞いたところ、「できると思う」は32.7%、「できないと思う」は67.3%で、後者が圧倒的多数でした。このあたりが今後のAI化推進の阻害要因のひとつになるのかもしれません。
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