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2020年06月12日 (金) 16:00:00

1-3月期GDP統計2次QEを受けた短期見通しやいかに?

今週月曜日6月8日に内閣府から公表された1~3月期GDP統計速報2次QEを受けて、シンクタンクや金融機関などから短期経済見通しがボチボチと明らかにされています。四半期ベースの詳細計数まで利用可能な見通しについて、今年度2020年いっぱい、すなわち、2021年1~3月期くらいまで取りまとめると以下の通りです。なお、下のテーブルの経済見通しについて詳細な情報にご興味ある向きは一番左の列の機関名にリンクを張ってありますから、リンクが切れていなければ、pdf 形式のリポートが別タブで開いたり、ダウンロード出来たりすると思います。計数の転記については慎重を期しているつもりですが、タイプミスもあり得ますので、各機関のリポートでご確認ください。なお、"pdf" が何のことか分からない人は諦めるしかないんですが、もしも、このブログの管理人を信頼しているんであれば、あくまで自己責任でクリックしてみましょう。本人が知らないうちにAcrobat Reader がインストールしてあって、別タブが開いてリポートが読めるかもしれません。

機関名2020/1-32020/4-62020/7-92020/10-122021/1-3FY2020
actualforecast
日本経済研究センター▲0.6
(▲2.2)
▲7.1+0.5+1.8+1.3▲6.8
日本総研(▲21.2)(+9.7)(+4.2)(+5.0)▲4.6
大和総研▲5.6
(▲20.5)
+1.3
(+5.1)
+1.2
(+4.9)
+1.0
(+4.2)
▲5.1
ニッセイ基礎研▲6.7
(▲24.4)
+1.9
(+8.0)
+2.1
(+8.6)
+1.0
(+4.1)
▲5.5
第一生命経済研▲6.3
(▲23.0)
+2.3
(+9.3)
+1.1
(+4.5)
+0.6
(+2.3)
▲5.3
三菱UFJリサーチ&コンサルティング▲6.3
(▲23.0)
+2.5
(+10.2)
+1.5
(+6.2)
+1.5
(+6.1)
▲4.8
SMBC日興証券▲3.7
(▲13.9)
+0.7
(+2.9)
▲0.1
(▲0.4)
+0.8
(+3.4)
▲4.3
農林中金総研▲5.4
(▲19.9)
+2.1
(+8.7)
+0.5
(+2.0)
+0.2
(+0.9)
▲5.0
東レ経営研▲6.7+0.9+1.8+0.8▲6.3


各列の計数については上段のカッコなしの数字が季節調整済み系列の前期比で、下段のカッコ付きの数字が前期比年率となっています。1~3月期までは内閣府から公表された2次QEに基づく実績値、4~6月期からは見通しであり、すべてパーセント表記を省略しています。なお、いくつか、前期比のみとか、前期比年率のみの公表のシンクタンクがありますが、カッコのあるなしで見分けられることと思います。それから、三菱総研はシナリオを3通り示して、それぞれの見通し計数を明らかにしているところ、上の総括表では①のシナリオ、すなわち、経済活動抑制が2020年5月末にピークアウトするという、もっとも楽観的なシナリオを取り上げています。ということで、昨年2019年10月の消費税率の引上げを受けて、2019年10~12月期が大きなマイナス成長となったのに続き、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の拡大防止のための経済活動抑制措置が広がり、2四半期連続で1~3月期もマイナス成長が続き、足元の4~6月期がもっとも大きなマイナス成長を記録することが確実と見込まれています。ただ、これまた、すべての機関で7~9月期にはプラス成長に回帰し、その後も多くのシンクタンクはプラス成長を続ける、という見通しを示しています。もっとも、2020年度をならせば成長率は▲4~6%のかなり大きなマイナス成長となる可能性が示唆されています。
昨日、OECDの「経済見通し」を取り上げたのですが、暦年と年度の違いはあるものの、大雑把に整合的ではないかと私は見ています。OECDの単発シナリオでCOVID-19を抑え込めれば、2020年に▲6.0%のマイナス成長に陥った後、、2021年には+2.1%とプラス成長に回帰すると見ている一方で、双発シナリオでは来年もマイナス成長が続く、とされています。私はCOVID-19のパンデミックは減衰しつつも何度か揺り戻しがあるものと覚悟しています。もっとも、減衰の程度を考慮すれば、第2波以降は「パンデミック」の範疇には入らない可能性もあります。こういった方面に無力なエコノミストとしては、早くワクチンか特効薬の開発ができないものかと感じています。下のグラフは、ニッセイ基礎研のリポートから引用しています。

photo
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